学生に生理用ナプキンを1年分無償提供する「奨学ナプキン」 奨学生を対象に「生理に関するアンケート」を実施

・「ナプキンの枚数を気にせず使えることで心の余裕が生まれた」など、9割超が「奨学ナプキン」によって生理期間中の気持ちに変化あり/・「生理で困ったときに誰にも相談できない」などの課題も明らかに

大王製紙株式会社

「エリエール」ブランドの生理用品「エリス」を展開する大王製紙株式会社(本社:東京都千代田区)は、多様性のある社会でひとりひとりの生理に寄り添うプロジェクト「meet my elis」を2022年4月7日(木)に始動。プロジェクトの一環として、さまざまな理由から生理用品の入手に困っている学生2,000名を対象に、生理用ナプキンを1年間無償でプレゼントする「奨学ナプキン」を実施しています。
このたび、「奨学ナプキン」の効果や生理に関する課題を明らかにし、今後より適切なサポートを行うことを目的に、奨学生を対象に「奨学ナプキン」や生理に関するアンケートを行ったところ、奨学生の9割以上が「奨学ナプキンによって生理期間中の気持ちに変化があった」と回答。コメントからは金銭的・精神的余裕が生まれたことなどが明らかになりました。
その一方で、生理に関して困ったときに6人に1人が「誰にも相談できていない」現状や、生理の知識について「十分に足りている」と感じている人はわずか1割程度であることが判明。生理に関する“知識の貧困”の深刻な実態が浮き彫りになりました。

■「奨学ナプキン」中間アンケート調査
奨学生に選ばれた学生を対象に、「奨学ナプキン」や生理に関するアンケートを実施。小学生から大学生まで計1,390名の方に回答いただきました。

<調査トピックス>
①奨学ナプキンを受け取った奨学生の9割以上が「生理期間中の気持ちに変化があった」と回答
 「ナプキンの枚数を気にせず使えることで心の余裕が生まれた」など前向きな声が多数
②困ったときに相談する相手は「同性の保護者」が7割以上を占める一方で、
 6人に1人は誰にも相談できていない現状が明らかに
生理に関する知識が「十分に足りている」と感じている人はわずか1割程度
 「いつ病院に行ったらいいの?」「生理痛の対処法は?」生理に関する知識の貧困が顕在化

-「奨学ナプキン」中間アンケート調査結果-
①奨学ナプキンを受け取った奨学生の9割以上が「生理期間中の気持ちに変化があった」と回答
「ナプキンの枚数を気にせず使えることで心の余裕が生まれた」など前向きな声が多数

ナプキンを受け取った奨学生に生理期間中の気持ちの変化の有無について尋ねたところ、63.4%が「とても変化があった」と回答しました。また、31.7%が「少し変化があった」と回答しており、9割以上の奨学生が変化を実感していることが明らかになりました。

具体的にどのような変化があったか尋ねたところ、「今までは薬局で最も安い商品(昼用・少ない日用)を常に使っていたため、価格を気にせず夜用のナプキンを使えるようになって生理中も熟睡できるようになった」「トイレに行く回数を減らすために飲食を控えていたが、今では好きなものを好きなときに食べることができる」など、枚数を気にせず使えるようになったことで金銭的・精神的に余裕が生まれたという声が多く見られました。
また、ナプキンを交換する頻度が増えたことによって「生理期間中の皮膚トラブルが減った」といった声も寄せられており、衛生面におけるストレス軽減にもつながったことが明らかになりました。


②困ったときに相談する相手は「同性の保護者」が7割以上を占める一方で、
6人に1人は誰にも相談できていない現状が明らかに

生理に関して、「困ったときに誰に相談しているか」を尋ねたところ、7割が「母、叔母、祖母などの同性の保護者(70.2%)」に頼っていると回答。次いで「学校の友人・知人(41.0%)」という結果になりました。その一方で、「誰にも相談していない・相談したことがない(15.7%)」という声も上がっており、6人に1人は困ったときに相談できる相手がいないという現状が明らかになりました。


③生理に関する知識が「十分に足りている」と感じている人はわずか1割程度
「いつ病院に行ったらいいの?」「生理痛の対処法は?」生理に関する“知識の貧困”が顕在化

生理に関する知識は十分に足りているかを尋ねたところ、「十分に足りている」と答えた人はわずか12.7%。どのような情報が足りていないかを尋ねる質問には、「痛みや出血がひどいときにどのタイミングで病院に行けば良いのかわからない」「自分の生理周期や経血量が正常なのかわからない」との声が多く寄せられました。
さらに、「体育の授業を欠席すると成績に影響することがある」「動けなくなるくらい生理痛がひどくなることを理解してもらえない」などの声も目立ち、当事者のみならず、周囲の人の知識や理解を深めていく必要性も浮き彫りになりました。


本調査を通して、「奨学ナプキン」が多くの奨学生の金銭的・精神的な負担の軽減につながっていることが明らかになりました。一方で、困ったときに相談できる相手がいないという現状や、生理に関する”知識の貧困”などの今後解決すべき課題も明らかになりました。
多様性のある社会でひとりひとりに寄り添うブランド「エリス」は、生理に関する正しい知識をひとりでも多くの方に知っていただくために「お役立ち情報」を発信しております。調査結果を踏まえ、憂鬱になりがちな生理期間を少しでも多くの方が安心して過ごせるように今後もさまざまな情報を提供してまいります。
【エリス「お役立ち情報」】 https://www.elleair.jp/elis/useful_info/

<調査概要>
【対象者】 下記「奨学ナプキン」に当選した奨学生
https://www.elleair.jp/elis/meetmyelis-shogaku/
【調査期間】 2022年8月1日(月)~8月14日(日)
【調査手法】 アンケート調査
【サンプル数】 1,390名

-「奨学ナプキン」概要-
昨今、経済面や環境面などさまざまな理由で生理用品を手にすることが難しい「生理の貧困」が注目されています。そこで、ひとりひとりに寄り添うブランドに刷新したエリスは、生理用品の入手にお困りの学生を対象に、1年分の生理用ナプキンを3回に分けて無償提供する「奨学ナプキン」の取り組みを開始しています。
【特設サイト】https://www.elleair.jp/elis/meetmyelis-shogaku/

■スケジュール
<2022年>
4月7日(木)~5月20日(金):奨学生募集
※1,000名の募集に対し、9,000名を超える応募をいただいたため、奨学生を計2,000名に増やすことを決定
6月30日(木):奨学生2,000名様へ生理用ナプキンをお届け(1回目)
8月1日(月)~8月14日(日):中間アンケート実施
10月25日(火):奨学生2,000名様へ生理用ナプキンをお届け(2回目)
12月:最終アンケート実施予定

<2023年>
2月:奨学生2,000名様へ生理用ナプキンをお届け予定(3回目)

■賛同企業・団体
「奨学ナプキン」は、多数の企業・団体から賛同表明をいただいております。今後も多くの企業・団体さまからのご理解と共感をいただけるよう、多様性のある社会でひとりひとりの生理に寄り添うきっかけ作りを続けてまいります。
【賛同企業・団体一覧】 ※以下は一例 ※順不同
ツルハドラッグ/くすりの福太郎/杏林堂薬局/アルカドラッグストア/
ドラッグストアmac/大賀薬局/有限会社ひまわり/NPO法人Mama's Café/
特定非営利活動法人ぎふ多胎ネット/.Style(ドットスタイル)/学校法人駒澤大学

【参考】
「meet my elis」プロジェクトとは

「meet my elis」とは、2022年4月にブランドメッセージを「だれかではなく、あなたのそばに。」に刷新したエリスが、多様性のある社会でひとりひとりの生理に寄り添うために発足したプロジェクトです。
「個人を大切にするブランドの志を知ってもらい、自分に合う生理用品を見つけてもらう」ことを女性たちに理解・実感してもらいたいという想いから、「meet my elis」と名付けました。「meet」にはエリスの志/自分に合う商品との”出会い”、「my」には女性向けではなく”わたし向け”の意味を込めています。ブランドまたは商品との「新鮮な出会い」を生み出すことを大切にし、「奨学ナプキン」を始めさまざまな活動を行っていきます。

 


エリスについて
■だれかではなく、あなたのそばに。
エリスは、2022年4月にブランドメッセージを「だれかではなく、あなたのそばに。」とし、ひとりひとりに寄り添うブランドに刷新しました。多くの女性により自分らしい毎日を過ごしていただきたいという願いのもと、エリスは常識にとらわれず、ひとりひとりの価値観やライフスタイルに寄り添っていきます。

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会社概要

大王製紙株式会社

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URL
http://www.elleair.co.jp
業種
製造業
本社所在地
東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム
電話番号
-
代表者名
若林 賴房
上場
東証1部
資本金
304億円
設立
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