FRONTEOのAIを活用したメール監査システム「KIBIT Communication Meter」、岡三証券で導入
2023年4月に創業100周年を迎える岡三証券では、「お客さま大事」の経営哲学の下、お客さまと近い距離で資産運用サービスを提供し続けてきた「伝統」を守りながら、これからの時代のお客さまニーズに応えるためデジタル化を加速しています。その一環として、コロナ禍以降、メールによるコミュニケーションツールを導入し、お客さまとのリレーション強化を図ってきました。それと同時に、お客さま本位の業務運営の徹底を進めるなかでコンプライアンス部におけるメール監査業務負荷の増大とそれに対応する運用体制の確立が課題となっていました。
この度のCommunication Meter導入により、AIによる対象メールの日次での全件解析の実現と、AIがリスクと判断したメールを人が優先的に確認することによりお客さま本位の業務運営を徹底しながら業務効率化を実現しました。
Communication Meterは、KIBITの独自のアルゴリズムにより、異なる表現でも類似性や文脈を捉え、文章の特徴量を抽出できることから、大量のキーワード設定による抽出過多や表記ゆれによる抽出漏れなどを解消し、高い精度でメッセージの抽出を行えることが特徴です。また、送受信日時や送受信者名、件名だけでなく、本文や添付ファイル(テキスト抽出可能なもの)を網羅的に解析し、大量のメッセージの中から調査が必要なものを絞り込むことが可能になるため、監査官の業務を大幅に削減し、効率的な監査体制の構築、不正の早期発見・再発防止に貢献します。企業において職員と顧客等との間で交わされるメール、チャット等の件数増を受け、多様な企業での導入が進んでいます。
FRONTEOは、コンプライアンス遵守を目的とした業務の効率化・高度化に寄与すべく、より良いAIソリューションの研究開発ならびにサービス提供に取り組んでまいります。
■KIBITについて URL: https://www.fronteo.com/products/kibit/
「KIBIT」は、専門家や業務熟練者が備える“暗黙知”を再現した独自の機械学習アルゴリズムを用い、キーワードに頼らずテキストを解析する人工知能です。高い自然言語処理技術を持ち、少量の教師データで短時間での高精度な解析が可能で、不正調査、知財戦略、技能伝承、危険予知等の分野で業務の効率化・高度化に貢献しています。
■FRONTEOについて URL: https://www.fronteo.com/
FRONTEOは、自然言語処理に特化した自社開発AIエンジン「KIBIT(読み:キビット)」と「Concept Encoder(商標:conceptencoder、読み:コンセプトエンコーダー)」、「Looca Cross(読み:ルーカクロス)」を用いて膨大な量のテキストデータの中から意味のある重要な情報を抽出し、企業のビジネスを支援する、データ解析企業です。2003年8月の創業以来、企業の国際訴訟を支援する「eディスカバリ(電子証拠開示)」や「デジタルフォレンジック調査」などのリーガルテック事業をメインに、日本、米国、韓国、台湾とグローバルに事業を展開してきました。同事業で培ったAI技術をもとに、2014年よりライフサイエンス分野、ビジネスインテリジェンス分野、経済安全保障へと事業のフィールドを拡大し、AIを用いて「テキストデータを知見に変える」ことで、創薬支援、認知症診断支援、金融・人事・営業支援など、様々な企業の課題解決に貢献しています。2007年6月26日東証マザーズ(現:東証グロース)上場。2021年1月第一種医療機器製造販売業許可を取得(許可番号:13B1X10350)、同9月管理医療機器販売業を届出(届出番号:3港み生機器第120号)。資本金3,034,846千円(2022年3月31日現在)。
※FRONTEO、KIBIT、conceptencoder、Looca CrossはFRONTEOの日本における登録商標です。
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