イベントと地域の飲食店等を繋ぎ、地域経済活性化を促進する『ローカルコミュニティマップ』を提供開始
地域事業者はLINE経由でイベント来訪予測等の需要が共有され、営業状況やクーポンのリアルタイム発信も可能に
株式会社ナビタイムジャパン(代表取締役社長:大西 啓介、本社:東京都港区)は、2025年7月14日(月)より、自治体や観光協会、スポーツクラブなどの観光振興やイベント開催などを行う企業・団体(以下、観光・イベント主体者)向けに、イベントと地域の飲食店や事業者を繋ぎ、地域経済活性化をサポートする新たなソリューション『ローカルコミュニティマップ』を提供開始いたします。

本ソリューションでは、①LINE公式アカウントを活用した観光・イベント主体者と地域事業者間のコミュニティプラットフォームと、②観光やお祭り、スポーツ観戦、音楽イベント等をきっかけに地域を訪れる来訪者向けの情報提供デジタルマップを提供します。
①により観光・イベント主体者と地域事業者との連絡体制を構築するとともに、地域事業者の営業状況や本日のお知らせなどの情報入力機能を提供します。また、①で入力された情報を、②のデジタルマップにリアルタイムに表示します。
通常の観光シーンに加え、スポーツツーリズムやコンテンツツーリズムなど一極集中型の観光需要に対しても利用できる観光DXソリューションとなっており、来訪者の利便性向上やイベント前後の移動や地域周遊、飲食や購買、宿泊等の促進、観光地経営の高度化に寄与します。

■本ソリューションの主な機能
①観光・イベント主体者と地域事業者間のコミュニティプラットフォーム
観光・イベント主体者と、飲食店や宿泊施設、観光施設、交通事業者等の地域事業者との連携体制を構築し、よりスムーズなコミュニケーションを実現するために、本ソリューションのLINE公式アカウントを提供します。普及率が高く、使い慣れたLINEを活用することで、地域事業者の利用へのハードルを下げ、誰もが簡単に利用・操作できるようにしています。
(1)【連絡機能】地域事業者に、イベント当日の予測来場者数や施策提案等の各種情報を提供
LINEのメッセージ配信機能を用いて、観光・イベント主体者が保有するイベント概要やチケット販売枚数、天気・日時に応じた予測来場者数等の情報を共有できます。また、ナビタイムジャパン独自の生成AIが、店舗の人員増強や来訪者向けのクーポン配信などの具体的なアクションを提案します。これらにより、これまでの事業者自身の経験による仕入れや集客予想よりも効率的に業務ができ、生産性の向上に繋げます。
(2)【情報入力機能】地域事業者が営業状況・クーポン・お知らせ等をリアルタイムにデジタルマップに配信可能
LINE上で「空席あり」「祝勝利!ドリンク1杯サービス」などリアルタイムの営業状況やクーポンを入力すると、来訪者向けのデジタルマップに即時反映されます。イベントの終了時間に合わせたリアルタイム情報の発信や、試合結果に応じたキャンペーンの発信で、来訪者の利用・来店を促進します。
(3)【管理機能】地域事業者の入会申込や請求業務、情報管理等が可能
観光・イベント主体者向け機能として、地域事業者の管理機能も備えています。LINE上で、入会申込や店舗情報などを一元管理できます。また、オンライン決済機能により、入会した事業者に対する請求・集金業務も行えます。観光・イベント主体者の業務負荷を軽減し、取組の規模拡大や、持続可能性の向上にも寄与します。

②来訪者向け情報提供デジタルマップ
イベント会場周辺の交通情報やグルメ、飲食店、観光スポット、クーポンなどの情報をデジタルマップに集約して、来訪者へ情報提供が可能です。店舗やスポットの情報では、①にて地域事業者が発信したリアルタイムな営業状況やキャンペーン情報を地図上にわかりやすく表示し、誘客のフックとします。
リアルタイム情報の発信は、店舗へ行ってみたら満席だった、イベント後に訪れたら営業が終了していた、などの機会損失を低減し、来訪者の満足度向上にも寄与します。
また、観光・イベント主体者のカラーにあわせたカスタマイズや、スポット検索機能、経路検索機能、スタンプラリー機能、多言語対応などの豊富な機能も利用可能です。デジタルマップは、webサービス形式で提供するため、観光・イベント主体者のオウンドメディアでのリンク掲載やアプリ内でのWeb地図表示が可能です。

■開発の背景
本ソリューションは、藤枝市の「蹴球都市藤枝 Next100 スポーツツーリズムプロジェクト」や、Jリーグクラブ「モンテディオ山形」の「モンタビ」プロジェクトにおいて、観光・イベント主体者と地域事業者が連携し、スタジアムに訪れる観戦者への、試合前後の移動や地域周遊、飲食や購買、宿泊等の促進によってエリア内の地域周遊・地域消費の活性化を図る取り組みを実施する中で得た課題や知見・ノウハウを活用して構築した仕組みをベースに開発いたしました。
藤枝市 スポーツ文化観光部 観光交流政策課 課長 大久保様 コメント
本ソリューションの導入により、地域事業者とのつながりが生まれ、地域を巻き込んだイベントがしやすくなるなど、地域が一体となり取り組みを進めていくきっかけの1つとなりました。
また、リアルタイム情報が見えるのは新規性が高く、観戦客やサポーターにすぐ案内できる飲食店を紹介しやすくなる等、地域でのスポーツツーリズム促進・観光DX促進に大きく寄与しています。
さらに、地域事業者からは、「簡単な操作で情報発信が即時にできて便利」という声を多くいただいているとともに、行政担当者内でも「簡単な操作で情報発信ができて事業者の取組意欲を掻き立てる優れたツール」との声が上がっております。
本ソリューションを活用した様々な取組を通じて、地域事業者と一体となり、藤枝市の地域経済活性化に取り組んでまいります。
・参考:藤枝市と共同で、サッカー観戦による地域経済活性化を目指す「蹴球都市藤枝 Next100 スポーツツーリズムプロジェクト」を実施
https://corporate.navitime.co.jp/topics/pr/202407/19_5763.html
株式会社モンテディオ山形 運営部 ホームタウン担当 荒井様 コメント
本サービスの導入により、私たちモンテディオ山形と地域事業者との間に新たなつながりが生まれ、イベントと地域経済がより有機的に連動する基盤が整いつつあります。我々が作り上げたいのは、プロスポーツをハブとしながら、街に人を呼び込む貴重な機会を作り上げ、その来訪者を地域全体で迎え、経済活動へとつなげる仕組みは非常に意義ある取り組みです。
特に「モンタビ」を通じて、来場者がリアルタイムで地域情報を取得し、試合前後の飲食や観光などを楽しむ動きが少しずつ可視化され始めたことは、新たな可能性の一歩だと感じています。
今後は、このプラットフォームを通じてさらに多くの地域事業者が参加し、モンテディオ山形のホームゲームが“地域を巡るきっかけ”となるよう、クラブとしても地域と一体になって歩んでいきたいと考えています。地方だからこそ実現できる“人と人との密な連携”を活かし、山形の魅力を深く届けられる仕組みへと成長させていければと思っております。
・参考:「モンタビ」プロジェクトについて
https://site.uni-tabi.jp/montabi
本プロジェクトでは、当社が共同運営する、サッカー観戦&観光の情報アプリ『ユニタビ』にてデジタルマップを表示し、スタジアム観戦を行う1日を「旅」と捉え、試合の前後もユニフォームを着て街を歩き、観光地巡りや食事をお楽しみいただく取り組みとして実施しました。
■今後の展望
ナビタイムジャパンは、これからも、経路探索の技術や移動に関わるサービスの開発・提供、移動‧交通ビッグデータ分析等の知見を生かし、来訪者の利便性向上やイベント前後の移動や地域周遊、飲食や購買、宿泊等を促進し、地域周遊や地域経済活性化、観光地経営の高度化に貢献いたします。

●ナビタイムジャパンのスポーツビジネス事業について
「スポーツ×観光×交通」の共創とDX支援を通じて、スポーツによる地域活性化に取り組む自治体や事業者向けのソリューションの提供や、課題解決のサポートに取り組んでいます。具体的には、経路探索の技術や移動に関わるサービスの開発・提供、移動‧交通ビッグデータ分析等の知見を生かし、スタジアム観戦を行う1日を旅と捉えて地域コンテンツを発信する『ユニタビ』の企画・開発や、スポーツ観戦時の観戦客の行動変容を生み出し、地域周遊や地域消費を促進して地域活性化を目指すソリューション『スポちず』などを提供しています。
https://sports-business.navitime.co.jp/sports-map
お問い合わせ先:ナビタイムジャパン スポーツビジネス事業
※「NAVITIME」は、株式会社ナビタイムジャパンの商標または登録商標です。
※その他、記載されている会社名や商品名等は、各社の商標又は登録商標です。
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