東京ポートシティ竹芝オフィスタワーが国土交通省新設の「優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG)」最高位のトリプル・スターに認定

スキップテラスなど緑地の量・質、両面で評価

東急不動産

 東急不動産株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:星野 浩明、以下「当社」)は、国土交通省が新たに創設した良質な緑地確保の取り組みを評価・認定する制度「優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG[ツナグ])」において、最高位となるトリプル・スターの認定を「東京ポートシティ竹芝オフィスタワー(東京都港区、以下「東京ポートシティ竹芝」)」にて獲得したことをお知らせいたします。

 この度認定された東京ポートシティ竹芝では、区域面積の約半分(約6,000㎡)もの面積に150 種類以上の植栽を設置し生物多様性などの環境課題に積極的に取り組んでおり、緑地による温室効果ガスの吸収及び排出抑制のほか、生物の良好な育成環境形成、また来館者への精神的健康の推進など、取り組みが幅広く評価されました。

 当社では「環境経営」を重要な経営方針の1つに位置付けており、再エネ電力の活用や環境に優しいオフィスビルや分譲住宅、リゾート施設の開発など、積極的な環境対応を進めています。今後も、まちづくりを通じた緑地推進など環境に配慮した事業運営を更に進めてまいります。

■認定概要

「優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG)」 認定ランク:★★★(トリプル・スター)

 この制度は、都市緑地法に基づき、民間事業者等による良質な緑地確保の取り組みを、国土交通大臣が気候変動対策・生物多様性の確保・Well-Beingの向上等の「質」と緑地の「量」の観点から評価・認定するものです。トリプル・スターは、緑地の質・量の評価レベルをともに最も高い水準で満たす、最高位の認定ランクです。

 

 

■東京ポートシティ竹芝オフィスタワーでの取り組み

 東京ポートシティ竹芝オフィスタワーは、東京都公募「都市再生ステップアップ・プロジェクト」の官民連携による再開発プロジェクトで、その立地は浜離宮恩賜庭園、旧芝離宮恩賜庭園の豊かな自然環境に隣接しています。

 全社的に取り組んでいる再生エネルギー利用による「脱炭素」や、東京湾から都市に吹き抜ける「風の道」の主風向を遮らない構築及び風が通る東側に歩行空間やスキップテラスを配置するなどの「ヒートアイランド現象の緩和」、大規模な緑化テラスによる浜離宮恩賜庭園・旧芝離宮恩賜庭園・竹芝ふ頭公園を繋ぐ「地域の緑の連続性」を実現しています。

 さらに、本施設が位置する竹芝エリアでは、これまで課題であった国道や高速道路による歩行者アクセスの分断を、本施設の再開発に伴い、最寄り駅であるJR浜松町駅から竹芝ふ頭までを結ぶ全長500m・地上16mの空中歩行者デッキを一体的に整備し、まちの回遊性改善にも寄与するなど、ワーカーをはじめとする来館者のウェルビーイングに配慮した計画となっています。

 また、都心部でも希少な自然環境に囲まれた竹芝地区の立地特性を活かし、生物多様性保全への取り組みとして、東京ポートシティ竹芝オフィスタワーの2階から6階までのスキップテラスを中心に「空・蜂・水田・菜園・香・水・島・雨」の8つの環境テーマに対する取り組みから成る「竹芝新八景※」を展開し、「八景ツアー」の実施など、環境教育・地域交流・情報発信を行っています。もち米の田植え・稲刈りといった農体験や、養蜂や菜園での収穫物の実食や加工など、地域の方々との交流などを体験できる機会を提供しています。

※竹芝新八景について:https://tokyo-portcity-takeshiba.jp/skip-terrace/

■東急不動産における生物多様性の取り組み

 東急不動産ホールディングスは長期ビジョン及び中期経営計画において、環境経営を全社方針としており、「脱炭素社会」「循環型社会」「生物多様性」の重点課題への取り組みを通じ、環境を起点とした事業機会の拡大を目指しています。中でも「生物多様性」は、土地や様々な資源の利用、自然によるレクリエーションや人々のゆとり・癒しや生産性の向上、そして資産価値向上など、多様な側面で自然に依存し、インパクトを与えながら事業が成り立っていることから、重要な課題と認識し、2011年に生物多様性方針を策定するなど、早期より自然と共生する取り組みを継続的に実施してきました。2023年には、国内における不動産業初のTNFDレポートの策定・公開、ネイチャーポジティブ化へ向けたガイドラインを制定するなどしています。

 東急不動産も当社グループの中核会社として、広域渋谷圏などの都市部における「都市のネイチャーポジティブ化」に積極的に取り組んでいます。2024年度からは更なる取り組み推進のため、「GREEN UP&COOL DOWN PROJECT」を立ち上げました。都市部の生物多様性を「気候変動」「Well-being」として一体と捉え、様々な取り組みを今後同時多発的に展開してまいります。

 

■長期ビジョン「GROUP VISION 2030」でめざす、「環境経営」と「DX」の取り組み

 東急不動産ホールディングスは2021年に長期ビジョン「GROUP VISION 2030」を発表しました。多様なグリーンの力で2030年にありたい姿を実現していく私たちの姿勢を表現する「WE ARE GREEN」をスローガンに、「環境経営」「DX」を全社方針として取り組んでいます。

中核企業である東急不動産では「環境先進企業」をめざして様々な取り組みを積極的に進めております。2022年末には事業所及び保有施設※2の100%再生可能エネルギーへの切り替えを完了し、 2024年3月にはRE100事務局より「RE100」の目標達成を、国内事業会社として初めて認定されました。

※2 一部の共同事業案件などを除く

 

■東京ポートシティ竹芝の受賞履歴

・第1回 グリーンインフラ大賞(優秀賞)

・第 20 回 環境・設備デザイン賞(入賞)

・2020 年 照明普及賞

・令和 4 年度 都市景観大賞(特別賞)

・令和 4 年度 港区景観街づくり賞(景観街づくり賞)

・第 42 回 緑の都市賞(奨励賞)

・第 21 回 屋上・壁面緑化技術コンクール(環境大臣賞)

・第 49 回 東京建築賞(一般部門二類 優秀賞)

・2022 年度グッドデザイン賞(システム/サービス)
・令和5年度 脱炭素都市づくり大賞(特別賞)

■施設概要

名称:東京ポートシティ竹芝

事業主体:株式会社アルベログランデ

 ※本事業推進のため東急不動産と鹿島建設が設立した事業会社

所在地:東京都港区海岸一丁目7番1号

総延床面積:約201,410 ㎡

区域面積:12,157 ㎡

緑地面積:5,941 ㎡

施設用途:事務所、展示場、集会場、店舗、住宅、他

設計者:オフィスタワー:鹿島・久米設計工事監理業務共同企業体

    レジデンスタワー:株式会社長谷工コーポレーション

施工者:オフィスタワー:鹿島建設株式会社

    レジデンスタワー:長谷工・鹿島共同企業体

緑地管理:株式会社石勝エクステリア

開業:2020年9月14日
公式サイト:https://tokyo-portcity-takeshiba.jp

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会社概要

東急不動産株式会社

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URL
https://www.tokyu-land.co.jp/
業種
不動産業
本社所在地
東京都渋谷区道玄坂1-21-1 渋谷ソラスタ
電話番号
03-6455-1121
代表者名
星野 浩明
上場
未上場
資本金
575億5169万円
設立
1953年12月