ビフィズス菌BB536(Bifidobacterium longum BB536) 摂取により、高齢者慢性便秘症患者の便秘症状や上腹部症状が改善することを確認
順天堂大学の竹田努准教授(※1)、浅岡大介先任准教授(※1,2)、大草敏史特任教授(※2,3)、佐藤信紘特任教授(※2,3)らのグループは、高齢者慢性便秘症患者に対してビフィズス菌(Bifidobacterium longum) BB536(以下、ビフィズス菌BB536)摂取介入のプラセボ対照二重盲検試験を本邦で初めて実施し、結果、便秘症状の改善、ならびに上腹部症状の改善を確認しました。本ビフィズス菌の摂取により様々な腹部症状を有する高齢者の健康維持が期待されます。本研究はThe American Journal of GASTROENTEROLOGY誌のオンライン版に2022年10月11日付で公開されました。
※1:順天堂大学医学部附属 順天堂東京江東高齢者医療センター 消化器内科
※2:順天堂大学大学院 医学系研究科 ジェロントロジー研究センター
※3:順天堂大学大学院 医学系研究科 腸内フローラ研究講座
※1:順天堂大学医学部附属 順天堂東京江東高齢者医療センター 消化器内科
※2:順天堂大学大学院 医学系研究科 ジェロントロジー研究センター
※3:順天堂大学大学院 医学系研究科 腸内フローラ研究講座
本研究成果のポイント
背景
慢性便秘症は年齢とともに増加し、特に高齢者で多くみられる疾患ですが、近年では腸内のみならず、パーキンソン病、フレイル、サルコペニア、メタボリックシンドローム等の代謝・動脈硬化性疾患との関連や、
生命予後との関連も指摘されており、超高齢社会のわが国において健康長寿を妨げる一因となっています。医療現場における便秘症の治療もさることながら、予防や改善といった未病対策も重要視されてきています。一方で、高齢者では便中のビフィズス菌の比率が減少していることが明らかになってきており、慢性便秘症と腸内細菌叢の関係が注目されています。特にビフィズス菌BB536は、乳児から分離され、ヒトでの摂取経験も豊富で安全な多機能プロバイオティクスであり、成人を対象とした臨床試験では、排便回数の改善がすでに確認されていますが、高齢者の慢性便秘症におけるビフィズス菌BB536の有効性や、プロバイオティクス摂取による腸内細菌叢の変化については、これまで詳細な検討がなされていませんでした。そこで、本研究では本菌株の二重盲検ランダム化比較試験を行い、その有効性と安全性を検証することを目的としました。
内容
研究方法
●対象者:高齢(65歳以上)の慢性便秘症患者 男女80名
慢性便秘症は、Rome IV基準(機能性便秘+便秘型IBS)を満たし、かつ便秘症状重症度(CSS、Constipation Scoring System)スコア が6点以上の患者とした。
●試験デザイン:単施設プラセボ対照ランダム化二重盲検並行群間比較試験
●試験食品摂取:対象者をランダムに2群に分け、ビフィズス菌BB536を500億個含む粉末(スティック)または、ビフィズス菌を含まないプラセボ粉末(スティック)を1日1スティック、4週間摂取し、さらに摂取後4週間を後観察期間とした(図1)。
●評価:便秘症状重症度(CSS、Constipation Scoring System※1)、
FSSG問診票(FSSG、Frequency Scale for the Symptoms of GERD※2)は、摂取前と4週間後、摂取終了4週間後に実施し、腸内細菌叢は摂取前と4週間後に糞便を採取し、解析を実施した。
1.便秘症状重症度(CSS)への影響
CSSによる便秘症状重症度の評価において、ビフィズス菌BB536摂取群では、その摂取前(0週目)に比べ摂取4週目で「排便回数」、「便秘症状重症度(CSS)スコア」、 8週目(後観察期間)で「排便困難」、「便秘症状重症度(CSS)スコア」の有意な改善が確認されました。
また、プラセボ群と比較すると、ビフィズス菌BB536の摂取により、摂取4週目で「排便回数」の有意な改善、「排便未完遂回数」や「便秘症状重症度(CSS)スコア」の改善傾向が確認されました(図2)。
ビフィズス菌BB536摂取群では、その摂取前(0週目)と比べて、摂取4週目で「胸やけ」や「嚥下時つかえ」、8週目(後観察期間)で「胃もたれ」、「喉違和感」、「嚥下時つかえ」、「FSSGスコア」において有意な改善が観察されました。一方、プラセボ摂取群では摂取前後でいずれも有意な変化は見られませんでした。
また、プラセボ摂取群と比較して、ビフィズス菌BB536摂取群では、摂取4週目で「胸やけ」や「食後悪心」、8週目(後観察期間)で「腹部膨満感」、「喉違和感」、「嚥下時つかえ」、「FSSGスコア」に有意な改善または改善傾向が確認されました(図3)。
今後の展開
慢性便秘症は高齢者で多くみられる疾患ですが、高齢者では便中のビフィズス菌の比率が著しく減少することも知られています。今回、ビフィズス菌BB536摂取によって高齢者の慢性便秘症患者の便秘症状の改善、さらに上腹部症状も改善されることがプラセボ対照二重盲検試験により本邦で初めて確認されました。
胸やけや心窩部痛、腹痛、下痢、便秘といった消化管症状が慢性的に存在し、その原因となる器質的異常が認められないものを機能性消化管障害(functional gastro-intestinal disorders;FGIDs)と呼びますが、そのなかに、胃痛や胃もたれを呈する機能性ディスペプシア(functional dyspepsia;FD)、機能性胸やけ(functional heartburn;FH)、便秘や下痢を呈する過敏性腸症候群(irritable bowel syndrome;IBS)等があります。これらの症状は腸内細菌叢の異常、粘膜免疫機構、内臓知覚過敏、中枢神経系調節異常など多くの因子が複雑に関連して発生するため様々なFGIDsのなかで、症状のオーバーラップや移行、消褪が認められることがあります。本研究結果は、様々な腹部症状を有する高齢者に対して、ビフィズス菌の摂取が、便秘症状のみならず、上腹部症状も改善することを示唆しており、高齢者の健康維持に役立てられることが期待されます。
順天堂大学は昨年1月に、ジェロントロジー研究センターを設立し、健康寿命延伸の対策拠点として稼働させています。近年、腸内細菌を含めた腸と全身が機能連関することが注目されていますが、ジェロントロジー研究センターと腸内フローラ研究講座は互いに連携して、腸と全身の機能連関を精力的に研究していきたいと考えています。
用語解説
*1 便秘症状重症度(CSS、Constipation Scoring System)
排便状態をCSS(http://links.lww.com/AJG/C706)を用いて評価しました。CSS質問票は、排便回数、排便困難、残便感、腹痛、排便時間、排便補助、排便未完遂回数および便秘病脳期間の8つの指標が含まれており、8つの指標の合計点数を便秘症状重症度(CSS)スコアとしました。
*2 FSSG問診票(FSSG、Frequency Scale for the Symptoms of GERD)
今回、胃食道逆流症(GERD: gastroesophageal reflux disease)の問診票でもあるFSSG問診票を用いて上腹部症状を評価しました。FSSG問診票は,胸やけ、胸こすり、食後胸やけ、喉違和感、嚥下時つかえ、胃酸逆流、前傾時胸やけの7項目の酸逆流関連症状と、腹部膨満感、胃もたれ、食後悪心、早期満腹感、げっぷの5項目の運動不全(もたれ)症状の全12項目からなり、全12項目の合計点数をFSSGスコアとしました。胃食道逆流症(GERD)症状のみならず、上腹部症状全般の様々な自覚症状が確認できます。
原著論文
本研究はThe American Journal of GASTROENTEROLOGY誌のオンライン版に2022年10月11日付で公開されました。
タイトル: Usefulness of Bifidobacterium longum BB536 in Elderly Individuals With Chronic Constipation: A Randomized Controlled Trial
タイトル(日本語訳): ビフィズス菌(BB536)摂取による高齢者の慢性便秘症患者に対する有用性について:ランダム化二重盲検並行群間比較試験
著者:Tsutomu Takeda1, Daisuke Asaoka1,8, Shuko Nojiri3, Naotake Yanagisawa3, Yuji Nishizaki3,Taro Osada4, Shigeo Koido5, Akihito Nagahara2, Noriko Katsumata6,7, Toshitaka Odamaki6,7, Jin-Zhong Xiao6,7, Toshifumi Ohkusa5,7,8 and Nobuhiro Sato7,8
著者(日本語表記): 竹田努1)、浅岡大介1) 8)、野尻宗子3)、柳澤尚武3)、西﨑祐史3)、長田太郎4)、小井戸薫雄5)、永原章仁2)、勝又紀子6) 7)、小田巻俊孝6) 7)、清水金忠6)7)、大草敏史5) 7) 8)、佐藤信紘7) 8)
著者所属: 1)順天堂大学医学部附属 順天堂東京江東高齢者医療センター 消化器内科、2)順天堂大学 消化器内科、3)順天堂大学 革新的医療技術開発研究センター 臨床研究支援センター、4)順天堂大学医学部附属 浦安病院、5)東京慈恵会医科大学附属柏病院 消化器・肝臓内科、6)森永乳業株式会社基礎研究所、7)順天堂大学 大学院医学系研究科 腸内フローラ研究講座、 8)順天堂大学 大学院医学系研究科 ジェロントロジー研究センター
DOI: 10.14309/ajg.0000000000002028
- 高齢者慢性便秘症患者に対しビフィズス菌BB536摂取介入のランダム化二重盲検並行群間比較試験を本邦で初めて実施し、ビフィズス菌BB536摂取の有用性・安全性が示された。
- プラセボ摂取群と比較して、ビフィズス菌BB536摂取群では、「排便回数」の有意な改善、「排便未完遂回数」や「便秘症状重症度(CSS)スコア」の改善傾向を認めた。
- ビフィズス菌BB536摂取群では「胸やけ」や「嚥下時つかえ」が、後観察期間でも「胃もたれ」、「喉違和感」、「嚥下時つかえ」、「FSSGスコア」において有意な上腹部症状の改善を認めた。
背景
慢性便秘症は年齢とともに増加し、特に高齢者で多くみられる疾患ですが、近年では腸内のみならず、パーキンソン病、フレイル、サルコペニア、メタボリックシンドローム等の代謝・動脈硬化性疾患との関連や、
生命予後との関連も指摘されており、超高齢社会のわが国において健康長寿を妨げる一因となっています。医療現場における便秘症の治療もさることながら、予防や改善といった未病対策も重要視されてきています。一方で、高齢者では便中のビフィズス菌の比率が減少していることが明らかになってきており、慢性便秘症と腸内細菌叢の関係が注目されています。特にビフィズス菌BB536は、乳児から分離され、ヒトでの摂取経験も豊富で安全な多機能プロバイオティクスであり、成人を対象とした臨床試験では、排便回数の改善がすでに確認されていますが、高齢者の慢性便秘症におけるビフィズス菌BB536の有効性や、プロバイオティクス摂取による腸内細菌叢の変化については、これまで詳細な検討がなされていませんでした。そこで、本研究では本菌株の二重盲検ランダム化比較試験を行い、その有効性と安全性を検証することを目的としました。
内容
研究方法
●対象者:高齢(65歳以上)の慢性便秘症患者 男女80名
慢性便秘症は、Rome IV基準(機能性便秘+便秘型IBS)を満たし、かつ便秘症状重症度(CSS、Constipation Scoring System)スコア が6点以上の患者とした。
●試験デザイン:単施設プラセボ対照ランダム化二重盲検並行群間比較試験
●試験食品摂取:対象者をランダムに2群に分け、ビフィズス菌BB536を500億個含む粉末(スティック)または、ビフィズス菌を含まないプラセボ粉末(スティック)を1日1スティック、4週間摂取し、さらに摂取後4週間を後観察期間とした(図1)。
●評価:便秘症状重症度(CSS、Constipation Scoring System※1)、
FSSG問診票(FSSG、Frequency Scale for the Symptoms of GERD※2)は、摂取前と4週間後、摂取終了4週間後に実施し、腸内細菌叢は摂取前と4週間後に糞便を採取し、解析を実施した。
研究結果
1.便秘症状重症度(CSS)への影響
CSSによる便秘症状重症度の評価において、ビフィズス菌BB536摂取群では、その摂取前(0週目)に比べ摂取4週目で「排便回数」、「便秘症状重症度(CSS)スコア」、 8週目(後観察期間)で「排便困難」、「便秘症状重症度(CSS)スコア」の有意な改善が確認されました。
また、プラセボ群と比較すると、ビフィズス菌BB536の摂取により、摂取4週目で「排便回数」の有意な改善、「排便未完遂回数」や「便秘症状重症度(CSS)スコア」の改善傾向が確認されました(図2)。
2.FSSG問診票(FSSG)による上腹部症状への影響
ビフィズス菌BB536摂取群では、その摂取前(0週目)と比べて、摂取4週目で「胸やけ」や「嚥下時つかえ」、8週目(後観察期間)で「胃もたれ」、「喉違和感」、「嚥下時つかえ」、「FSSGスコア」において有意な改善が観察されました。一方、プラセボ摂取群では摂取前後でいずれも有意な変化は見られませんでした。
また、プラセボ摂取群と比較して、ビフィズス菌BB536摂取群では、摂取4週目で「胸やけ」や「食後悪心」、8週目(後観察期間)で「腹部膨満感」、「喉違和感」、「嚥下時つかえ」、「FSSGスコア」に有意な改善または改善傾向が確認されました(図3)。
3.高齢者慢性便秘症と腸内細菌の関連性
腸内細菌叢解析を行った結果、ビフィズス菌BB536 摂取前後で全体の構成に大きな変動は認めませんでした。これらの結果から、菌叢を介した影響よりは、ビフィズス菌BB536の菌体成分や代謝産物が便通に影響を与えている可能性が示唆されました。今後の展開
慢性便秘症は高齢者で多くみられる疾患ですが、高齢者では便中のビフィズス菌の比率が著しく減少することも知られています。今回、ビフィズス菌BB536摂取によって高齢者の慢性便秘症患者の便秘症状の改善、さらに上腹部症状も改善されることがプラセボ対照二重盲検試験により本邦で初めて確認されました。
胸やけや心窩部痛、腹痛、下痢、便秘といった消化管症状が慢性的に存在し、その原因となる器質的異常が認められないものを機能性消化管障害(functional gastro-intestinal disorders;FGIDs)と呼びますが、そのなかに、胃痛や胃もたれを呈する機能性ディスペプシア(functional dyspepsia;FD)、機能性胸やけ(functional heartburn;FH)、便秘や下痢を呈する過敏性腸症候群(irritable bowel syndrome;IBS)等があります。これらの症状は腸内細菌叢の異常、粘膜免疫機構、内臓知覚過敏、中枢神経系調節異常など多くの因子が複雑に関連して発生するため様々なFGIDsのなかで、症状のオーバーラップや移行、消褪が認められることがあります。本研究結果は、様々な腹部症状を有する高齢者に対して、ビフィズス菌の摂取が、便秘症状のみならず、上腹部症状も改善することを示唆しており、高齢者の健康維持に役立てられることが期待されます。
順天堂大学は昨年1月に、ジェロントロジー研究センターを設立し、健康寿命延伸の対策拠点として稼働させています。近年、腸内細菌を含めた腸と全身が機能連関することが注目されていますが、ジェロントロジー研究センターと腸内フローラ研究講座は互いに連携して、腸と全身の機能連関を精力的に研究していきたいと考えています。
用語解説
*1 便秘症状重症度(CSS、Constipation Scoring System)
排便状態をCSS(http://links.lww.com/AJG/C706)を用いて評価しました。CSS質問票は、排便回数、排便困難、残便感、腹痛、排便時間、排便補助、排便未完遂回数および便秘病脳期間の8つの指標が含まれており、8つの指標の合計点数を便秘症状重症度(CSS)スコアとしました。
Agachan F, Chen T, Pfeifer J, Reissman P, Wexner SD. A constipation scoring system to simplify evaluation and management of constipated patients. Dis Colon Rectum. 1996;39:681–685. doi: 10.1007/BF02056950.
*2 FSSG問診票(FSSG、Frequency Scale for the Symptoms of GERD)
今回、胃食道逆流症(GERD: gastroesophageal reflux disease)の問診票でもあるFSSG問診票を用いて上腹部症状を評価しました。FSSG問診票は,胸やけ、胸こすり、食後胸やけ、喉違和感、嚥下時つかえ、胃酸逆流、前傾時胸やけの7項目の酸逆流関連症状と、腹部膨満感、胃もたれ、食後悪心、早期満腹感、げっぷの5項目の運動不全(もたれ)症状の全12項目からなり、全12項目の合計点数をFSSGスコアとしました。胃食道逆流症(GERD)症状のみならず、上腹部症状全般の様々な自覚症状が確認できます。
Kusano M, Shimoyama Y, Sugimoto S, Kawamura O, Maeda M, Minashi K, Kuribayashi S, Higuchi T, Zai H, Ino K, et al. Development and evaluation of FSSG: Frequency scale for the symptoms of GERD. J Gastroenterol. 2004;39:888–891. doi: 10.1007/s00535-004-1417-7.
原著論文
本研究はThe American Journal of GASTROENTEROLOGY誌のオンライン版に2022年10月11日付で公開されました。
タイトル: Usefulness of Bifidobacterium longum BB536 in Elderly Individuals With Chronic Constipation: A Randomized Controlled Trial
タイトル(日本語訳): ビフィズス菌(BB536)摂取による高齢者の慢性便秘症患者に対する有用性について:ランダム化二重盲検並行群間比較試験
著者:Tsutomu Takeda1, Daisuke Asaoka1,8, Shuko Nojiri3, Naotake Yanagisawa3, Yuji Nishizaki3,Taro Osada4, Shigeo Koido5, Akihito Nagahara2, Noriko Katsumata6,7, Toshitaka Odamaki6,7, Jin-Zhong Xiao6,7, Toshifumi Ohkusa5,7,8 and Nobuhiro Sato7,8
著者(日本語表記): 竹田努1)、浅岡大介1) 8)、野尻宗子3)、柳澤尚武3)、西﨑祐史3)、長田太郎4)、小井戸薫雄5)、永原章仁2)、勝又紀子6) 7)、小田巻俊孝6) 7)、清水金忠6)7)、大草敏史5) 7) 8)、佐藤信紘7) 8)
著者所属: 1)順天堂大学医学部附属 順天堂東京江東高齢者医療センター 消化器内科、2)順天堂大学 消化器内科、3)順天堂大学 革新的医療技術開発研究センター 臨床研究支援センター、4)順天堂大学医学部附属 浦安病院、5)東京慈恵会医科大学附属柏病院 消化器・肝臓内科、6)森永乳業株式会社基礎研究所、7)順天堂大学 大学院医学系研究科 腸内フローラ研究講座、 8)順天堂大学 大学院医学系研究科 ジェロントロジー研究センター
DOI: 10.14309/ajg.0000000000002028
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