松戸市立博物館 館蔵資料展「古文書からさぐる大谷口の村」を開催
農民にして武士。ふたつの顔を持つ大熊伊兵衛が生きた江戸時代の村、激動の幕末。
江戸時代、いまの松戸市域には50を超える村がありました。
村は人々の生活の場であるとともに、領主が領民を把握するための支配の単位でした。村の運営を担ったのが、名主(なぬし)・組頭(くみがしら)・百姓代(ひゃくしょうだい)の三役人です。
市北部の大谷口(おおやぐち)村(むら)で名主を務めた大熊家に伝わった古文書は、領主からの命令の伝達・さまざまな出来事の解決など、村役人の多様な仕事ぶりを今に伝えてくれます。村役人の中には、10代目大熊伊兵衛のように領主の家臣(=武士)となり力を発揮する人物もいました。
また大熊家には、大谷口村の人々の信仰を伝える古文書も数多く残されています。さまざまな民間信仰や遠方への寺社参りからは、一つの村を越えて広がる村人たちのネットワークを垣間見ることもできます。
本展示では、大熊家文書を通じて、江戸時代をたくましく生きた村人たちの足跡を紹介します。
●会期:令和6年7月13日(土)~8月25日(日)
●休館日:月曜日
※7月15日、8月12日は開館し、7月16日、8月13日・23日は休館
●開館時間:9時30分~17時(入館は16時30分まで)
●会場:松戸市立博物館・企画展示室(松戸市千駄堀671)
●観覧料:無料
【本件に関するお問い合わせ先】
〒270-2252 松戸市千駄堀671
松戸市 生涯学習部 文化財保存活用課博物館(月曜休館)
担当:学芸員 富澤・林・加藤
☎047-384-8272 FAX047-384-8194
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