岡山県で“アート”を浴びる!芸術の秋に足を運びたい観光スポット6選 オープンしたての“陶芸を楽しめる美術館”や、温泉地でのアートイベントを紹介
芸術の秋到来!岡山県には日本初の私立西洋美術館や国内唯一の古代オリエントを専門とする公立美術館や郷土にゆかりのある美術品を展示する施設など、アートスポットが点在しています。
今回は、岡山県のアートに触れる観光スポット6選をご紹介。瀬戸内の温暖な気候に恵まれ「晴れの国」と称される岡山県で、心地よい秋の日差しを感じながら美術館巡りを楽しんでみてはいかがでしょうか。


■【芸術の秋を堪能!】多彩なアートに触れるおすすめ観光スポット
【岡山県立美術館】
かつて岡山城のあった天神山の一角に建つ美術館。郷土にゆかりあるすぐれた美術品を収集・展示するとともに、内外の芸術活動を紹介する展覧会やワークショップを開催しています。創る、学ぶ、集う、守る、繋ぐ広場として、地域の芸術文化の発展に貢献していく「県民とともに創る美術館」です。
美術館建物は建築家の岡田新一氏によって設計され、2階展示場に向かう階段から見えるトップライトは、アートフォーラム(屋内広場=写真下)を木漏れ日のような柔らかな光で照らしてくれます。

■今秋開催の展覧会
2025年9月16日(月・祝)~11月9日(日)の期間、瀬戸芸美術館連携プロジェクト「平子雄一展 ORIGIN」を開催。岡山県出身の現代美術家・平子雄一氏の絵画や立体作品およそ500点を紹介する大規模な特別展です。
※特別展料金

<岡山県立美術館 基本情報>
住所 :〒700-0814 岡山県岡山市北区天神町8-48
電話番号 :086-225-4800
公式サイト:https://okayama-kenbi.info/
営業時間 :9:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日 :月曜日(休日の時は翌平日)、年末年始、展示替え期間中
料金 :一般360円、大学生260円、65歳以上170円、高校生以下無料
※特別展の観覧料は別途定める
交通アクセス(車) :山陽自動車道岡山ICから約20分
交通アクセス(公共) :JR岡山駅から徒歩約15分または、
JR岡山駅から路面電車(東山行き)約5分「城下」下車、徒歩約3分
駐車場地下駐車場 :44台
【岡山市立オリエント美術館】
国内唯一の古代オリエントを専門とする公立の美術館。メソポタミア文明に源を発し、イスラム時代に至るオリエント文化を一堂に紹介しています。館内には、50万年前の石器から19世紀にかけてのイラン・イラク・シリア・エジプトなどの出土品・美術品が約5,000点収蔵。
岡山県立美術館と同じく、建築家の岡田新一氏が手掛け、西アジア各地の取材旅行で体感したオリエント建築の要素が取り入れられています。自然光が差し込む採光窓から、秋の木漏れ日を感じながら芸術の秋を堪能してみてはいかがでしょうか。

■今秋開催の展覧会
2025年9月26日(金)~11月24日(月・休)の期間は、オリエントの古物を取り巻く社会のあり方を解説する小企画展「古物のひとりごと」を開催。 ※通常料金で観覧可能
<岡山市立オリエント美術館 基本情報>
住所 :〒700-0814 岡山県岡山市北区天神町9-31
電話番号 :086-232-3636
公式サイト:https://www.city.okayama.jp/orientmuseum/
営業時間 :9:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日 :月曜日(休日の場合は翌平日)、年末年始(12月28日~1月4日)、
展示替え期間(随時)
料金 :一般310円、高・大学生210円、小・中学生100円、
障害者と付添人1名および65歳以上の方無料 ※特別展期間中は別途料金
交通アクセス(車) :山陽自動車道岡山ICから約20分
交通アクセス(公共) :JR岡山駅から徒歩約15分
駐車場 :なし
※市営天神町駐車場を利用の場合、美術館受付にて割引券(1台1回100円)を交付
【奈義町現代美術館】
3組のアーティストによる巨大作品と全体の空間を建築化した、作品と建物が一体化した公共建築として世界初の美術館です。「太陽」、「月」、「大地」と名付けられた3つの展示室から構成され、円筒形の展示室「太陽」(=写真下)には日本を代表する美術家・荒川修作氏とマドリン・ギンズ氏の作品を展示。傾斜した不思議な空間で鑑賞することができます。
借景には秀峰那岐山を望み、日々、季節ごとにその表情が変わるため、秋ならではの眺望とアートを一緒に楽しめます。

■今秋開催の展覧会
2025年9月23日(火・祝)~11月16日(日)の期間、戦後日本美術の地平を切り開いた代表的な5人のアーティスト荒川修作+マドリン・ギンズ、宮脇愛子、岡崎和郎、篠原有司男による展覧会「花房コレクションが映す前衛の貌」展を開催。
【料金】一般・大学生200円(高校生以下、75歳以下無料)
※常設展を併せてご覧になる場合は通常料金にて観覧可能。

<奈義町現代美術館 基本情報>
住所 :〒708-1323 岡山県勝田郡奈義町豊沢441
電話番号 :0868-36-5811
公式サイト:https://www.town.nagi.okayama.jp/moca/
営業時間 :9:30~17:00(入館は16:30まで)
定休日 :月曜日(休日の場合は翌平日)
料金 :一般・大学生700円、高校生500円、小・中学生300円
交通アクセス(車) :中国自動車道美作ICまたは、津山ICから約20分
交通アクセス(公共) :JR津山駅から行方・小坂行きバス約45分「ナギテラス」下車、徒歩約5分
駐車場 :普通車30台、大型車2台
【高梁市成羽美術館】
郷土出身の洋画家・児島虎次郎の遺徳を顕彰するとともに、文化活動の拠点として幅広く機能することを目的に、1953年開館。現在の美術館は、1994年に3代目として現在の場所に新しく開館しました。「流水の庭」が建物を囲み、館内には成羽の化石やモネゆかりの睡蓮が楽しめる空間、喫茶なども充実しています。
高梁市指定史跡の成羽陣屋跡の石垣の上に佇む打放しのコンクリートの建物は、建築家の安藤忠雄氏によるもので、周囲の自然と調和した美しい景観を楽しむことができます。

■今秋開催の展覧会
2025年9月20日(土)~2026年1月18日(日)の期間は、「世界の道しるべーヤバイ現代美術 #もっとタグコレ」を開催。実業家の田口弘氏、娘の美和氏の2代にわたって収集された世界各地の現代アート作品からなる国内有数の「タグチアートコレクション」から選りすぐりの約40点を多彩な表現で展示。
【料金】一般・シニア1200円/高大生600円(証明をご提示ください)、小中学生無料
<高梁市成羽美術館 基本情報>
住所 :〒716-0111 岡山県高梁市成羽町下原1068-3
電話番号 :0866-42-4455
公式サイト:https://nariwa-museum.jp/
営業時間 :9:30~17:00(入館は16:30まで)
定休日 :月曜日(休日の場合は翌日)、年末年始(12月28日~1月4日)、
展示替期間(不定期)
料金 :展覧会によって入館料が異なります。
現在の展覧会情報から詳細をご確認ください。
交通アクセス(車) :岡山自動車道賀陽ICから約40分
交通アクセス(公共) :JR備中高梁駅から地頭行きバス約15分「成羽」下車すぐ
※時刻表など詳しい内容は備北バス公式サイトをご確認ください。
駐車場 :普通車約90台、大型車2台 ※隣接たいこまるプラザと共用)
【大原美術館】
1930年に設立された、日本初の西洋絵画中心の私立美術館です。倉敷の文化発展に貢献した実業家・大原孫三郎によって創立され、本館にはエル・グレコ作《受胎告知》、クロード・モネ作《睡蓮》、ゴーギャン作《かぐわしき大地》など、有名な西洋の名画が数多く展示されています。ほかにも、エジプト古代美術、西洋と日本の近・現代美術など約3,000件の美術品が所蔵されています。

■今秋開催の展覧会
2025年10月2日(木)~12月21日(日)の期間、「1925」をキーワードに1世紀前の「今」にアートと考古を通してアクセスすることを試みる「1925:ピカソ・フジタ・ヤクシジ ― むすび100年前」を開催。1925年にパリで開催された現代産業装飾芸術国際博覧会(アール・デコ博覧会)と同時期に創造された芸術を、大原芸術財団のコレクションを軸に国内に所蔵される貴重な作品・資料とともに展覧していきます。
※通常料金で観覧可能
<大原美術館 基本情報>
住所 :〒710-8575 岡山県倉敷市中央1-1-15
電話番号 :086-422-0005
公式サイト:https://www.ohara.or.jp/
営業時間 :9:00~17:00(最終入館16:30)※12~2月は15:00まで(最終入館14:30)
定休日 :月曜日(祝日の場合は開館)、臨時休館あり
※7月下旬~8月は無休 ※元旦は本館のみ開館
料金 :大人 2,000円、小・中・高校生(18歳未満) 500円、小学生未満は無料
交通アクセス(車) :山陽自動車道倉敷ICまたは、瀬戸中央自動車道早島ICから約20分
交通アクセス(公共) :JR倉敷駅から徒歩約15分
駐車場 :美観地区周辺有料駐車場を利用
付帯施設 :工芸・東洋館、児島虎次郎記念館、ミュージアムショップなど
【備前市美術館】
800年の歴史を持つ備前焼の里・備前市に2025年7月、備前焼をはじめとする現代陶芸の魅力を国内外に発信する新たな拠点として誕生。備前焼が主役となるように、展示設備のデザインは極力抑えて、自然石やコンクリートなど落ち着いた色調の材料で構成をしています。
3階ラウンジからは国の特別史跡「南大窯跡」や屋上庭園、伊部の町並みも見渡すことができます。秋のおでかけの合間に、岡山県の新たなアートスポットに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

■今秋開催の展覧会
2025年10月11日(土)〜12月25日(木)の期間、開館記念特別展として「備前の現代陶芸:至極の逸品(後期)」を開催。約800年前から連綿と続いてきた伝統をベースに、現在最前線で活躍する気鋭の作家37名、合計約80点(前期後期合計)の作品が、備前の地で一堂に会します。
【料金】一般 500円(400円)/学生 300円/中学生以下 無料
※カッコ内は20名以上の団体料金です。
<備前市美術館 基本情報>
住所 :〒705-0001 岡山県備前市伊部1659-6
電話番号 :0869-64-1400(一般財団法人備前市文化芸術振興財団)
公式サイト:https://bizen-moa.jp/
営業時間 :9:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日 :月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)
料金 :一般500円(400円)、高大学生300円(200円)、中学生以下無料
※1階展示室0と歴史展示室は観覧無料、 ※カッコ内は20名以上の団体料金
特別鑑賞料:企画展は別に定める額 ※1階展示室0と歴史展示室は観覧無料
交通アクセス(車) :山陽自動車道備前ICから約15分
交通アクセス(公共) :JR伊部駅からすぐ
駐車場 :美術館の駐車場もしくは近隣駐車場をご利用ください。
■【3年ぶり4回目】温泉地・美作三湯でアートに触れる『美作三湯芸術温度2025』開催中!
岡山県北部に位置する西日本有数の温泉地、美作三湯(湯原・奥津・湯郷温泉)では、県内外のアーティストが温泉宿などで作品を制作・展示する回遊型アートイベント『美作三湯芸術温度2025』を2025年12月7日(日)まで開催しています。温泉の温もり、温泉宿のおもてなし、アート鑑賞の感動など、実際に体感できる感覚を“温度”という言葉に託した本イベントは、2016年から3年ごとに開催され、今年で4回目を迎えます。
ぜひこの機会に、温泉とアートが融合する新感覚のイベントで、岡山県ならではの“温度”を体感してみてください。
展示施設や参加アーティストなどの詳細は下記よりご確認ください。

<展示作品 一例>



※各作品の写真提供:岡山県
写真提供(一部):岡山県観光連盟、岡山県立美術館、岡山市立オリエント美術館、高梁市成羽美術館、設計監理株式会社櫻井潔設計事務所・ETNHOS、大原美術館、1994 Reversible Destiny Foundation. Reproduced with permission of the Reversible Destiny Foundation
※写真をご使用いただく場合、クレジット表記をお願いいたします。
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