伊勢市が不要品処分の需要高まる年末に向け「おいくら」と連携を開始

〜リユース新施策導入による廃棄物削減へ〜

マーケットエンタープライズ

三重県伊勢市(市長:鈴木 健一)と株式会社マーケットエンタープライズ(東京都中央区、代表取締役社長:小林 泰士、東証プライム・証券コード3135、以下「マーケットエンタープライズ」)は、地域社会における課題解決を目的としたリユース事業に関する協定を締結し、2025年12月17日(水)より連携をスタートいたします。マーケットエンタープライズが運営するリユースプラットフォーム「おいくら」を用いて、不要品を捨てずに再利用する仕組みを構築し、伊勢市の廃棄物削減と循環型社会の形成を目指します。

■背景・経緯

伊勢市では、イベントでのリユース品の無料配布など、SDGsに向けた取組を行なってまいりました。しかしながら、ごみ処理費用の負担増加に加え、ごみとして排出された不要品の中にリユース可能なものが多く含まれていることを課題と感じており、市民に向けたリユース活動の周知・啓発につながる新たなリユース施策導入を検討しておりました。他方、マーケットエンタープライズは、リユース事業を中心にネット型事業を展開し、これまで、「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」への参画や、「楽器寄附ふるさと納税」実行委員会の一員として活動を続けるなど、官民の垣根を超えたSDGsへの取組に注力してまいりました。そうした中で、マーケットエンタープライズが伊勢市に働きかけ、「リユース活動促進による循環型社会の形成を目指したい」という互いのニーズが合致したため、「おいくら」※1を用いた今回の取組が実現いたしました。

※1 「おいくら」とは

おいくらは、マーケットエンタープライズが展開する、リユースプラットフォームです。不要品を売りたい方が「おいくら」を通して査定依頼をすると、全国の加盟リユースショップに一括査定依頼され、買取価格・日時・買取方法・口コミなどを見て比較することができます。一度の依頼だけで不要品の査定結果をまとめて比較し、売却できる手軽さが好評で、これまでおよそ155万人(2025年6月末日時点)の方にご利用いただいております。

ウェブサイト:https://oikura.jp/ 

■伊勢市の課題と「おいくら」による解決策

伊勢市では、有料戸別収集と、年に1回の自治会による回収にて粗大ごみの収集を行なっておりますが、大型品や重量のあるものでも、原則市民が自宅の外へ運び出す必要があります。「おいくら」は、希望すれば自宅の中まで訪問し、運び出しまで対応する出張買取が可能で、大型品や重量のあるものでも売却が容易にできるようになります。加えて、冷蔵庫や洗濯機などの家電リサイクル法対象製品も、まだ使えるものであれば買取できる可能性があります。「おいくら」を通じて買取依頼を行えば、最短で当日の不要品売却・受け渡しが可能となります。なお、市民のサービス利用はもちろん、市の費用負担もありません。

■今後について

12月17日(水)15時30分(公開時間が前後する可能性があります)に伊勢市ホームページ内(https://www.city.ise.mie.jp/kurashi/gomi/dashikata/1001445.html)へ「おいくら」の情報が掲載され、直接不要品の一括査定申し込みが可能になります。伊勢市と「おいくら」の連携により、二次流通の更なる活性化による循環型社会の実現や社会全体での不要品削減が見込まれると共に、自治体の廃棄物処理量や処理コスト削減にもつながります。また、本取組によって、売却という手軽なリユース手段が市民に認知されれば、「廃棄ではなく、リユースする」という選択肢が増え、多様化する不要品処分ニーズに応えることができます。加えて、市民のリユースに対する意識の変化、循環型社会形成の促進につながります。この官民一体の取組によって、循環型社会の形成に向けた社会的側面・経済的側面の双方の課題解決を目指してまいります。

■三重県伊勢市

伊勢市は三重県の中東部、伊勢平野の南端部に位置する、比較的温暖な気候の都市です。北は伊勢湾に面し、中央には宮川や五十鈴川、勢田川が流れています。また、東から南にかけては朝熊岳、神路山、前山、鷲嶺が連なり、西には大仏山丘陵が広がる緑豊かな都市でもあります。戦後の国立公園第1号である伊勢志摩国立公園の玄関口として、豊かな自然と美味しい食材に恵まれ、市内には歴史と文化に富んだ名所・旧跡も多く、魅力ある地域資源にあふれています。また、古くから「お伊勢さん」「日本人の心のふるさと」と呼び親しまれてきた伊勢神宮を擁し、神宮御鎮座のまちとして栄えてきました。

人口:115,984人(男性54,914人、女性61,070人)(2025年9月1日)

世帯数:52,348世帯(2025年9月1日)

面積:208.37平方キロメートル(2021年7月1日)

ウェブサイト:https://www.city.ise.mie.jp/ 

■株式会社マーケットエンタープライズ

マーケットエンタープライズは、ネット型リユース事業を中心に、モバイル通信事業や情報メディアの運営など複数の事業を展開し、「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、2006年の設立以来、成長を続けています。2015年6月には東証マザーズに上場。2021年2月に東証一部へ市場変更の後、2022年4月にはプライム市場へ上場しております。ネット型リユース事業では、「高く売れるドットコム」のほか、リユースプラットフォーム「おいくら」や、80か国以上への中古農機具の輸出などで事業拡大を続けており、ネット型リユース事業のサービス利用者は延べ940万人を達成しました。伊勢市の「おいくら」サービス導入により、導入自治体は全国で293にのぼります。

「おいくら」自治体向け ウェブサイト:https://oikura.jp/lg/

マーケットエンタープライズ ウェブサイト:https://www.marketenterprise.co.jp/

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会社概要

URL
http://www.marketenterprise.co.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都中央区銀座1-10-6 銀座ファーストビル2階・3階
電話番号
03-5159-4060
代表者名
小林 泰士
上場
東証プライム
資本金
3億3654万円
設立
2006年07月