凸版印刷、匂いセンサを次世代体験型店舗「b8ta」へ出展
スマホに挿すだけで匂い計測が可能な「noseStick」を期間限定で「b8ta Tokyo-Yurakucho」へ出展 ビジネス用途での利用を想定した協業先を募集
「b8ta Tokyo-Yurakucho」では、実際に「noseStick」を使った匂い測定デモを体験することが可能です。さまざまな人が「noseStick」に触れ、体験してもらうことで、新たなビジネス用途での活用に向けた協業先を募ることを目的に出展します。
■ 「noseStick」開発の背景
従来、食料品の品質・鮮度管理、工場等での危険臭気検知、呼気や体臭から疾患検知、ホテルや介護施設、自動車内の空間品質管理など、匂いをセンシングすることで解決できる課題は多数ありますが、センサとアプリケーションを組み合わせたサービスはこれまでありませんでした。これを受け、匂いセンサとAIを組み合わせてお客さまの課題を解決する「匂いセンシング事業」を、凸版印刷とI-PEXは2019年より共同で推進しています。
今回「b8ta Tokyo-Yurakucho」に展示する「noseStick」は、スマホに挿すだけで匂いの計測が可能なデバイスで、I-PEXが匂いセンサの開発およびデバイスの提供を行い、凸版印刷がセンサの販売活動を行うとともに、お客さまの匂い課題に対応したAIの開発を行っています。また今後は、データベース構築、AIを搭載したアプリケーション開発も進めていきます。なお「noseStick」は、現在開発段階で「b8ta Tokyo-Yurakucho」へは参考出展となります。
■ 「noseStick」の匂いセンサの概要
「noseStick」に組み込まれた匂いセンサは、I-PEXが開発した複数の検知素子が検出する「匂い分子のパターン」を認識し、識別する匂いセンサです。チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)の圧電薄膜に異なる感応膜を塗布した検知素子10種類を1枚のセンサチップ上に搭載しています。電圧をかけて共振している感応膜に匂い分子を付着させ、共振周波数の変化から数値データを取得、パターンを照合することにより匂いを識別します。PZTの圧電薄膜を用いたMEMSの活用により小型・低コスト化が見込めるとともに、検知素子の数を増やすことでより多くの匂いを識別可能です。
■ 今後の目標
凸版印刷は、「b8ta Tokyo-Yurakucho」への出展を通じて、新たなビジネス用途での活用に向けた協業先を募ってPoC (Proof of Concept/概念実証)を進めていきます。また、両社は今後も「匂いセンサエコシステム」の実現に向けて、これまで存在しなかった匂いを通じた総合的なサービスの提供を目指します。
■ 凸版印刷株式会社について
本社: 東京都千代田区
代表取締役社長: 麿 秀晴
事業内容: 凸版印刷は1900年の創業以来、「印刷テクノロジー」をベースに「情報コミュニケーション事業分野」、「生活・産業事業分野」および「エレクトロニクス事業分野」の3分野にわたり幅広い事業活動を展開しています。
企業サイト: https://www.toppan.co.jp/
■ I-PEX株式会社(2020年8月第一精工より社名変更)について
本社: 京都市伏見区
代表取締役社長: 土山 隆治
事業内容: I-PEXは、グローバル市場で閃きや驚きという価値を提供する「ものづくりソリューションエキスパート」を意味します。「コネクタ及びエレクトロニクス機構部品」「自動車電装・関連部品」「半導体設備及びその他」の3つの事業分野で、次代を切り拓く世界のあらゆるお客様とともに、デジタル社会の心躍る価値創造に貢献します。
企業サイト: https://www.corp.i-pex.com
* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
* 「noseStick」は、I-PEX(株)の登録商標です。
以 上
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