67.6%の即戦力人材が「リスキリング」を実施 9割以上が、将来的にリスキリングの必要性を感じると回答 一方で、リスキリングに取り組む企業は26.3%にとどまる

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株式会社ビズリーチ(所在地:東京都渋谷区/代表取締役社長:酒井哲也)が運営する、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」は、ビズリーチ会員と、企業の経営層・採用担当者を対象に、リスキリングに関する調査※1を実施しました。
(有効回答数:ビズリーチ会員629件、企業の経営層・採用担当者308件)

その結果、リスキリングに取り組むビジネスパーソンは、前回の調査(2021年10月実施)※2より12.8ポイント増加し、67.6%となりました。一方で、現在リスキリングに取り組んでいると回答した企業は26.3%でした。また、95.0%のビジネスパーソンが「自身のスキルについて、将来的に新たなスキルを身につける必要がある」と感じていることが分かりました。
主体的なキャリア形成の重要性が高まるなか、個人でリスキリングに取り組むビジネスパーソンが増加しており、今後も、将来のキャリアを見据えて新たなスキル習得に積極的に挑戦するビジネスパーソンが増えていくことが推測されます。

■現在リスキリングに取り組むビジネスパーソンは67.6%。
一方、リスキリングに取り組む企業は26.3%。リスキリングの主体は「個人」が増加
今回の調査で、約7割のビジネスパーソンが、現在リスキリングに取り組んでいることが分かりました。その内訳をみると、「個人で取り組んでいる」が最も多く48.2%、「勤め先、個人の両方で取り組んでいる」が11.0%、「勤め先を通じて取り組んでいる」が8.4%となり、特に個人で取り組む人の割合が増加していることが分かります。
一方で、現在リスキリングに取り組んでいると回答した企業は26.3%となりました。企業規模でみると、従業員数5,000名以上の企業が48.9%と最も多く、50名未満の企業が12.2%と最も低い結果となり、企業規模とリスキリングの実施率に相関があることが分かります。

■95.0%のビジネスパーソンが、将来的に新たなスキルを身につける必要性を感じると回答
ビジネスパーソンに、「ご自身のスキルについて、将来的に新たなスキルを身につける必要があると感じますか」と尋ねたところ、95.0%が必要性を感じていることが分かりました。「とても思う」と答えた割合は、年代が若いほど高い傾向にあり、30代は70.7%となりました。
将来的に新たなスキルを身につける必要があると思う理由は、「仕事の幅を広げるために、継続的にスキルアップしたいから(68.0%)」が最も多く、次いで「自身の希少性を向上させ、市場価値を上げたいから(55.2%)」という結果となりました。また30代では他の世代に比べて、「中長期的にキャリアを考えると、現状のスキルだけだと不安を感じるから(61.2%)」が高い結果となりました。

 

■企業が社員に身にけてほしいITスキルは、1位「プロジェクトマネジメントPM)
企業の経営層や採用担当者に、自社の社員に積極的に身につけてほしいITスキルを聞いたところ、1位は「プロジェクトマネジメント(PM)(48.7%)」となりました(前回調査2位)。プロジェクトマネジメントは、プロジェクトを円滑に進めるために必要なスキルで、成功までのプロセスを構築し、社内外の関係者やチームなどをとりまとめながら、プロジェクトの進捗・スケジュール管理にくわえて、予算管理や納品物の品質管理も求められます。多くの企業において、DXやデジタル化を進めるなかで、プロジェクト全体を見通したうえで意思決定を行い、プロジェクトを成功に導けるスキルを求めていることが分かります。

 

また2位は「データ解析・分析(46.1%)」(前回調査1位)で、3位「セキュリティ(32.8%)」(前回調査4位)という結果になりました。

 

■リスキリングが「市場価値向上につながる」と回答した企業は、前回調査より13.4ポイント増
企業の経営層や採用担当者に、「年齢にかかわらずリスキリングに積極的に取り組むことは、市場価値を上げることにつながると思いますか」と質問したところ、「そう思う」と回答した割合は64.0%で、前回の調査より13.4ポイント増加しました(「どちらかといえば、そう思う(34.1%)」も合わせると98.1%)。
一方で、新たなスキルを身につけて成果を出した社員に対し、昇格や抜てきを積極的に行うと回答した企業は21.4%(「どちらかといえば、行う(45.8 %)」を合わせると67.2%)で、従業員規模が大きくなるほど消極的な企業が多く、リスキリングに取り組む割合が最も高かった従業員数5,000名以上の企業では、8.9%でした。企業のリスキリングの取り組みにおいては、今後、新たなスキルを身につけた社員に対する活躍の機会の提供や創出が課題となってくると推測されます。

 

 

 

■株式会社ビズリーチ 代表取締役社長 ビズリーチ事業部 事業部長 酒井 哲也 コメント

今回の調査で、前回調査(2021年10月実施)より、リスキリングに取り組むビジネスパーソンが増加していることが分かりました。特に、主体的なキャリア形成に対する意識の高まりを背景に、個人で取り組むビジネスパーソンが増加しています。一方で、企業側の回答をみると、リスキリングが市場価値向上につながると考える経営者や採用担当者は増加しているものの、新たなスキルを身につけた社員に対して積極的に昇格や抜てきを行うと回答した企業は2割程度にとどまることが分かりました。
VUCA時代を生きるビジネスパーソンには、時代の変化に合わせてリスキリングを行いながら、社内でキャリアを築いていくチャンスを模索すると同時に、社外でのキャリアの可能性を模索し続けることが求められるのではないでしょうか。自身が活躍できる環境を自ら選択し続けることが、長期的な自律型のキャリア形成につながります。ビジネスパーソンのキャリア観の変化を背景に、近年ビズリーチでも、転職意欲にかかわらず、自身の市場価値をはかるために登録する会員が増加傾向にあります。
ビズリーチは、今後もビジネスパーソンが自信と覚悟を持って「道」を選択できるように、即戦力人材と企業を直接つなげる場を提供することであらゆる選択肢と可能性を示し続けていくとともに、より良い社会の実現に向けて改革を完遂しようとする企業を支援してまいります。

※1調査概要
調査内容:リスキリングに関する取り組みについて
調査期間:2023年2月13日~2023年2月19日
調査対象:(1)30代以上のビズリーチ会員 (2)企業の経営層・採用担当者
回答数:(1)629件 (2)308件
・回答率は端数処理の関係で合計が100%にならない場合や、内訳の合計と総数が合わない場合があります。
・本調査を引用される際には、「ビズリーチ調べ」と必ずご記載ください。
※2 ビズリーチ「リスキリングに関する調査レポート」

即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」について
ビズリーチは企業と求職者が直接やりとりできるプラットフォームがなかった人材業界において、人材データベースを企業に開放することで採用市場を可視化しました。また、企業が求職者へ自らアプローチできるプラットフォームを提供することで、企業が必要としている人材を採用するために、あらゆる手段を主体的に考え、能動的に実行する採用活動「ダイレクトリクルーティング」を推進し、優秀な人材のスピーディーな採用をご支援しています。また、求職者も今まで知りえなかった企業からアプローチを受けることで、キャリアの選択肢と可能性を最大化することが可能です。
URL:求職者向け https://www.bizreach.jp/
     企業向け https://bizreach.biz/service/bizreach/

■株式会社ビズリーチについて
「すべての人が『自分の可能性』を信じられる社会をつくる」をミッションとし、2009年4月より、働き方の未来を支えるさまざまなインターネットサービスを運営。東京本社のほか、大阪、名古屋、福岡、静岡、広島に拠点を持つ。即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」、人財活用プラットフォーム「HRMOS(ハーモス)」シリーズ、OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」を展開。産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するさまざまな事業を展開するVisionalグループにおいて、主にHR TechのプラットフォームやSaaS事業を担う。
URL:https://www.bizreach.co.jp/
 

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