環境や社会の再生に貢献したプロジェクトをたたえる基金『Lush Spring Prize 2021』 過去最多世界16カ国20のリジェネラティブプロジェクトに総額22万ポンドを授与

英国発のナチュラルコスメブランドLUSH(ラッシュ)と、英国の消費者団体であるエシカルコンシューマー・リサーチアソシエーション(Ethical Consumer Research Assosiation、以下エシカルコンシューマー)は、2021年10月23日(イギリス現地時間)、環境や社会の再生に貢献したリジェネラティブプロジェクトを称える基金『Lush Spring Prize 2021』の受賞者を発表しました。今回は過去最多の受賞数となり、厳正なる審査のもと、世界16カ国、合計20のリジェネラティブなプロジェクトに賞金総額22万ポンド(約3,000万円)が授与されました。

写真:Sacha Kuyrana Maltakuna-Young Kichwa Defenders of the Forest.より。デレク・タンギラがチョンタドゥーロを植えている。成長が早く生産性の高いこのヤシは、食用の果物や種子を生産し、フウキンチョウやオオハシを含む多くの種類の鳥にとって有益である。

本件に関するリリースはこちらから
https://prtimes.jp/a/?f=d6160-20211025-fd369d9ace4436306e8fa0fc997e5080.pdf

今回の受賞者は、世界各地で自然景観の回復や食料と農業、気候変動の緩和と適応、先住民の権利、女性やその他の疎外されたグループのエンパワメントといった、多種多様な分野で活動しています。プロジェクトの焦点はそれぞれ異なりますが、いずれも直面する課題を解決するために、ホリスティックかつ再生的なアプローチが取られており、その多くは活動するコミュニティのメンバーが主導しています。

なお、申請者の33%がパーマカルチャーデザインをそれぞれのプロジェクトに取り入れていると回答、また、50%以上の申請者が各取り組みに先祖代々受け継がれる伝統的かつ先住民的知恵と実践を取り入れることを強化していくと回答し、リジェネラティブなムーブメントの中にはこれらの共通点があることが分かりました。

『Lush Spring Prize』は、インテンショナル・プロジェクト賞、ヤング・プロジェクト賞、エスタブリッシュド・プロジェクト賞、インフルエンス賞、ユース・イン・パーマカルチャー(パーマカルチャーの若者)賞(パートナー団体の「Abundant Earth Foundation」と運営)、エイシェント・インディジナス・ウィズダム(古代・先住民の知恵)賞(パートナー団体の「Be The Earth Foundation」と運営)の6部門で構成されており、賞金総額22万ポンド(約3,000万円)が世界中の様々な再生活動に役立てられます。


『Lush Spring Prize 2021』受賞者リスト
世界16カ国20プロジェクトは以下の通りです。
各プロジェクトの詳細は、Lush Spring Prizeの公式サイトからご覧いただけます。
公式サイト:https://springprize.org/ja/
 

今年受賞したプロジェクトの一例
Education for Climate Action for Peace(マレーシア)ヤング・プロジェクト賞
Education for Climate Action for Peace(以下、E4CAP・意味:平和を求める気候アクション教育)は、不利益な気候変動と闘うため、そしてマレーシアで主要な教育へのアクセスを持たず、合法的に仕事をすることができない難民と無国籍のティーンエイジャーや若者達に持続可能な生きた教育と生計手段の準備に向けたトレーニングを提供するため、2019年10月に設立されました。E4CAPは、難民の10代の若者を含むパーマカルチャーデザイン認証コースの卒業生とのコラボレーションです。

Permatil(東ティモール)エスタブリッシュド・プロジェクト賞
2001年以降、パーマティル・プロジェクトは、コミュニティ主体のパーマカルチャー・プロジェクトを通して人々に力を与える中で、東ティモールに差し迫って必要なのは、文化や伝統的知識の強化だけでなく、自然環境の再生やサステイナブルな生活、レジリエントなコミュニティの創成であるという認識を持ちました。パーマティルは、東ティモール全土のコミュニティでパーマカルチャープロジェクトを企画・実施するとともに、NGOや政府のスタッフ、コミュニティリーダー、地元の農民など、将来のトレーナーを育成しています。また、水の再生にも力を入れており、174のコミュニティのために湧水の再生に取り組んでいます。

        写真:パーマティルの共同創立者 イゴ・レモス(写真前)と地域のコミュニティ、
        パーマティルのスタッフ、地域公務員が一緒に原生木を植林している。
        パーマティル:https://springprize.org/shortlisted/permatil/

Instituto Mesoamericano de Permacultura(グアテマラ)エスタブリッシュド・プロジェクト賞
Instituto Mesoamericano de Permacultura(以下、IMAP)は、2000年、サン・ルカス・トリマンのアティトラン湖畔、マヤ人が居住するグアテマラ高地で始まりました。IMAPはマヤ人のカクチケル族のグループが設立したもので、彼らの願いは、土地に自生する種子やパーマカルチャー、民族に根付いた伝統的な知識や教育を活かして社会に癒しを与えることです。この地では36年ものあいだ内戦が繰り広げられ、何百ものコミュニティが根絶し、何百万もの人々が地を去り、自らの文化や先祖伝来の教えを引き継ぐことを断念させられました。

Gaza Urban and Peri-Urban Agriculture Platform(パレスチナ)インフルエンス賞
Gaza Urban and Peri-Urban Agriculture Platform(以下、GUPAP・意味:ガザ都市部&都市周辺部農業プラットフォーム)は、地域レベル、地方レベル、世界レベルでのアドボカシーキャンペーン、政策に影響を与えるキャンペーン、知識やサクセスストーリー、経験の共有など、レジリエンスを強化し、組織力を構築し、コミュニティをベースとする80のメンバー団体間のコラボレーションを支援しています。GAPAPは、ガザという困難が長期化した都市の危機的状況に取り組む活動をしています。ガザでは経済的機会が非常に限られ、都市型農業は政策立案者や計画担当者に明確に受け入れられていません。

Associação Centro de Cultura Sabuká Kariri Xocó(ブラジル)
エイシェント・インディジナス・ウィズダム賞

Kariri-Xocó族は、自分たちが生存していくために昼夜を問わず闘っています。彼らの領土内には、ブラジルにのみ存在するバイオーム(生物群系)であるカーチンガと、大西洋岸森林が交差する、唯一無二のバイオームがあります。彼らの村は、彼らの言葉で Oparáと呼ばれるブラジルのサン・フランシスコ川のほとりに位置しています。そのような場所にありながらも、川が苦しみに喘いでいるため、彼らの土地や植物は干上がっています。
Associação Centro de Cultura Sabuká Kariri Xocó(以下、Sabuká・意味:Sabuká Kariri-Xocóカルチャーセンター協会)は、自分たちの生活と、そこに棲むすべての生き物の生活を守るために闘うという使命のもと誕生しました。彼らの先祖がしてきたように、子ども、若者、年長者を集め、共に活動しています。文化を育むだけでなく、コミュニティガーデンを作り、1日に最大100人のグループで収穫、自給し、Toré (訳注:神々に感謝し祈りを唱える儀式)、対話、ゲーム、サッカーなどの活動をしています。彼らの夢は、先祖の記憶を取り戻し、食料、共同作業、団結、自分たちの文化の強化を約束することです。このプロジェクトによって、自分たちの民族と村が生き延びる大きな可能性を見出しています。これは彼らの民族に、抵抗することで生まれる希望を与えます。

         写真:ヴァルデレ・ダ・シルバがSabuká Kariri-Xocóカルチャーセンター
         コミュニティとともに粘土のポットを作成中。

Sabuká Kariri-Xocóカルチャーセンター:
https://springprize.org/the-prizes/ancient-and-indigenous-wisdom-award/


Lush Spring Prizeとは
2017年にスタートした『Lush Spring Prize』は、環境や社会の再生に向けて活動している団体やプロジェクトをたたえ賞を授与するもので、今年で4年目を迎えます。LUSHとエシカルコンシューマーの共同事業であり、これまでに82万ポンド以上を分配してきました。
持続可能性を超えて、生態系、経済、社会システムの健全性を構築するためのホリスティックなアプローチをとるリジェネラティブ(再生)なプロジェクトを支援するために設立されました。
再生プロジェクトを支援することで、この活動全体の認知度を高め、より多くの個人、団体、コミュニティ、資金提供者、企業が再生プロセスに取り組むきっかけとなることを目指しています。
世界中の人々が、自然やお互いと協力して生きていく方法を開発したり、記憶したりしています。その人たちは、さらなるダメージに抵抗し、生態系を回復させ、再生可能な資源を生み出し、連帯感を育み、健全性、全体性、回復力を構築しています。Lush Spring Prize は、こうした活動を支援し、たたえます。
  • 2年に1度、20万ポンド以上の賞金を提供。インテンショナルな段階や、初期段階から確立されたプロジェクト、インフルエンサーまで、コミュニティ、組織、企業が対象。
  • 人々が集まってスキルや経験を共有する機会。
  • 再生と傷ついたシステムを修復する可能性についての認識を公に高める。
2021年のLush Spring Prizeには400件以上の応募があり、6月と7月に54件の団体に絞られました。この賞の応募者数は61%増加し、81カ国、南極以外のすべての大陸にまたがるインスピレーションあふれるプロジェクトの応募がありました。

ラッシュについて
ラッシュは、新鮮な野菜や果物を使った100%ベジタリアン対応のナチュラルコスメブランドです。約9割の商品がヴィーガン対応です。エッセンシャルオイルをふんだんに使用し、動物実験をせず、可能な限り合成保存料に頼らない処方で手作りしたスキンケア、ヘアケア、バス製品などですべての人の健やかな肌や髪のために役立ちたいと考えます。原材料の新鮮さ、本質的な意味においてオーガニックであることに価値をおいて開発する商品は、フレッシュなうちに使用することで原材料の効果を最大限実感することができると信じています。「ラッシュ」の名が示す通り、毎日の生活を「みずみずしく豊か」に、よりハッピーでヘルシーなものにしたいと考えます。倫理的であること、そしてサステナビリティのその先を目指し、原材料調達から商品開発やパッケージの資材調達など、リジェネラティブであること(再生可能性)を最優先にあらゆる企業活動を行っています。
( https://www.lush.com/jp/ )



 
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