生活クラブ「サステイナブル フェス!2021」キックオフイベント レポート ~今聞きたい、持続可能な暮らしのヒント~
生活クラブで叶えたシンプルでエコな生活とは?“都心に一番近い山里”のコミュニティで生まれた新しい仕事とは?
生活クラブ事業連合生活協同組合連合会(本部:東京都新宿区、会長 伊藤由理子、以下生活クラブ)は、「サステイナブル」な暮らしへのヒントを楽しみながら体感していただく参加型企画「サステイナブル フェス!2021」のキックオフイベントを、2021年4月19日(月)11時よりオンラインで開催いたしました。
ゲストにサステイナブルな暮らしを実践されているシンプルライフ研究家のマキさんと、様々な創作活動を行なうザリガニワークス代表の武笠太郎さん、SDGsに関する情報を発信するSDGsナビ代表のガマ兄さん、共同PR総研所長 池田健三郎さんをお迎えし、当会会長の伊藤由理子とともに「持続可能な暮らし」をテーマにディスカッションを行いました。
ゲストにサステイナブルな暮らしを実践されているシンプルライフ研究家のマキさんと、様々な創作活動を行なうザリガニワークス代表の武笠太郎さん、SDGsに関する情報を発信するSDGsナビ代表のガマ兄さん、共同PR総研所長 池田健三郎さんをお迎えし、当会会長の伊藤由理子とともに「持続可能な暮らし」をテーマにディスカッションを行いました。
<ゲストトーク概要>
■シンプルライフ研究家 マキさん:家庭での毎日の工夫が、ゴミ問題やフードロスを改善できるのでは
小さなことですが、家庭でのこういう工夫が増えることで、日本のゴミ事情やフードロスなどの社会問題を変えていけるのではないかと思います。
※コロナ禍で今まで以上にペットボトルの利用が増えたことに気づき、マイボトルやウォーターサーバーをフル活用して削減した、というお話もうかがいました。
■ザリガニワークス代表 武笠太郎さん: 「楽しさ」を動機に 地域資源を活用したサステイナブルな暮らし
<ゲストトークを受けて~トークセッション>
テーマ: 「持続可能な暮らしで 心も質も急上昇⁉」
生活クラブの食材や環境への取組みをフルに活用してサステイナブルな暮らしを実現しているマキさん、藤野での暮らしの中で地域の循環を実践し、次世代につなげるものづくりに取り組む武笠さんのお話を受け、 登壇者全員で「持続可能な暮らし」のヒントを掘り下げるトークセッションを行いました。
<まとめ 「持続可能な暮らしとは?」>
最後に、生活クラブ連合会 会長の伊藤由理子と、PR総研所長の池田健三郎さんから、持続可能な暮らしを実現するためには何が必要かをまとめていただきました。
●生活クラブ連合会 会長 伊藤由理子から
現在、企業や行政を中心にSDGsの取り組みが進められていますが、市民一人ひとりの暮らしの中で根付き、実践され、主体的な参加がなければそのゴールの達成は難しいのではないかと思います。無理せず、楽しく進めるには一人だけでは難しく、道具や仲間が必要です。仲間がいる場所として、そして道具として生活クラブを使っていただきたいと思っています。そのために、私たちは今まで以上にメッセージ力をつけたいと思っています。最近、学校給食で生活クラブのリユースびんの牛乳が採用されるということがありました。これも子どもたちに環境に関するメッセージを伝えていくことのひとつです。こんな風に色々な活動を大勢の皆さんに伝え、一緒に持続可能な暮らしの実現を目指して行きたいと考えています。
●PR総研 所長 池田健三郎さんから
今日、皆さんのお話を伺って、持続可能な暮らしの実現のためには、SDGsの17のゴールに引っ張られる必要性は無いと思いました。なぜなら、お話の全てが、第3項目の「すべての人に健康と福祉を」や第14・15項目の「海/山の豊かさを守ろう」にも繋がり、まさに生活クラブの活動は17項目全てを網羅していると思ったからです。また、経済的な視点では第8・9項目がとても重要と考えています。働き甲斐と経済成長や産業基盤づくりなどに関する項目ですが、これは経済的に合理性が無いと長続きできないと考えています。本日の皆さんのお話にあった「無理しない」「楽しく」ということは非常に合理的なことだと思いました。また、一方的に誰かが得したり、損をしたりという状態では継続できません。お金をつかうこと、つまり経済を回す際に「何をどこから購入するか」を考え、望ましいと思うところを選ぶということがポイントだと考えます。今日の皆さんのお話はまさにそれにふさわしいと思いました。
【「サステイナブル フェス! 2021」キックオフイベント 実施概要】
日時:2021年4月19日(月) 11:00~12:20
出演者:シンプルライフ研究家 マキさん、ザリガニワークス代表 武笠太郎さん、
SDGsナビ代表 ガマ兄さん、PR総研所長 池田健三郎さん、
生活クラブ事業連合生活協同組合連合会会長 伊藤由理子
1)主催者あいさつ~「サステイナブル フェス!2021」の紹介
2)ゲストトーク① シンプルライフ研究家 マキさん
3)ゲストトーク② ザリガニワークス代表 武笠太郎さん
4)トークセッション
5)「サステイナブル フェス!2021」のイベント紹介
■YouTube Live配信
シンプルライブ研究家 マキさんの 「今日からできるシンプルライフ講座 やらない省エネ」
窮屈でもなく、無理もしない、心地よくできる資源を大切にした「省エネ」の工夫を紹介します。私に・環境に・社会に、ちょっといいこと始めるきっかけにしませんか。
全国の生活クラブで様々なイベントを実施してまいります。詳しくは特設サイトや公式YouTubeチャンネルをご覧ください。
■シンプルライフ研究家 マキさん:家庭での毎日の工夫が、ゴミ問題やフードロスを改善できるのでは
「シンプルライフ」の研究を進めていくと、「しなくていい家事」の多さに気づきました。さらに、生活クラブに加入してシンプルライフを極められるようになったのですが、先ずはじめに衝撃的だったのが「リユースびん」を使用した牛乳です。紙パックの牛乳の場合、洗って・はさみで開いてお店に持っていくことがとても手間だったのですが、リユースびんの牛乳は、洗って配達日に返却するだけ。作業がとても簡単になり、環境への負荷も減らせます。少しの手間ですがその「名もなき家事」を手放すことで楽になり、ゴミも減りました。実はわが家では、ゴミ箱が一つしかないんです。
小さなことですが、家庭でのこういう工夫が増えることで、日本のゴミ事情やフードロスなどの社会問題を変えていけるのではないかと思います。
※コロナ禍で今まで以上にペットボトルの利用が増えたことに気づき、マイボトルやウォーターサーバーをフル活用して削減した、というお話もうかがいました。
■ザリガニワークス代表 武笠太郎さん: 「楽しさ」を動機に 地域資源を活用したサステイナブルな暮らし
5年前に旧藤野町(現:神奈川県相模原市 以下、藤野)に越してきました。藤野は、水源エリアのため緑も多く、日本で初めて「トランジション・タウン」を宣言した町です。地域活動や環境問題、アートに関心の高い人が多く住んでいるとても刺激的なところです。地域活動で最初に取り組んだのが「炭焼き」。もともと藤野では炭焼きが盛んで、身近な山の木を資源として燃料をつくっていました。
炭焼き活動を続けるうちに、仕事とのコラボを思い付き、「地産ガチャ」を作りました。ガチャのカプセルに地元で作った炭を入れたものですが、それで遊ぶ子どもたちへ本物に触れる機会をつくり、自然との繋がりなど、そこから「何か」を感じてくれたらと思っていました。今では炭の他、イノシシやシカの革、羊毛、木材、陶器のかけらなど、地域産業の素材を利用したものに広がっています。自然の素材に触れつつ、獣害問題など地域のことを知り、考える機会になっているのではと思っています。
<ゲストトークを受けて~トークセッション>
テーマ: 「持続可能な暮らしで 心も質も急上昇⁉」
生活クラブの食材や環境への取組みをフルに活用してサステイナブルな暮らしを実現しているマキさん、藤野での暮らしの中で地域の循環を実践し、次世代につなげるものづくりに取り組む武笠さんのお話を受け、 登壇者全員で「持続可能な暮らし」のヒントを掘り下げるトークセッションを行いました。
<まとめ 「持続可能な暮らしとは?」>
最後に、生活クラブ連合会 会長の伊藤由理子と、PR総研所長の池田健三郎さんから、持続可能な暮らしを実現するためには何が必要かをまとめていただきました。
●生活クラブ連合会 会長 伊藤由理子から
現在、企業や行政を中心にSDGsの取り組みが進められていますが、市民一人ひとりの暮らしの中で根付き、実践され、主体的な参加がなければそのゴールの達成は難しいのではないかと思います。無理せず、楽しく進めるには一人だけでは難しく、道具や仲間が必要です。仲間がいる場所として、そして道具として生活クラブを使っていただきたいと思っています。そのために、私たちは今まで以上にメッセージ力をつけたいと思っています。最近、学校給食で生活クラブのリユースびんの牛乳が採用されるということがありました。これも子どもたちに環境に関するメッセージを伝えていくことのひとつです。こんな風に色々な活動を大勢の皆さんに伝え、一緒に持続可能な暮らしの実現を目指して行きたいと考えています。
●PR総研 所長 池田健三郎さんから
今日、皆さんのお話を伺って、持続可能な暮らしの実現のためには、SDGsの17のゴールに引っ張られる必要性は無いと思いました。なぜなら、お話の全てが、第3項目の「すべての人に健康と福祉を」や第14・15項目の「海/山の豊かさを守ろう」にも繋がり、まさに生活クラブの活動は17項目全てを網羅していると思ったからです。また、経済的な視点では第8・9項目がとても重要と考えています。働き甲斐と経済成長や産業基盤づくりなどに関する項目ですが、これは経済的に合理性が無いと長続きできないと考えています。本日の皆さんのお話にあった「無理しない」「楽しく」ということは非常に合理的なことだと思いました。また、一方的に誰かが得したり、損をしたりという状態では継続できません。お金をつかうこと、つまり経済を回す際に「何をどこから購入するか」を考え、望ましいと思うところを選ぶということがポイントだと考えます。今日の皆さんのお話はまさにそれにふさわしいと思いました。
【「サステイナブル フェス! 2021」キックオフイベント 実施概要】
日時:2021年4月19日(月) 11:00~12:20
出演者:シンプルライフ研究家 マキさん、ザリガニワークス代表 武笠太郎さん、
SDGsナビ代表 ガマ兄さん、PR総研所長 池田健三郎さん、
生活クラブ事業連合生活協同組合連合会会長 伊藤由理子
プログラム:
1)主催者あいさつ~「サステイナブル フェス!2021」の紹介
2)ゲストトーク① シンプルライフ研究家 マキさん
3)ゲストトーク② ザリガニワークス代表 武笠太郎さん
4)トークセッション
5)「サステイナブル フェス!2021」のイベント紹介
当日の内容はこちらからご覧いただけます。 https://www.youtube.com/watch?v=qHL9Pa8IGQ8 |
【サステイナブル フェス!2021 直近のオンラインイベントのご紹介】
■YouTube Live配信
シンプルライブ研究家 マキさんの 「今日からできるシンプルライフ講座 やらない省エネ」
配信日時:4月25日(土) 14:00~
窮屈でもなく、無理もしない、心地よくできる資源を大切にした「省エネ」の工夫を紹介します。私に・環境に・社会に、ちょっといいこと始めるきっかけにしませんか。
【その他のイベント】
全国の生活クラブで様々なイベントを実施してまいります。詳しくは特設サイトや公式YouTubeチャンネルをご覧ください。
「サステイナブル フェス!」特設サイトURL https://seikatsuclub.coop/sustainablefes/ |
「サステイナブル フェス!」YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCb_XO98Amk10ZA3pHNGvsOQ/ |
■生活クラブについて
生活クラブは生協の中のひとつです。 今から約50年前、 「まとめ買いして安く分け合おう」と、 200人あまりのお母さんたちが集まって牛乳の共同購入を始めたことからスタートしました。 今日の生活クラブでも、 既存の商品を購入するのではなく、 自分達の生活に必要な品物を、 自分たちが開発過程にかかわりながら生産者とともに、 納得いくものをつくるという、 徹底したものづくりの姿勢でとりくんでいます。
生活することは、 消費することです。 ”なにを””どのように”消費するか、 という選択は、 そのまま、 「どんな未来にしたいか」「次の世代へ何を手渡したいか」へとつながっていきます。
私たちは、 自然と共生し、 食べ物(Food)、 エネルギー(Energy)、 福祉(Care)をできるかぎり自給・循環させる「サステイナブル(持続可能)な生き方」を選びます。 いま生きるいのちと次世代のいのちを、 おなじように大切に考えて、 すべての活動を行います。
URL: https://seikatsuclub.coop/
生活クラブ申し込みURL: https://welcome-seikatsuclub.coop/
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