全世界で80万部突破! 宇佐見りん『推し、燃ゆ』がついに文庫化! 21歳が描いた〈推す、青春〉
世代も国境も超えた大ベストセラー! “TikTok世代のキャッチャー・イン・ザ・ライ”
株式会社河出書房新社(東京都渋谷区/代表取締役 小野寺優)より、第164回芥川賞受賞、2021年「最も売れた小説」となった新たなクラシック、宇佐見りん著『推し、燃ゆ』の文庫版が本日発売となりました。
- 全世界で80万部突破! 世代も国境も超えたベストセラー『推し、燃ゆ』
2021年1月、第164回芥川龍之介賞を受賞し、その後も、2021年本屋大賞へのノミネート、第7回沖縄書店大賞「小説部門」大賞受賞など注目を集めた本作はベストセラーとなり、「2021年もっとも売れた小説」として、この年を代表する作品となりました。
本書が脚光を浴びたことをきっかけに、熱狂的に応援する対象「推し」を持つこと、ライブへ足を運ぶ、グッズを集めるなど「推す」ことが更に社会的認知を広め、この年の「ユーキャン新語・流行語大賞」に「推し活」がノミネートされるなど、「推し」は一大社会現象となりました。
話題を集めるベストセラー作品の文庫化に、全国の書店では大きな期待を込めた展開がされ、読者の手に取られることを心待ちにしています。
『推し、燃ゆ』は、現在世界15カ国・地域で翻訳出版されており、全世界での累計発行部数は80万部を突破しています。
- 世界中が絶賛! 『推し燃ゆ』は “TikTok世代のキャッチャー・イン・ザ・ライ”!
世界で注目を集める日本文学。その中でも近年稀に見る注目作となった『推し、燃ゆ』は、「推し」という最新のトレンドを扱いながら、非常に洗練された文章と高い文学性が海外からも評価を受け、世界各国の大手・老舗文芸出版社が権利獲得を競合。刊行当時、デビュー2作目の新人作家としては異例の事態となりました。
現在、英語、スペイン語、ロシア語他、世界15カ国・地域で翻訳出版され、“TikTok世代のキャッチャー・イン・ザ・ライ”(The Bookseller誌・英国)と絶賛されるなど、各国で話題を呼んでいます。
■各国での書評・コメント例
日本初の痛烈で不穏な世界的ベストセラーは、
熱狂的なファンダムの世界における10代の断絶と孤独を暴露する。
Shelf Awareness (米国・Webニュース)
J・D・サリンジャーやケイト・ショパンのような人物主導の物語に熟達した能力を発揮している。
West Trade Review(米国・季刊文芸誌)
説得力と不安感が同居する『推し、燃ゆ』は、現代の若い女性にとって、現代の生活がいかに彼女たちを混乱させ、疲弊させているかを、完璧なまでに洞察している。
Buzz Magazine(英国・カルチャー誌)
(一部を抜粋)
- 金原ひとみさんによる「解説」、宇佐見りんさんによる「文庫版あとがき」も必読!
自身の学生時代を振り返り、また、本作で用いた文体、表現を挙げながら、『推し、燃ゆ』という作品での試みを明かし、母校の生徒、読者へ「心の柔らかい部分をまもって生きてもらえたら」と思いを綴った、著者による「文庫版あとがき」。
ともに必読の名文です。作品と併せて、ぜひご覧ください。
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【著者紹介】
宇佐見りん(うさみ・りん)
1999年生まれ。2019年『かか』で第56回文藝賞を受賞しデビュー。同作は史上最年少で第33回三島由紀夫賞を受賞。第二作『推し、燃ゆ』は第164回芥川賞、第7回沖縄書店大賞を受賞し、2021年本屋大賞にノミネートされたほか、世界15か国/地域で翻訳が決定、単行本累計60万部を超えるベストセラーとなった。他の著作に『くるまの娘』。
【書誌情報】
書名:推し、燃ゆ(河出文庫)
著者:宇佐見りん
仕様:文庫判/168ページ
発売⽇:2023年7⽉26日
税込定価:638円(本体580円)
ISBN:978-4-309-41978-7
カバー装画:ダイスケリチャード
カバーデザイン:佐藤亜沙美
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309419787/
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