駿台予備学校・代々木ゼミナール・ベネッセコーポレーションが、グローバル化に対応するための「英語4技能」の育成を共同で推進
駿台予備学校を運営する駿河台学園(本部:東京都,以下:駿台予備学校),代々木ゼミナールを運営する学校法人高宮学園(本部:東京都,以下:代々木ゼミナール),株式会社ベネッセホールディングスの子会社・株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山市,以下:ベネッセ)の3法人は,文部科学省が提唱する「英語4技能」によるコミュニケーション能力の育成を積極的に推進していくため、ベネッセが運営する英語検定試験「GTEC(Global Test of English Communication) CBT」を活用したサービス提供を始めることになりました。その一環として,駿台予備学校,代々木ゼミナールでは,「GTEC CBT」の対策講座を開講します。
現在,文部科学省の方針において,グローバル人材育成が強く推進され,高等学校・中学校では,現行課程の学習指導要領に則った形で,「話すこと」や「書くこと」の発信技能を含んだ,「英語4技能」を総合的に育成する指導が着実に広まりつつあります。
さらに大学入学者選抜試験について,中央教育審議会答申「新しい時代にふさわしい高大接続の実現に向けた高等学校教育,大学教育,大学入学者選抜の一体的改革」の実現に向けた具体的な方策を検討する「高大接続システム改革会議」において検討が進んでおります。中間まとめでは,現在の大学入試センター試験の後継となる大学入学希望者学力評価テスト(仮称)でも,「英語4技能」について評価することが謳われています。
ベネッセ教育総合研究所による「中高生の英語学習に関する実態調査」(2014)によると,小学校における英語活動の必修化により,外国や英語に興味を持つ中学生が7割を超え,さらに大半の中高生が,英語の勉強で大切なことは,英語でたくさん会話を行うことであるという認識を持っています。社会的な要請のみならず,学習者としての子ども達自身の「英語4技能」への関心が高まってきていると言えます。
このような状況のなか,駿台予備学校,代々木ゼミナール,ベネッセの3者は,高等学校で最も受験者数の多い英語検定試験「GTEC」に基づく学習指導等のサービスを提供し,日本の未来を担う子どもたちのために,「英語4技能」の育成を推進していきます。
駿台予備学校,代々木ゼミナールの「GTEC CBT」対策講座の概要は,以下の通りです。
駿台 高2冬期講習 特別講座 「GTEC CBT対策」 ■開講日時:2015年1月10日(日) 9:50~16:30 ■担当講師:斎藤 資晴先生 ■対 象:高校2年生 ■会 場:駿台予備学校お茶の水1号館 ■講座概要: ・GTEC CBTとはどのような試験で,どのような対策が有効なのかがわかり,スコアを上げるうえで欠かせないスキルことを学ぶことができます。 ・英語のSpeaking力をつける上で,日本人が意識してトレーニングすべきことがわかります。 特別講座をスタートとし,今後,GTEC CBTを軸とした英語4技能対策講座を開講します。 ・2016年度(2016年3月)春期講習をスタートとし,夏期・冬期講習で「GTEC CBT」対策ライヴ講座を設置いたします。 ・2016年度「GTEC CBT」対策講座を映像講座(授業)化し,講習会オンデマンドサテネット(ODS)講座,特設単科サテネット講座分野別講座として,全国へ配信いたします。映像講座の特性を生かし「GTEC CBT」検定日に合わせた受講が可能となります。 ・対策の一環として,「eラーニング講座」の開発を進めています。 ・教育研究セミナー(高校の先生方を対象とした講座)を実施しています。 (実施例) 2015年度冬期 〔英語4技能〕トレーニングを重視したリスニングの指導(東京) 〔英語4技能〕生徒の力を上手に引き出すスピーキング指導(東京・大阪) ・「GTEC CBT」以外の、英語外部試験対策講座、受験対策問題集や模擬試験の実施または、実施準備を進めています。 |
代ゼミ 「GTEC CBT解説講義〈Over800!〉(仮称)」 ■開講時期:2016年4月~(予定) ※導入講座「GTEC CBT受験ガイダンス(無料)」は2016年1月開講予定 ■担当講師:谷川 学先生 ■対 象:GTEC CBT受験者もしくは受験予定者(高校1年生~高校3年生・高卒生) ■講義時間:45分×14回(予定) ・Listening 45分×4回 ・Reading 45分×4回 ・Speaking 45分×4回 ・Writing 45分×4回 ■講座概要: ・GTEC CBTを受験されるすべての方を対象として,受験前に必ず準備しておくべきこと、各技能について本番での効果的な解答方法と、その対策を詳しく解説していきます。特にListening,Readingのセクションは一般的な受験とは仕組みが異なりますので注意が必要です。 ・受験生がもっとも苦手とするSpeaking,Writingの対策を十分に講ずることにより,大幅な得点アップを目指します。 GTEC CBT解説講義〈Over800!〉は代々木ゼミナールの映像授業ネットワークにより全国の代々木ゼミナール及びサテライン予備校に配信され,全国各地で受講することができます。 また、今後は更に高スコアを目指す講座を開講予定です。 |
○「GTEC CBT」について
活用大学数の推移
2015年10月31日現在
2016年度「GTEC CBT」実施概要 ■検定日(注): 第1回: 2016年 7月17日(日) 第2回: 2016年11月20日(日) 第3回: 2017年 3月26日(日) (注)年度内2回まで受験可能です。 ■実施会場:全国47都道府県の公開会場 ■受験料 :9,720円(消費税8%込) ■実施概要: ・「GTEC CBT」は,英語4技能の検定で,全国47都道府県に設置する公開会場での実施を標準とします。 ・全てコンピュータによる解答方式とし,今後,予想される大学入試のコンピュータ化にも備えると同時に,問題の厳密性を担保します。 ・問題は「GTEC for STUDENTS」同様に,学習指導要領が求める語彙・表現に加え,更にその範囲を超えるアカデミックな要素も含めて,大学生が授業や学生生活の中で英語を使う場面を想定した内容になっています。 ・WritingではListeningした内容の要約を通じて情報を取捨選択し論理的にまとめる能力まで測定,Speakingとあわせ,日本国外在住の英語話者による採点をしています。 ・異なる回を受験してもスコアの比較ができるようIRT(項目反応理論※)による統計処理を行ってスコアを算出しています。 ※「項目反応理論」とは,従来の正解率ではなく,テスト問題1問1問の困難度(難易度)を数値的に算出し,受験者がどの程度の困難度の問題にどのように正解・不正解しているかを基に能力値を推定するテスト処理方法です。 |
【ご参考】
○「GTEC」の概要
・1998年 GTEC for STUDENTSを日本の学生のスタンダードな新英語力指標を目指してリリース
…Advancedタイプ,Basicタイプ。またProficiency Guidelineが完成。
・2000年 can-do statements完成 ※CEFRリリースの1年前に完成
・2002年 GTECを社会人版としてリリース (英語4技能検定として世界初のCBT形式)
・2005年 GTEC for STUDENTS Coreタイプをリリース
・2006年 全国高校生英語ディベート大会(全国高校英語ディベート連盟主催)の特別協賛として支援
・2009年 教師用帳票の大幅なリニューアル
…学校における指導での成果検証の活用を重視した設計として完成。
・2011年 改訂版can-do statements公表
・2012年 「文部科学省 外部検定試験の活用による英語力の検証」を受託
・2013年 GTEC for STUDENTS Speakingをリリース(Speakingテストとして世界初のタブレット形式)
※特許出願中
・2014年 GTEC CBTを大学入学者選抜のための検定としてリリース
・2014年 「文部科学省 英語教育改善のための英語力調査事業」を受託 ※高等学校のみ
・2015年 「文部科学省 英語教育改善のための英語力調査事業(高等学校)」を受託
・2015年 「文部科学省 英語教育改善のための英語力調査事業(中学校)」を受託
○「GTEC for STUDENTS」について
① 受験人数の推移
② 学校の指導改善のための活用概要
③ 学校の指導改善のためのスコア活用
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像