富士通、Business Creation LabでAWSジャパンと流通・サービス業界の未来を変革、生成AIで加速

現場起点の課題抽出、迅速PoC、導入をワンストップで伴走、経営KPIに直結する変革を支援

富士通株式会社

富士通株式会社(注1、以下 富士通)は、戦略的協業契約の一環としてアマゾン ウェブサービス ジャパン合同会社(注2)(以下 AWSジャパン)と国内の流通・サービス業界のお客様の経営課題解決を加速する拠点Business Creation Lab(以下、本ラボ)を本格稼働します。本ラボは、富士通の深い業界知見・テクノロジーソリューションとAWSの生成AI・クラウドサービスを融合し、国内の流通・サービス業界が直面する課題解決を支援するための、レガシー刷新と新規収益創出を同時に実現する取り組みです。現場起点で課題を抽出・設定し、最短90日でPoCから導入まで伴走、経営KPIに直結する変革を支援します。

背景

国内の流通・サービス業界は、労働人口減少や複雑化する取引構造、消費者ニーズの多様化といった構造的課題に直面し、データ活用による迅速な意思決定と業務効率化が急務です。さらに、早くからIT投資を進めてきた結果、レガシーシステムが多く存在し、専門知識の属人化によるナレッジ継承の難しさも大きな経営課題となっています。
これまでも両社の強みを掛け合わせた協業を通じ、お客様の課題解決に貢献してきました。本ラボは、この取り組みを国内の流通・サービス業界向けに深化するものであり、三菱食品株式会社様(注3)との事例(レガシーシステムに関する有識者のノウハウ継承課題を生成AIによりナレッジ標準化し解決)など、これまで得た知見を活かし、経営価値を創出し、業界全体の変革を加速します。

Business Creation Labの概要

本ラボは、富士通の流通・サービス業界に精通したセールス、エンジニアやコンサルタントと、AWSジャパンのソリューションアーキテクトが緊密に連携し、以下の活動を通じて変革を加速します。

1.課題抽出と解決策の明示:

お客様の現場に入り込み、潜在課題を可視化し、AWSの最新技術を活用した解決策の設計

2.迅速なPoCとアジャイル開発:

最短90日で導入判断まで伴走し、実効性の高いソリューションを提供

3.ソリューション開発と横展開:

富士通のカスタマーベースによる深い業界知見・実績、AWSの豊富なサービス群を組み合せて標準化し、レガシーシステム(メインフレーム、EDIなど)からAPI化まで段階的な提供を実現、食品流通業をはじめ、リテール、商社、食品メーカー、サービスなど様々な業界における多岐にわたる課題解決に貢献

今後の展開

富士通は、AWSジャパンと連携して推進する本ラボを軸に、経営課題に直結する取り組みを加速します。今後は、食品流通業界における実績をもとに、クラウドおよび生成AIの活用、業界横断でのデータ連携を通じて、流通・サービス以外の国内の各業界にも本ラボの取り組みを拡大し、お客様の持続可能な成長と新たな収益モデルの創出に貢献していきます。
なお、本取り組みは、11月21日(金曜日)に開催される食品卸業界 のユーザ会「酒類食品システム研究会(THINKS)」300回記念大会にてご紹介予定です。これを皮切りに、他のユーザ会での紹介・ワークショップなど、本ラボの活動を通じてお客様のビジネス価値向上を支援していきます。

三菱食品株式会社 情報システム本部長 杉本 智彦 様のコメント

当社では、企業間EDIプロジェクトにおいて、有識者ノウハウの継承という重要な課題に自社のAI活用戦略の一環として取り組んでいます。その中で、富士通様とAWSジャパン様の技術と知見を組み合わせることで、生成AIチャットボットによるナレッジ化という実効性の高いアプローチを実現できると判断し、採用を決定しました。本取り組みは、属人的業務の標準化・自動化をさらに加速させるものであり、今後はシステムトラブルの未然防止など、より高度な領域への展開も見据えています。今後も両社とは強力なパートナーとして、新しい価値の共創を進めていきます。

アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 常務執行役員 エンタープライズ事業統括本部 事業統括本部長 堤 浩幸 様のコメント

これまでも様々な先進的なお客様のビジネス変革を富士通様と共に支援してきましたが、Business Creation Labの設立により富士通様の深い業界知見とAWSの生成AIをはじめとした最新テクノロジーの融合がさらに加速し、流通・サービス業界だけでなく日本全体のイノベーションを推進できると確信しています。今後も富士通様との協業を通じてビジネスを活性化させていくことを大変楽しみにしています。

富士通株式会社 執行役員常務 古濱 淑子のコメント

本ラボは、お客様の現場課題と経営戦略をつなぎ、当社の豊富な知見と、テクノロジーを活用し新たなビジネス価値を生み出す拠点です。当社はこれまでも流通・サービス業界における多くのお客様と共に先進的な取り組みを進めてきましたが、本ラボを通じて、そこで得た知見や経験を活かし、長年の強力なパートナーであるAWSジャパン様と共に本ラボを始動させました。テクノロジーやAI活用を単なるシステム導入にとどめず、構想策定から実証・導入までをスピーディに支援し、お客様の課題を解決し、企業価値の向上につなげていくことを目指します。私たちはお客様と共にこの活動を通じて、持続的な成長と業界全体の競争力強化に貢献していきます。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

注1 富士通株式会社:本店 神奈川県川崎市、代表取締役社長 時田 隆仁

(補足:掲載先メディアや閲覧環境の仕様によっては、「隆」の文字が正しく表示されない場合があります。正しくは、「隆」の「生」の上に「一」が入ります。)

注2 アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社:本社 東京都品川区、代表執行役員社長 白幡 晶彦

注3 三菱食品株式会社:本社 東京都文京区、代表取締役社長 京谷 裕

当社のSDGsへの貢献について

2015年に国連で採択された持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)は、世界全体が2030年までに達成すべき共通の目標です。当社のパーパス(存在意義)である「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと」は、SDGsへの貢献を約束するものです。

本件が貢献を目指す主なSDGs

本件に関するお問い合わせ

富士通株式会社

お問い合わせフォーム

当社はセキュリティ保護の観点からSSL技術を使用しております。


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

富士通株式会社

79フォロワー

RSS
URL
https://global.fujitsu/ja-jp
業種
情報通信
本社所在地
神奈川県川崎市中原区上小田中4-1-1
電話番号
-
代表者名
時田 隆仁
上場
東証プライム
資本金
-
設立
1935年06月