ニュージーランドのISPのInspire NetがIP Infusionを採用し、自社ネットワークをアップデート
- 「OcNOS®」ソフトウェアとオープンハードウェアを組み合わせて導入することで、農村部や遠隔地へのサービス提供を拡大-
オープンネットワーキング・ソリューションの世界的リーダーであるIP Infusion(本社:米国カリフォルニア州、最高経営責任者:大石 清恭)は、本日、ニュージーランドの大手インターネットサービスプロバイダー(ISP)であるInspire Netが、IP Infusionのネットワークオペレーティングシステム(OS)「OcNOS®」とUfiSpaceのハードウェアを導入し、自社ネットワークインフラのアップデートに成功したことを発表いたします。この導入により、Inspire Netは、自社ネットワークインフラの拡張性の向上、運用の合理化、総所有コスト(TCO)の削減を実現しました。導入は、システムインテグレーターであるIndependent Data Solutions(IDS)が支援しました。
農村部や通信サービスが十分でない地域を対象に事業展開を行っているInspire Netは、全ての顧客層において高速かつ高信頼の接続性に対する需要の急増に直面しています。これに応えるため、同社はIP Infusionの「OcNOS」ネットワーキングソフトウェアプラットフォームとUfiSpaceのオープンネットワーキングハードウェアを組み合わせたディスアグリゲーション(ハードウェアとソフトウェアの機能分離)型ネットワークソリューションの構築をIndependent Data Solutionsに依頼しました。
Inspire Netが「OcNOS」ベースのソリューションの採用に至った主なポイントは、以下の通りです。
●低消費電力:オフグリッドや太陽光発電を利用した導入において不可欠な要素
●強力なMPLS機能:多彩なマネージドサービスと高度なトラフィックエンジニアリングが可能
●拡張性の高いアーキテクチャ:分散されたサイトにおける長期的な成長を、コストのかかる再設計なしでサポート
●優れたコストパフォーマンス:資本支出と運用コストを削減
●耐環境性のあるハードウェア設計:農村部での環境要件に耐えることが可能
堅牢で柔軟なネットワークOSである「OcNOS」は、Inspire Netに高度なルーティング、スイッチング、自動化機能を提供し、電力効率に優れたUfiSpaceのオープンハードウェアとシームレスに統合されます。Inspire Netは、このソリューションによって既存のシステムを置き換え、ネットワークパフォーマンスの強化と運用のアジリティ(俊敏性)の向上を実現しました。
IP Infusion 最高経営責任者(CEO) 大石 清恭は、
「当社は、Inspire Netが『OcNOS』によって最先端の接続性の要求を満たす、未来にわたりサポート可能なネットワーク構築が実現したことに誇りに思います。当社、IDS、UfiSpaceの3社によるコラボレーションは、コスト効率に優れた拡張性の高いソリューションを提供するディスアグリゲーション型ネットワークの力を実証しています」と述べています。
Independent Data Solutions ANZ担当セールスディレクター Paul Leonard氏は、
「当社はIP InfusionおよびUfiSpaceとのパートナーシップにより、Inspire Netが目指す性能と効率性の目標に沿った革新的なソリューションを、Inspire Netに提供しました。この度の導入は、オープンネットワーキングがいかにISPのイノベーションを促進するかを示す好例です」と述べています。
Inspire Net マネージングディレクター James Watts氏は、
「IP Infusionの『OcNOS』とUfiSpaceのハードウェアを組み合わせたところ、当社のネットワーク運用に革命が起きました。当社はIDSの専門知識のおかげでより高い柔軟性とコスト削減を実現し、顧客により良いサービスを提供できるようになりました」と述べています。
■IP Infusionについて
IP Infusionは、キャリア、サービスプロバイダー、データセンター事業者向けオープンネットワークソフトウェアおよびソリューションにおける世界的なプロバイダーです。IP Infusionのソリューションの顧客は数百社を超え、導入実績は数千件に及び、ネットワークオペレーティングシステム(NOS)において市場をリードしています。IP Infusionの「OcNOS®」により、ネットワーク事業者はネットワークをディスアグリゲーション(ハードウェアとソフトウェアの機能分離)することで、イノベーションの加速、運用の合理化、総所有コスト(TCO)の削減が可能になります。IP Infusionは、米国カリフォルニア州サンタクララを本拠とし、株式会社ACCESSの100%出資子会社として独立して運営されています。

■Independent Data Solutionsについて
Independent Data Solutions (IDS)は、オーストラリアとニュージーランドの大手付加価値ディストリビューターであり、高度なネットワーキングおよびデータマネジメントソリューションを提供しています。IDS はオーダーメイドのネットワークソリューションの設計、構築、導入を行っており、企業は効率的な拡張、自由な革新、安全な運用が可能になります。IDSは、オープン標準とディスアグリゲーション型アーキテクチャを活用することで、顧客がBest-of-Breed(最適な製品から選択し組み合わせる)を選択し、複数のプラットフォームにわたってシームレスな統合を行い、自社のインフラを将来にわたって保護できるようにします。
■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証プライム:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、放送、自動車、家電、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績15億台を超えるモバイルソフトウェアおよび数百社を超える企業への豊富な採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける仮想化技術の開発力とノウハウを活かし、現在、組み込みとクラウド技術を融合したDX/IoTソリューションの開発・事業化に注力しています。アジア、米国、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。
https://www.access-company.com/
※ACCESS、ACCESSロゴは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。
※IP Infusion、IP Infusionロゴ、OcNOSは、IP Infusion Inc.の米国ならびにその他の国における商標または登録商標です。
※その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像