カーナビ機能連動による「走行位置予測に基づく降雹アラート」の提供開始
MS&ADインシュアランス グループのあいおいニッセイ同和損害保険株式会社(代表取締役社長:新納 啓介、以下「あいおいニッセイ同和損保」)、株式会社ナビタイムジャパン(代表取締役社長:大西 啓介、以下「ナビタイムジャパン」)、株式会社エムティーアイ(代表取締役社長:前多 俊宏、以下「エムティーアイ」)(以下「3社」)は、カーナビゲーション機能と連動した走行位置予測に基づく降雹(ひょう)アラート機能を共同開発しました。
本機能は、あいおいニッセイ同和損保が提供する「タフ・見守るクルマの保険NexT※1」の契約者向けアプリ(以下「専用アプリ」)に搭載し、2025年10月より提供を開始します。

※1 スマートフォンから取得する走行データ(位置情報や車両速度等)に基づく安全運転度合いのスコア化や運転診断レポート、カーナビゲーション機能などを提供
▶スマートフォンのみで利用できるテレマティクス自動車保険「タフ・見守るクルマの保険 NexT」を発売
1. 開発の背景
近年、気候変動等の影響により、局地的な激しい降雹による交通事故や車両被害が増加しており、ドライバーおよび車両の被害軽減に向けた対策が重要な課題となっています。あいおいニッセイ同和損保ではエムティーアイと共同開発した降雹予測ロジックをもとに、2024年6月より現在地や事前に登録した位置の降雹予測に基づいたアラートサービスを提供※2していますが、走行車両の到達予測地点での降雹予測には対応していませんでした。
そこで3社は、ドライバーに対してより広く事前避難を促すべく、専用アプリにて、カーナビゲーション機能と連動した走行位置予測に基づく降雹アラート機能を共同開発しました。
※2 気象災害に関わる課題解決を目指し降雹アラートサービスを2024年6月より無償提供開始
2.本サービスの概要
本サービスは、専用アプリのカーナビゲーション機能と連動することで将来の走行位置を予測し、その地点の降雹危険度に応じた音声アラートを発出します。これにより、従来の現在地ベースの注意喚起に加え、移動中の車両に対しても警戒情報を提供できるようになり、被害の事前回避につなげることが可能となります。
【降雹アラート機能】

機能 |
概要 |
---|---|
音声アラート |
ルート案内中 ・カーナビゲーション機能で設定された目的地までのルートから、10分~30分後の走行位置を予測し、その地点の降雹危険度が高い場合に、危険度に応じた3段階の音声でアラート ・専用アプリ上の降雹レーダー表示ボタンを押下することで、降雹リスクのある場所をルート案内中の地図上に重ねて表示 地図表示中(ルート案内をしていないとき) ・現在地の降雹危険度が高い場合に、音声でアラート |
プッシュ通知 |
・専用アプリを起動していない場合も、あらかじめ専用アプリに登録された自宅や任意の地点※3の降雹危険度が高い場合にプッシュ通知でアラート ※3 任意の地点は専用アプリ設定画面にて最大3地点まで登録可能 |
【カーナビ機能と降雹アラートの連動イメージ】

【降雹アラート機能の画面イメージ】

【各社の役割】

あいおいニッセイ同和損保 |
・サービス企画・統括・提供 ・降雹予測アルゴリズムの開発 |
---|---|
ナビタイムジャパン |
・スマートフォンアプリの開発 ・カーナビ機能と連動した走行位置予測を含む降雹アラート機能の実装 |
エムティーアイ |
・降雹予測アルゴリズムの開発 ・降雹危険度情報の提供 |
3. 今後の展開
3社は今後も連携を強化し、降雹予測精度の向上や様々な気象リスクへの対応拡充を目指します。
また、あいおいニッセイ同和損保は本サービスの提供を通じてお客さまと地域社会への提供価値を向上し、すべてのお客さまの安全・安心を支えるSAFE TOWN DRIVE※4の拡大を目指します。なお、あいおいニッセイ同和損保は2027年4月を目途に三井住友海上保険株式会社との合併を予定しており、合併新会社においても本サービスを提供し、ドライバーの安全運転支援と被害軽減に貢献していきます。
※4 あいおいニッセイ同和損保が多様なパートナーとともにテレマを活用した交通課題解決を通じ、安全・安心な町づくりを目指す取り組み
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