ヒューマンタッチ 国内の人材市場動向数値 (建設業界編)10月
建設業界の転職支援と人材育成のヒューマンタッチ 10月まとめ
■複数の資格取得ニーズ、45歳から54歳の建設技術者が高い
ヒューマンタッチが実施した建設技術者を対象とした「転職意識に関するアンケート調査」の結果から、「建設関係の資格取得状況」に対する回答を見ると、45歳から54歳の層において、複数の資格取得ニーズが高まる傾向にあることが分かりました。(=図表①=)
調査は、ヒューマンタッチの転職支援サービス登録者を対象にインターネットで実施し、316人から回答を得ました。それによると、「(建設関係の資格を既に)保有しており、別の建設系資格も取得予定」と回答した人の割合を年齢層別に見ると、34歳以下の若手層では40.0%となっていますが、35歳から44歳では55.1%、45歳から54歳では60.4%と徐々に高まっており、業務経験が長くなるほど複数の資格を保有するニーズが高まっていることが分かりました。
ヒューマンタッチが提供している資格講座においても、すでに資格を保有している技術者が、転職を契機に別の資格取得を目指すケースが多く見られます。企業側の資格取得支援施策は若手層をメインターゲットにしがちですが、この結果からは若手層向けだけではなく、全年代を対象とした支援制度が求められていると言えるでしょう。
【図表① 「建設関係の資格取得状況について」(年齢層別)】
【調査概要】 ・調査期間:2017年3月上旬 ・調査対象:2013年4月から2016年12月までに転職希望者としてヒューマンタッチにご登録いただいた建築技術者 ・調査手法:インターネットによるアンケート調査 ・アンケート回収数:316人 |
■建設業界の最新雇用関連データ(2017年9月29日公表)
(1)建設業の就業者数・雇用者数・新規求人数
◆就業者数は506万人(前年同月比101.8%)、雇用者数は412万人(同100.0%)と、いずれも前年同月と同水準を保っている
<建設業の就業者数と雇用者数の推移>
◆新規求人数は64,643人(前年同月比108.0%)と13カ月連続で前年同月を上回り、建設業界における人材需要は活発な状況が続いている
<建設業の新規求人数の推移(新規学卒者とパートを除く)>
(2)建設技術職の雇用動向
◆建築・土木・測量技術者(常用除く・パート)の有効求人倍率は前年同月比0.74ポイント上昇して5.68倍となった。前年同月比で27カ月連続の上昇で、建設技術者は厳しい人手不足の状況が続いている
<建築・土木・測量技術者の雇用関連指標の推移(常用・除くパート)>
<建築・土木・測量技術者の雇用関連指標の前年同月比(常用・除くパート)>
(3)建設技能工の雇用動向
◆建設・採掘の職業(常用除く・パート)の有効求人倍率は、前年同月比0.75ポイント上昇の4.22倍となった。前年同月を28カ月連続で上回り、建設技能工についても厳しい人手不足の状況が続いている
<建設・採掘の職業の雇用関連指標の推移(常用・除くパート)>
<建設・採掘の職業の雇用関連指標の前年同月比(常用・除くパート)>
【本レポートの全文はこちらから】 ヒューマンタッチ総研 Monthly Report (2017年10月) http://human-touch.jp/news/ht_soken/m_Report201710.pdf ヒューマンタッチ株式会社は、クライアントをはじめとした各種企業のよりよい人材獲得につながる資料提供を目的に、公的なデータを集計してまとめた当レポートを、毎月発表しています。 |
ヒューマンタッチ株式会社 会社概要 ------------------------------
●代表者:代表取締役 髙本 和幸
●所在地:東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿木村屋ビル1F
●資本金:1億円
●URL :http://human-touch.jp/
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