「JFN賞2025」各賞決定!

TOKYO FMをはじめとする全国FM放送協議会(JFN 会長:加藤義智)加盟38社が、放送活動、並びに、新規事業の活性化とクオリティ向上を目指し、社会的影響力や企画力等、JFNグループ全体の発展に大きく貢献した事績を表彰する「JFN賞2025」の各賞が決定し、7月16日(水)に授賞式が行われました。
「企画部門」大賞には、FM新潟「特別番組 株式会社コロナ Presents『未来へ続く太陽の光』」が選ばれました。優秀賞には、FM仙台「~被災地から被災地へ電波にのせて~エフエム石川 & Date fm SPECIAL PROGRAM MUSIC is…」、TOKYO FM「クルマの進路相談室」がそれぞれ選ばれました。
「CM部門」の最優秀作品に贈られるCM大賞は、TOKYO FMの「どんぐり(20秒)」、第1部門(20秒以内)最優秀賞は、FM栃木の「となり(20秒)」、第2部門(21秒以上)最優秀賞は、FM愛知の「12月24日なんだから【2話】(90秒)」がそれぞれ獲得しました。また、特別審査員独自の視点から高い評価が認められた作品に対して贈られる特別審査員賞は、「弘兼憲史賞」にFM岩手の「冷えた関係(20秒)」、「谷山雅計賞」にFM熊本の「東京にないもの(20秒)」、「箭内道彦賞」にFM山形の「ウエノがつくるノイズレスの世界(20秒)」がそれぞれ選ばれました。
今年度からスタートした新企画「JFN ラジオCM コピー・アワード2025」では、株式会社スクウェア・エニックスの協賛を得て、全国のFMリスナーから「ファイナルファンタジーXIV」のCMコピーを募り、FM岐阜にエントリーした中川英明さんが最優秀賞を受賞しました。
全国の学生が自身の学校をPRするラジオCMコピーを競う「JFNラジオCMコンテスト2025~ラジオに乗せて、学校アピール」は14回目を迎え、徳島大学の長谷川虎太郎さんが最優秀賞を、HAL名古屋の西野遥音さんと、熊本大学の米村英将さん、宮本大輝さん、吉野夏希さん、田中美唯妃さん、大庭慧子さん、宿利悠太さんのグループが優秀賞を受賞しました。
各賞の結果は次の通りです。
◎JFN賞・企画部門
「JFN賞・企画部門」は、加盟各社がエントリーした放送・事業・営業活動事例の中から、JFN各委員会委員長から成る「JFN賞選考委員会」にて選定されました。今年の審査対象は、2024年4月1日から2025年3月31日までの間、JFN加盟各社が活動した作品です。今年は、エントリー総数66作品の中から、以下の各賞が決定しました。
■大賞
FM新潟/特別番組 株式会社コロナ Presents『未来へ続く太陽の光』
新型コロナウイルス感染症が世界にまん延し、日本も未曽有のコロナ禍に見舞われた頃、その社名ゆえに謂れのない誹謗中傷を受け、想像を絶するダメージを被った株式会社コロナの想いを描いたラジオドラマを放送した。社員や家族を称えるメッセージ広告を地方紙の一面を使って発信し、会社の想いを世に伝えた企業姿勢や、社員や地域の人々の気持ちを表現したラジオドラマは、秀逸な出来栄えであり、地元企業を応援するラジオ局のマインドが伝わる作品となった。(番組委員会申請)
■優秀賞
FM仙台/~被災地から被災地へ電波にのせて~
エフエム石川 & Date fm SPECIAL PROGRAM MUSIC is…
能登半島地震の被災地に想いを届けようと、2024年3月に仙台で音楽イベントを開催し、その模様を特別番組としてFM仙台とFM石川で同時オンエアした。この番組のDJ二人が、能登半島地震から1年が経った2025年1月、能登半島を訪れ、被災地のリアルと向き合った。彼らが伝える被災地の姿は、決して重くも堅苦しくもなく、むしろ明るくポジティブに表現されており、東日本大震災での経験があるからこその想いと、音楽とともにメッセージを伝える事の説得力に満ちた番組となった。(番組委員会申請)
■優秀賞
TOKYO FM/クルマの進路相談室
車離れが進む若年層をターゲットに、トヨタ自動車株式会社がスタートさせた取り組み「クルマの進路相談室」と、JFNの10代向け番組「SCHOOL OF LOCK!」をコラボレーションさせた企画を実施した。高校生リスナーから、卒業までに叶えたい夢を募集し、卒業ドライブをテーマにした思い出作りをサポートする過程を、スペシャルムービーとして配信し、放送で盛り上げた。自動車業界とラジオ業界、双方にとっての次世代ターゲットにアプローチする企画で、収益も大きなものとなった。(営業委員会申請)
■奨励賞
FM北海道/動画連動の良さを再確認 マッチングアプリwith との「ラジオ×SNS」活用事例
広告主の好感度アップを狙い、若年層に人気のインフルエンサーを起用した恋愛番組で、熱量の高いリスナーやファンにアプローチした。マッチングアプリという広告規制の多い業種である事をネガティブに捉えず、SNSの有効活用とラジオならではのコミュニケーションで、ファンの盛り上がりを創出した。今や囲い込みが難しいターゲット層となったM1・F1層に対し、TikTokの動画活用の有効性を示せた事は、これからのラジオ+αのあり方の大きなヒントになった。(営業委員会申請)
■奨励賞
TOKYO FM/放送確認書発行システムの高度化
2024年度に発生したラジオ局の放送確認書改竄問題を受け、社内における放送確認書発行システムの改修を行った。営放システムから出力される放送確認書を、データのまま文書配信業者に伝送し、先方で印刷、配送する事により、社内で確認書原本に接触する事が不可能な、絶対に改竄できないシステムとした。これにより、システムを高度化させたTOKYO FMはもとより、ラジオ業界全体の信頼性を大きく向上させる仕組みを実現したと言える。(技術委員会申請)
■奨励賞
広島FM/社員のやる気とチーム力を高める!
~社内チャット「決まったよ!ほめて!」による好事例共有と称賛文化の醸成~
新規スポンサーの獲得や大物ゲストのブッキング成功、新たな福利厚生の取り扱い開始等、社内の好事例について、担当者や関係者が、経緯や協力への感謝を社内チャットへ投稿する情報共有活性化プロジェクトを始動させた。投稿を見た社員が、コメントや絵文字で前向きなリアクションを行う事で、社内に褒める文化を醸成し、モチベーション向上に繋がっている。Microsoft Teamsという簡便なツールの活用だが、情報共有のスピードが上がり、業務効率化にも寄与する等、効果が多岐にわたる好事例である。(総務委員会申請)
■地域賞
FM北海道/NIKKA WHISKY presents 開拓者 ~the Fields of Gold~
ニッカウヰスキー余市蒸溜所の創業90年を記念する特別番組を、ラジオだからこそできる演出を強く意識し制作した。自然豊かな場所へ出向いて収録した音素材や、職人へのインタビュー等で構成し、季節が穏やかに移ろい、澄んだ水と豊かな自然に恵まれる余市で、創業者・竹鶴政孝のウヰスキー造りの精神と愛情を受け継いだ職人が、丁寧に仕込みをしている情景を演出した。ニッカウヰスキーが如何にして生まれ、今も造られ続けているのかを伝え、味わい深い番組に仕上げた。(番組委員会申請)
■地域賞
TOKYO FM/スカロケ大盆踊り大会 in 大師夏まつり2024
平日夕方のワイド番組「Skyrocket Company」の番組発イベントとして、東京都足立区にある西新井大師、地元町会と連携し、大盆踊り大会を実施した。夏まつり会場には5,000人以上が集まり、番組リスナーを公言するオリンピック金メダリストがサプライズで参加する等、局の編成方針「リスナーとの共創コミュニティ」を象徴する事例となった。若手社会人をコアターゲットにスタートした番組が、12年の歳月を掛けて老若男女に愛されるまでに成長し、リスナーとの強いエンゲージメントを築き上げた。(番組委員会申請)
■地域賞
FM福井/開局40周年記念 Summertime Blues 2024 夏、甲子園
開局翌年の1985年から2009年まで、夏の名物番組として高い人気を誇った番組を、開局40周年の2024年、15年振りに復活させた。悔しさに涙を流す球児、もう戻らない日常への寂しさ、仲間や恩師への感謝、そして後輩への願い。甲子園という夢が潰えたその瞬間、敗退した球児達の声を丁寧に拾っており、感情に訴え掛けるラジオの力を改めて感じさせる番組となった。一方で、SNSを活用して発信力を高めたほか、協賛スポンサーを多数獲得し、営業的にも成功した。(番組委員会申請)
■地域賞
広島FM/RCCラジオ 広島FM 共同企画『STOP詐欺被害プロジェクト』
電話やネットを利用した特殊詐欺や、投資や結婚資金を謳うSNS型詐欺等、巧妙な手口の詐欺被害が社会問題化する中、地元エリアのラジオ2局が共同で、詐欺被害防止を目的としたプロジェクトを実施した。2社の連携キャンペーンには、広島県警察のほか、地元プロ野球チームである広島カープが協力し、主力選手による啓発スポットを放送する等した。特別番組のオンエアや、イベント会場での啓発活動等も展開し、AM・FMの2局共同セールスで多数の協賛企業を獲得した。(営業委員会申請)
■地域賞
FM佐賀/没後150 年特別ラジオドラマ「島義勇~札幌の礎を築いた男~」
幕末から明治に掛けての激動の時代、蝦夷地へ開拓判官として渡り、札幌の礎を作った佐賀藩士「島義勇」の功績を紹介するラジオドラマを制作した。島義勇役には、北海道出身の人気声優、神尾晋一郎氏を起用し、1話30分の全3話(第1話/序「見果てぬ札幌編」、第2話/破「開拓判官編」、第3話/急「さらば札幌編」)を、FM佐賀とFM北海道でオンエアした。台本や効果音等、ラジオドラマとしてのクオリティが高く、島義勇という人物を知らなくても物語に引き込まれる仕上がりとなっている。(番組委員会申請)
■特別賞
K-MIX/『K-MIX LIFE!LIFE!LIFE!』10周年記念書籍『ラララBOOK』の出版を軸にした営業企画及び収入事案
金曜午後の生ワイド番組『K-MIX LIFE!LIFE!LIFE!』の放送10周年を機に、その歩みを記録した記念書籍『ラララBOOK』の出版を番組発で企画し、自社ECサイトで販売した。パーソナリティと撮影した写真をオンデマンド印刷で表紙にできる等、書籍の作り方を工夫したほか、営業部門による広告枠のセールス、書籍の「お渡し会」や発売記念トークショーを有料イベントとする等して、多面的な収益化を実現した。ラジオ+書籍という、チャレンジ精神あふれる好企画となった。(営業委員会申請)
◎JFN賞・CM部門
JFN加盟38社のCM制作力の向上と、CMを通じて地域社会の文化に貢献する事を目的として優秀CM作品を表彰するのが「JFN賞・CM部門」です。今年の審査対象は、2024年4月1日から2025年3月31日までの間、JFN加盟各社が自社で企画または制作、放送したCMです。斬新な発想や演出と技法、地域性、公共性、影響力(CM効果)が審査基準となります。今年は、エントリー総数86作品の中から、特別審査員長の弘兼憲史氏(漫画家)、特別審査員の谷山雅計氏(コピーライター)、箭内道彦氏(クリエイティブディレクター)をはじめ、JFN各社のCM制作担当者38名による「公開審査会」で、以下の各賞が決定しました。
【CM大賞】
TOKYO FM 「どんぐり」(聖教新聞社/20秒)
【第1部門 最優秀賞】※20秒以内(エントリー数=58本)
FM栃木 「となり」(株式会社エフエム栃木/20秒)
【第2部門 最優秀賞】※21秒以上(エントリー数=28本)
FM愛知 「12月24日なんだから【2話】」(株式会社エフエム愛知/90秒)
【地域ブロック賞】
・北海道・東北
FM仙台 「あいつ…」(株式会社エフエム仙台/60秒)
・関東・甲信越・静岡
TOKYO FM 「TOKYO FM開局55周年局報
見えないけれど、そばにいる~そこにいること」(株式会社エフエム東京/65秒)
・中部・北陸
FM石川 「サヨナラリサイクルコンサート」(有限会社ツクダ自動車/20秒)
・近畿・中国・四国
広島FM 「うらめしや」(カラーセンター吉田店/20秒)
・九州・沖縄
FM熊本 「一日を豊かに」(株式会社エフエム熊本/20秒)
【制作者審査員賞】
FM福井 「おはよう(ショートバージョン)」(株式会社今西数英教室/20秒)
【弘兼憲史賞】
FM岩手 「冷えた関係」(日本亭盛岡月が丘店/20秒)
【谷山雅計賞】
FM熊本 「東京にないもの」(重光産業株式会社/20秒)
【箭内道彦賞】
FM山形 「ウエノがつくるノイズレスの世界」(株式会社ウエノ/20秒)
◎ファイナルファンタジーXIV presents JFN ラジオCM コピー・アワード2025(協賛:株式会社スクウェア・エニックス)
【最優秀賞】
中川英明さん(株式会社スクウェア・エニックス/20秒)
◎JFNラジオCMコンテスト2025~ラジオに乗せて、学校アピール
【最優秀賞】
長谷川虎太郎さん(徳島大学/40秒)
【優秀賞】
西野遥音さん(HAL名古屋/20秒)
【優秀賞】
米村英将さん、宮本大輝さん、吉野夏希さん、田中美唯妃さん、大庭慧子さん、宿利悠太さん
(熊本大学/40秒)
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像