国境を越えて、世界中に“見える喜び”を!取引先10社と10年目となる「国内外のアイケア支援活動」を開始

「ソーシャルパートナー」として、目薬の売上の一部を眼科医療支援から日常のアイケア啓発まで幅広く支援先を拡大

ロート製薬株式会社

 ロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:瀬木英俊)は、世界中の人々の「見える喜び」をサポートする活動の一環として、取引先10社と共同で売り上げの一部をアジア、アフリカを始めとした白内障治療などの眼科医療の支援活動に寄付を行います。第10期となる今回は、2025年12月1日~2026年4月30日の売上げの一部を、アジア・アフリカを中心とした白内障治療などの眼科医療支援に加え、新たに日本国内の子どもたちの目を守る活動を行う団体への寄付も行います。

 2016年にスタートした本取り組みは10年目を迎え、企業同士が枠を超えて連携し、世界の人々、そして日本の未来を担う子どもたちの“見える喜び”を支える社会貢献活動へと広がり続けています。

◆ソーシャルパートナー賛同取引先(五十音順)<第10期:2025年12月1日~2026年4月30日(※一部異なる企業あり)>

【ソーシャルパートナーとは】

 ロート製薬と一体となって、売上げの一部を日本や世界の医療支援等、社会貢献活動のために寄付する小売業の取引先です。第10期は「Vロートプレミアム」「Vロートコンタクトプレミアム」「Vロートアクティブプレミアム」「Vロートドライアイプレミアム」「ロートこどもソフト」の2025年12月1日~2026年4月30日の売上げの一部を寄付いたします。

左から「Vロートプレミアム」(第2類医薬品):疲れ目・充血に、「Vロートコンタクトプレミアム」(第3類医薬品):コンタクト装着時の不快感に、「Vロートアクティブプレミアム」(第2類医薬品):疲れ目・目やにの多い時などのかすみ目に、「Vロートドライアイプレミアム」(第3類医薬品):目の乾きに、「ロートこどもソフト」(第3類医薬品):お子さまの目の疲れに

・これまでの寄付金総額

第1期~第9期まで、お取引先38社に賛同頂き、寄付を行った総額は17,127,360円となります。

■活動の背景

 世界の失明原因の第1位は白内障で、現在も数千万人が視力を失っているとされています。白内障は、目のレンズの役割を担う水晶体が白く濁ることで視力が低下する疾患です。日本では手術技術の進歩により白内障による失明は大きく減少しましたが、発展途上国では貧困や医師・医療設備の不足、手術体制の未整備などにより、いまだ多くの方が治療を受けられない状況にあります。当社はこれまで、無償眼科検診の実施や眼内レンズの提供、現地医師の育成などに取り組んできましたが、支援は十分とは言えませんでした。より多くの方に「見える喜び」を届けたいという想いから、お取引先と“ソーシャルパートナー”として協働し、支援の輪を広げてきました。

 さらに近年、国内では子どもの近視が急増し、日常のアイケア啓発の重要性が一層高まっています。当社では子どもの目を守るための啓発活動や商品開発を強化しており、第10期では「ロートこどもソフト」を対象品目に加えるとともに、ソーシャルパートナーの皆さまとともに、子どもの目を守る支援活動にも一層取り組んでまいります。

■寄付先

 これまでの、アジア、アフリカなどの失明する危険性のある白内障の治療や白内障手術の技術指導、眼科医療機器や眼内レンズ薬剤などの寄付を行う団体・医療機関などに加えて、子どもの目を守る活動団体への寄付を予定しています。

■第9期 支援活動の結果

OUI Inc.(ウイインク:株式会社OUI)

OUI Inc.は、現役眼科医が創業した、慶應義塾大学医学部発のベンチャー企業です。世界の失明を50%減らし、眼から人々の健康を守ることをミッションに掲げて活動されています。眼科医の“眼”を世界に広げるというコンセプトのもと、Smart Eye Camera (以下、SEC)というスマホアタッチメント型眼科診断機器を開発し、ポータブルで簡便なSECを使いこれまで眼科医療そのものへのアクセスが困難な環境にある、途上国をはじめとする世界中の患者さんに眼科医療を届けることに尽力されています。

第9期は、国際的な場でSECの価値を発信する機会が大きく広がりました。TBWA/HAKUHODO様との共同プロジェクトが「カンヌライオンズ2025」Pharma部門でショートリストに選出され、医療機器としての意義を世界に示す契機となりました。またタンザニア、エチオピア、ナイジェリアでは眼科学会に参加し、多くの医師と意見交換を行い、ソマリアでの導入にもつながりました。さらにブラジルでは、先住民向けスクリーニングプロジェクトを視察し、遠隔診療の広がりを実感しました。こうした活動を通じ、現地医療機関との連携モデル構築を進めるとともに、ADB・IDB等の国際機関の支援を受けながら本格的なパイロットを進めています。

・OUI Inc.(ウイインク:株式会社OUI)活動の様子

カンヌライオンズの現地で展示されたパネル 
 ブラジルの先住民向けの眼科スクリーニング

NPO法人アジア失明予防の会

NPO法人アジア失明予防の会は、京都府立医科大学眼科出身の服部匡志医師に共感した有志の集まりにより発足され、ベトナムを中心としたインドシナ半島やアジアの貧しい国々の人々が、一人でも光をなくさないですむようにとの想いで、現地で無償の眼科治療およびその技術指導をされている団体です。

2025年度(※)ベトナム・フィリピンを中心に失明予防を目的とした医療支援を幅広く展開しました。ハノイ医科大学付属病院や市立眼科病院などで眼科医療技術指導を教育・指導、また、同2か国の地方都市を中心に、2024年10月〜2025年8月の期間に700名以上に対し無償の白内障の手術・技術支援を実施しました。団体の継続的な活動は、ベトナム・ニントゥアン省から栄誉勲章が授与されるなど、現地でも高く評価されています。加えて、日本と現地の高校生のボランティア参加を受け入れ、医療支援の現場を学ぶ機会を提供するなど、人材育成にも取り組んだ一年となりました。

※ 2025年度=同団体の事業年度(2024年10月1日~2025年9月30日)

・NPO法人アジア失明予防の会、活動の様子

ベトナムでの治療の様子 
 ボランティア参加した高校生

●「Vロートプレミアム」はロート製薬株式会社の登録商標です。

●「Vロートアクティブプレミアム」はロート製薬株式会社の登録商標です。

●「コンタクトプレミアム」はロート製薬株式会社の登録商標です。

●「こどもソフト」はロート製薬株式会社の登録商標です。

■参考情報:当社の海外における目の健康に関する社会貢献活動

・アマゾン白内障撲滅プロジェクト支援

この取り組みは、眼科医療にアクセスが困難なブラジルの先住民族コミュニティの状況改善のため、20年以上に渡り継続的に支援しているものです。当社ブラジルの目薬製造販売会社、オフサルモス社は、ボランティアスタッフとしての参加と白内障手術用製品の無償提供を行い、地域や民族の壁を越えた医療に貢献しています。

・ロート・インドネシア社による白内障無償手術への支援協力

ロート・インドネシア社は、アセアン地域において初めて白内障手術用の眼内レンズを製造・販売しました。病院、眼科クリニック、財団など、様々なステークホルダーと密接に協力しながら、眼内レンズを無償で提供するなど、社会貢献活動に長年取り組んできました。この活動はインドネシア国内に留まらず、タイやミャンマーを含む周辺国でも活動を展開し、地域全体の「目の健康」に貢献しています。

・国境を越えて、世界中に「見える喜び」を!「Joy of Seeingプロジェクト」

海外のロートグループと連携し、世界中で人々の目の健康を守るため、「Joy of Seeing(JoS、“見える喜び”)」プロジェクトを国内外で継続的に展開しています。2024年には、「子どもの目の健康と近視」に加え、白内障やドライアイなどの課題にも取り組み、日本を含むアジアを中心に10カ国・地域に活動を拡大しました。地域のステークホルダーと協働し、啓発イベント(延べ約108,000人参加)、無料の眼科検診(約77,900人)、情報発信、眼鏡等の無償提供など、社会貢献活動を実施しました。これらの取り組みを通じて、持続可能な社会の実現と地域コミュニティの健康向上に貢献しています。

<取り組み詳細、2024年活動報告書>

https://www.rohto.co.jp/sustainability/well-being/eyecare/

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会社概要

ロート製薬株式会社

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URL
https://www.rohto.co.jp/
業種
製造業
本社所在地
大阪府大阪市生野区巽西1丁目 8番1号
電話番号
06-6758-1231
代表者名
杉本雅史
上場
東証1部
資本金
64億4600万円
設立
1949年09月