チームラボ、ナショナル・ギャラリー・シンガポールにて「Walk, Walk, Walk: Search, Deviate, Reunite」と「花と人 - Dark」を展示
なお、本作品は、同館が主催するアート・フェスティバル「Light to Night Festival」の一環としても展示されます。
現実と非現実世界の境界を曖昧にする「Walk, Walk, Walk: Search, Deviate, Reunite」では、来場者はたくさんの登場人物に遭遇し、進むべき道を選択しながら、「悟り」を探し求める旅へと導かれます。「花と人 - Dark」では、来場者のふるまいによって、花はいっせいに散り、死んでいったり、もしくは、より生まれ、いっせいに咲き渡ります。
今年で2回目となる「Light to Night Festival」は、ナショナル・ギャラリー・シンガポールが、シンガポールの歴史的、建築的、文化的伝統の発祥の地であるシビック・ディストリクトで開催するアート・フェスティバルです。期間中には、シンガポールの主要な文化施設や公園などで、様々なアート作品が展示されます。
詳細: https://www.teamlab.art/jp/e/walk-walk-walk
■チームラボ猪子コメント
「Walk, Walk, Walk: Search, Deviate, Reunite」と歩きながら対峙し、その中に没入することで自分自身や、世界の見え方について、新しい気付きや、思考が深まる、そんなことがあれば嬉しいと思う。
■展示作品
Walk, Walk, Walk: Search, Deviate, Reunite
teamLab, 2018, Interactive Digital Installation, Endless, Sound: Hideaki Takahashi, Voices: Yutaka Fukuoka, Yumiko Tanaka
作品: https://www.teamlab.art/jp/w/walk
この空間では、匿名で多様な肖像群が歩き続ける。つまり、作品は移動し続けることになる。
来場者が彼らに触れると、彼らは反応し、時には立ち止まり、時には方向を変え進んでいく道を変える。
来場者は、何かを選び、そして何かを捨て、歩き続けるだろう。来場者が物理的に止まろうが、目の前にある存在たちは入れ替わっていく。
禅の言葉に「歩歩是道場(ほほこれどうじょう)」という言葉がある。作品の登場人物は、いろいろなものに対峙していきながら、終わりなく歩き続ける。来場者もまた、架空の世界の登場人物たちを追いかけ歩くことによって共に対峙していくかもしれない。もしくは、次々に作品空間のなかで各々の登場人物と対峙していくことになるだろう。
作品は、あらかじめ記録された映像を再生しているわけではない。全体として以前の 状態が複製されることなく、変化し続ける。今この瞬間の絵は二度と見ることができない。
■ナショナル・ギャラリー・シンガポールによる作品解説
この大規模でインタラクティブなデジタルインスタレーションは、来場者を空間と遭遇と対峙の迷宮へと誘い、「悟り」を探し求める、終わりのない物語へと旅立たせる。三次元空間の肖像群は、まるで来場者の動きや体温、声に反応するかのように、ふざけてからかいながら、来場者の心の旅を翻弄する。
この作品は、現実と非現実の間に架空の世界を創り出し、来場者と架空の世界の登場人物たちのやり取りを、至るところで交差させる。空間を埋める複数のデジタルの主人公たちは、絶えず人々の行く手を横切り、二つの世界の境界を曖昧にする。物理的なモノとデジタルは、儚い出会いの中で刹那を共有する。
これまでのチームラボの作品と同様に、この没入型の作品には、チームラボが模索してきた日本の空間論が反映されている。この体験を通して来場者は、どの道を選び、何を追い、関わるべき、常に取捨選択していく。空間における各々の登場人物の匿名性と多様性は、来場者に物語を創造する力を与え、来場者は、各々の思い描く悟りの道に向けて、自ら選択し進んでいく。
花と人 – Dark / Flowers and people - Dark
teamLab, 2015, Interactive Digital Work, 3–8 channels, Endless, Sound: Hideaki Takahashi
作品: https://www.teamlab.art/jp/w/flowerandpeople-dark
本作はコンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けている。あらかじめ記録された映像を再生しているわけではない。全体として、以前の状態が複製されることなく、来場者のふるまいの影響を受けながら、変容し続ける。今この瞬間の絵は、二度と見ることができない。
花は生まれ、成長し、つぼみをつけ、花を咲かせ、やがて散り、枯れて、死んでいく。つまり、花は誕生と死滅を、永遠に繰り返し続ける。
花は、来場者のふるまい(花にすごく近づいているか、ある一定の距離間があるか)によって、いっせいに散り、死んでいったり、もしくは、より生まれ、いっせいに咲き渡ったりする。
【開催概要】
teamLab: Walk, Walk, Walk: Search, Deviate, Reunite
https://www.teamlab.art/jp/e/walk-walk-walk
会期: 2018年1月5日(金)~8月12日(日)
※Light to Night Festival: 2018年1月19日(金)-1月28日(日)
会場: National Gallery Singapore(ナショナル・ギャラリー・シンガポール) (1 St Andrew's Road, Singapore 178957)
時間: 日曜日〜木曜日、祝日: 10:00-19:00
金曜日、土曜日、祝日前夜: 10:00-21:00
※Light to Night Festival:
金曜日、土曜日 10:00-24:00
日曜日~木曜日 10:00-19:00
※最終入場は、開場時間の30分前まで
入場料: シンガポール市民、永住権保持者 無料、シンガポール市民以外 S$20
主催: National Gallery Singapore
URL: https://www.nationalgallery.sg/
■チームラボとは
プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されているウルトラテクノロジスト集団。アート・サイエンス・テクノロジー・クリエイティビティの境界を曖昧にしながら活動している。
チームラボは、アートによって、人間と自然の新しい関係を模索したいと思っている。
デジタルテクノロジーは、物質からアートを解放し、境界を超えることを可能にした。私たちは、自分たちと自然の間に境界はないと考えている。お互いはお互いの中に存在している。全ては、長い長い時の、境界のない生命の連続性の上に危うく奇跡的に存在する。
47万人が訪れた「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」、「ミラノ万博2015」日本館、ロンドン「Saatchi Gallery」、パリ「Maison & Objet」、5時間以上待ちとなった「DMM.プラネッツ Art by teamLab」、シリコンバレー、ロンドンでの個展、シンガポールで巨大な常設展などアート展を国内外で開催。福岡県福岡城跡での「福岡城 チームラボ 城跡の光の祭」を2018年1月28日まで、オーストラリア・メルボルンのビクトリア国立美術館における「NGVトリエンナーレ」での展示を2018年4月15日まで開催中。
チームラボの作品は、ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館(オーストラリア・シドニー)、南オーストラリア州立美術館(オーストラリア・アデレード)、サンフランシスコ・アジア美術館(サンフランシスコ)、アジア・ソサエティ(ニューヨーク)、ボルサン・コンテンポラリー・アート・コレクション(トルコ・イスタンブール)、ビクトリア国立美術館(オーストラリア・メルボルン)に永久収蔵されている。
チームラボ: http://teamlab.art/jp/
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