DENIM TEARSとUGGが2022春夏コラボレーションを発表

DENIM TEARS創設者トレメーヌ・エモリーが曽祖母のルーツであるブラックセミノールの伝統を深く探求した2スタイルのコレクション

Deckers Japan合同会社

Tokyo (2022年2月10日) – 南カリフォルニアを拠点とするグローバルライフスタイルブランドのUGG (a division of Deckers Brands [NYSE:DECK])がDenim Tears(デニム ティアーズ)とタッグを組んだコラボレーションを本日ローンチすることを発表します。自身の芸術的な異名でもあるDenim Tearsの創設者Tremaine Emory(トレメーヌ・エモリー)は、現代のルネッサンスマンと評されます。視覚的なストーリーテリングの手法をトロイの木馬のように用い、ファッションと音楽、カルチャーの交差点を自在に渡り歩くエモリーは、先見の明をもつ扇動者、あるいはカウンターカルチャーのカタリストとして急速に評価を高めています。クリエイティブ集団「No Vacancy Inn(ノー・バカンシー・イン)」を通して活動の幅を広げるエモリーは、現代アートを中心に置いたコラボレーションを行うことで、現代のカルチャーにおけるレキシコンをさらに拡大していこうとしています。UGGとタッグを組んだ今回のキャンペーンのようなコラボレーションは、カルチャーの分野における、これまでで最も重要な試金石としての役割を果たすこととなります。  
 
 真のマルチハイフネートなクリエイティブであるエモリーは、アートとデザインを同じ目的を達成するための手段ととらえ、大衆文化の途切れがちでそっけないレンズを通すことで見落とされがちな文化的離散に、さまざまな要素を含んだ光を当てています。エモリーとUGGとのコラボレーションは、自身にも深く関わる彼の曽祖母Onia(オニア)のブラックセミノールのルーツをテーマにしたもので、アメリカ南東部に見られるブラックセミノールに関するイコノグラフィー(図像学)や技巧などからインスピレーションを得ています。 
 
 「僕の祖母は95歳なんだ。もし祖母が亡くなってしまったら、曽祖母について話すことのできる家族は、誰もいなくなってしまう。祖母は、曽祖母について知るこの世で最後の人。祖母には、あとどれだけの時間が残されているんだろう?あるいは、僕たちには?これは、こうした歴史を確固たるものとして残すための僕の取り組みなんだ。そうすることで、いつか、5人の子供たち、あるいは他の家族がその歴史について知ることができると思うんだ」 — トレメーヌ・エモリー 
 
 曽祖母の歴史をさらに明らかにするために探求するエモリーは、自身の発見を縫い合わせ、身に付けられるアートに仕立て上げました。先住民族とアフリカ系アメリカ人のルーツをもつ彼の作品は、2つの文化から生み出されたユニークな伝統に敬意を表するものです。ブラックセミノールの過去についての彼の探求は神聖ですらあり、その歴史は彼の現在、そして未来にもつながっています。エモリーにとって大切なことは、家族、歴史、そして根強い人種差別による制約や抑圧的な奴隷制度によって記録されることのなかったストーリーをしっかりと刻み込むことです。 
 
 「消すことができないものを記録するだけで、先住民族とアフリカ系アメリカ人のコミュニティが思っていたよりもずっと近いものだったことを知る人が10人増えるんじゃないかって思うんだ」 — トレメーヌ・エモリー 
 
 自身のブラックセミノールのルーツを解き明かすことで、エモリーは、ニューオーリンズの自分の家族のストーリーとブラックマスキング・カルチャーのコミュニティ(「マルディグラ・インディアン」とも呼ばれる)との共通点を見出しました。これらの言葉の意味は、歴史を通して変化してきました。歴史的には、ニューオーリンズでこの伝統を継承する人々が、フランス領の白人の伝統であったマルディグラとは別に、独自のマルディグラを祝う手段を意味し、奴隷からの解放を助けてくれたその地域の先住民族に敬意を払う手段をも意味しました。今では、マルディグラの儀式で手の込んだ芸術的な衣装を着たり、作ったりする文化と、何層にも重なったその歴史に参加する人たちのことも指すようになっています。エモリーは、多くの意味で、マルディグラは、アメリカ南東部の黒人と先住民族の文化の両方の要素を反映したものだと考えています。
 
  エモリーは今回、UGGのために、このインスピレーションを落とし込んだフットウェアを制作しました。エモリーは、自身の芸術的な視点を通して、家族の歴史の物語を紡ぎ出しています。そして、この旅路を記念して、UGGのアイコニックなクラシックブーツやタスマンなどをキャンバスに、独自の歴史的なレンズを通してこれらのスタイルを再解釈しました。  

UGGの社会貢献活動:Backstreet Cultural Museum(バックストリート・カルチュラル・ミュージアム)とGuardians Institute(ガーディアンズ・インスティテュート) 
 
 デニム ティアーズは、広範囲に及ぶアフリカ人のディアスポラ(離散)のストーリーを伝えるためのBIPOC(黒人、先住民、有色人種)に目を向けたブランドです。UGGは、この多様な経験に基づく知識をさらに深めるために活動する組織を支援するため、合計5万ドルをBackstreet Cultural MuseumとGuardians Instituteの2団体に寄付します。両団体は、長い歴史がありながら、ほとんど語られることのない伝統を守ることを最優先にしています。エモリーは、自身の調査を足掛かりとして、豊かな文化の歴史を紐解く手助けをしてくれたコミュニティへの恩返しとしてこれらの寄付を還元したいと考えています。 
 
 ・Backstreet Cultural Museumには、マルディグラに関するもののほか、ニューオーリンズにしかないその他の伝統に関するさまざまな品が所蔵されており、これらの情報は、エモリーによる伝統の研究に役立ちました。Backstreet Cultural Museumは、ハリケーン「アイダ」により壊滅的な被害を受けており、UGGは今回のコラボレーションの一環として、ミュージアム再建のために3万5000ドルを寄付します。
   
 ・Guardians Instituteは、Herreast J. Harrison(へレスト J・ハリソン)によって2006年にニューオーリンズに設立されました。亡き夫Big Chief Donald Harrison, Sr(ビッグチーフ・ドナルド・ハリソン・シニア)に敬意を表するために設立されたこの機関は、広い先住民族コミュニティのリテラシーや文化芸術、西アフリカとアメリカの文化の口頭伝承に焦点を当てながら、若者の育成に寄与するために活動しています。UGGは、この機関への1万5000ドルの寄付を通して、ニューオーリンズの若者コミュニティが地域の人々やそれ以前にこの土地に来た年長者たちの歴史にアクセスできるよう支援します。 
 
 キャンペーン
 エモリーは、ニューオーリンズの彼のルーツについてさらに深く探求するため、Big Chief Demond Melancon(ビッグチーフ・デモンド・マランソン)Chief Christian Scott aTunde Adjuah(チーフ・クリスチャン・スコット・アトゥンデ・アジュアー)という2人の多才な人物をフィーチャーした60分のドキュメンタリーを制作しました。 
 
 ・ ビッグチーフ・デモンド・マランソン 
 ニューオーリンズのブラックマスキング・カルチャーとして知られる200年以上続く文化の継承者の1人、ビッグチーフ・デモンド・マランソンは、マルディグラの日の儀式の際に「ブラックマスカー」として着用する圧倒的な存在感のあるスーツを制作することでよく知られています。マランソンの作品の多くは、歴史的にアートの基準から排除されてきた黒人のテーマに敬意を表するもので、しばしば語られることのなかったストーリーに光を当て、複雑に織り交ぜられた系図や民族離散の歴史について思い起こさせます。当初はBig Chief Ferdinand Bigard(ビッグチーフ・フェルディナンド・ビガード)という名前の優れた長老から教えを受け、Big Chief Keitoe Jones(ビッグチーフ・キートー・ジョーンズ)の下、マランソンは15年以上にわたりセミノール・ハンター(Seminole Hunters)に参加しました。2012年、ブラックマスキングコミュニティの長老たちは、マランソンがニューオーリンズ、ロウワーナインスワードを拠点とする自身の部族、ヤングセミノールハンター(Young Seminole Hunters)のビッグチーフ・デモンド・マランソンとなることを宣言しました。
 
 ・チーフ・クリスチャン・スコット・アトゥンデ・アジュアー 
 チーフ・クリスチャン・スコット・アトゥンデ・アジュアー
は、エジソン賞を2回受賞し、グラミー賞に5回ノミネートされたミュージシャンで作曲家、プロデューサーです。アジュアーは2002年以来、12枚のスタジオレコーディングアルバム、3枚のライブアルバム、1枚のグレイテスト・ヒッツ・コレクションをリリースし、高い評価を得ています。NPR(ナショナル・パブリック・ラジオ)は、アジュアーを「ジャズ新時代を先導する存在」として紹介しています。アジュアーは、「ストレッチ・ミュージック(Stretch Music)」の創始者でもあります。「ストレッチ・ミュージック」とは、従来のジャズのリズムやメロディー、ハーモニーを「拡張(stretch)」し、さまざまな音楽形態、言語、文化を包括しようとする、ジャズをルーツとしながらもジャンルにとらわれない音楽形態です。アジュアーは、ニューオーリンズのマスキングの伝統の中で4つの部族を率いたビッグチーフ・ドナルド・ハリソン・シニアの孫であり、ジャズサックス界に革命を起こした伝説のサックス奏者でCongo Nation Black Indian Group(コンゴネイション・ブラックインディアン・グループ)のビッグチーフであるDonald Harrison, Jr.(ドナルド・ハリソン・ジュニア)の甥でもあります。初期ルイジアナで先祖を助けた先住民族の部族に対し、アフリカ系アメリカ人が尊敬の念をもつニューオーリンズのブラックマスキング・カルチャーの中で「Spy Boy (スパイボーイ)」として育ったクリスチャンは、今では「Yamasee(ヤマシー)」あるいは「the Brave(勇者)」のチーフとなっています。  
 
 カプセルコレクション
 エモリーは、UGGの2スタイルを自身のユニークな歴史のレンズを通して再解釈しています。UGG x Denim Tears Tasman ONIA(UGG x デニム ティアーズ タスマン オニア)は、UGGを代表する素材のスエードとシープスキンを使用し、花をあしらったパネルと履き口周囲をかがり縫いのディテールで仕上げたスリッポン。UGG x Denim Tears Classic ONIA(UGG x デニム ティアーズ クラシック オニア)は、UGGブランドのアイコンに刺繍とビーズをあしらい、エモリー自身の文化を融合させています。このブーツもUGGを代表する素材のスエードとシープスキンを使用し、かがり縫いのディテールで仕上げています。 本コレクションは、UGG銀座、大阪店、UGG公式サイト( https://bit.ly/3ssXjtX )、およびGR8とNUBIANにてご購入いただけます。 

About Denim Tears
 Denim Tearsは、多彩なアーティストであり、文化の火付け役でもあるTremaine Emoryが立ち上げた、様々な分野にまたがるクリエイティブの温床ともいえるブランドです。Emoryは、アフリカ系アメリカ人の経験を視覚的に流用し、現代のファッションの現状に水面下で挑戦しています。コラボレーションを通じて強化されたDenim Tearsは、Emory自身の家族の遺産と融合させながら、政治や文化を通してアフリカン・ディアスポラの卓越性と闘争の両方を徐々に再解釈しています。この経験を通じて、Denim Tearsのミッション・ステートメントは、汚れのないオリジナリティを示し、人間のあり方を自然な表現で進化させた断固たる性分を象徴しているのです。 
 
 About UGG
 1978年、カリフォルニアの海岸で一人のサーファーによって設立されたUGGは、アイコニックなクラシックブーツで知られるグローバルライフスタイルブランドです。ハリウッドのセレブリティに続き、ファッションエディターに愛用され、やがて世界中に広がりました。以来UGGは、品質、クラフトマンシップに対する妥協のない姿勢を貫きながら、フットウェア、アパレル、ファッション小物、ホームウェアのデザインと販売を手掛けています。UGGは、環境と社会に配慮したブランドとして、社会的公正と経済的包摂、そして環境の修復のために全力で取り組んでいます。世界各国の一流小売業者と提携しながら、ニューヨーク、サンフランシスコ、ロサンゼルス、パリ、ロンドン、東京、上海、北京などの世界主要都市に、コンセプトストアやアウトレットストアを展開し、年間15億ドルを超える売上高を実現しています。詳しくは、www.ugg.com/jp/ @UGGJAPANをご覧ください。#UggLife
 
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 キャンペーン画像クレジット:Grain Cinema
 商品画像クレジット:UGG / Deckers Japan
 TEL: 0120-710-844
 URL: http://www.ugg.com/jp/
 キャンペーンおよび商品画像:https://xgf.nu/Zjo7
  

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会社概要

Deckers Japan合同会社

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URL
http://www.deckers.com/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ 森JPタワー27F
電話番号
03-6374-2690
代表者名
高桑 真
上場
未上場
資本金
-
設立
2009年02月