2019年会社員の夏休み、「有給休暇をつなげて取得を推奨・義務付け」が3割強(マクロミル調べ)
vol.185のテーマは定点調査「会社員の夏休み」。働き方改革による有給休暇の取得義務化が4月から開始しました。これにより夏休みに有給休暇をつなげて取得することが推奨されている企業もありそうですが、実態はどうでしょうか。また、休暇をいつ、どのくらい取得するのか、休暇中の消費や過ごし方など2019年の会社員の夏休みについて調査しました。
すべての集計結果は以下より無料でダウンロードいただけます。
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- 会社員の夏休み、タイミングは“お盆”がダントツ。一方で、会社員の5人に1人が“夏休みなし”
- 連休日数は平均「6.5連休」、最多は「9連休」で22%。連休日数の“理想と現実“の間には1.2日の差で、昨年よりも差が縮まる
- 4月からスタートした有給休暇の取得義務化。“夏休みにつなげて有休取得”が「推奨されている」26%、「義務付けられている」5%
- 夏休みの予算は、平均48,977円。昨年よりも大きく減少
<調査結果>
【1】会社員の夏休み、タイミングは“お盆”がダントツ。一方で、会社員の5人に1人が“夏休みなし”
全国の会社員に、夏休みの有無と時期について尋ねました。
今年、夏休みがある会社員は80%、夏休みがない会社員は20%で、会社員の5人に1人は“夏休みがない“という状況です。夏休みの時期は、「8月のお盆周辺」がダントツ。いわゆる“お盆休み”がある人が半数強で、他の時期はいずれも1割未満でした。
【2】連休日数は平均「6.5連休」、最多は「9連休」で22%。連休日数の“理想と現実“の間には1.2日の差で、昨年よりも差が縮まる
夏休みがある会社員は、連続して最大で何日間休みを取得する予定なのでしょうか。
最多は「9連休」で22%、続いて「5連休」が16%、「6連休」が11%でした。昨年は、「5連休」が最多、2番目が「9連休」の順だったため、今年は1位と2位が入れ替わり、9連休という長い夏休みのも多いようです。今年の暦から見て、8月10日から14日の平日に夏季休暇や有休休暇を取得、その前後の土日と合わせて9連休という方が多いのでしょうか。また、最大連休日数の平均は「6.5連休」となり、昨年よりも0.3日延びました。
では、会社員の皆さんは何連休が理想なのでしょうか。
会社員の皆さんにホンネを尋ねてみたところ、理想は平均「7.7連休」でした。“理想と現実”の間には「1.2日」の差があることがわかります。理想と現実の差を昨年と今年で比較すると、昨年は「2.2日」だったため、今年は差が縮まったことになりますが、現実が理想に近づいたというよりも、長い連休を理想とする人自体が減っている状況です。
【3】4月からスタートした有給休暇の取得義務化。“夏休みにつなげて有休取得”が「推奨されている」26%、「義務付けられている」5%
日本では、今年4月から働き方改革関連法が順次適用され、「有給休暇の取得義務化」が開始しています。夏季休暇に有給休暇をつなげて取得することが推奨されている企業もありそうですが、実態はどうでしょうか。
「推奨されている」という人は26%。「義務付けられている」という人もわずかではありますが5%存在しました。合計すると、会社員の3割強が、夏休みと合わせて有給休暇を取得する予定のようです。
【4】夏休みの予算は、平均48,977円。昨年よりも大きく減少
消費について見てみます。会社員は夏休み中に、いくらくらいお金を使う予定なのでしょうか。
夏休みの時期がすでにわかっている人に予算を尋ねた結果、平均は48,977円でした。昨年の58,132円よりも9,155円の大幅減少となっています。今年はゴールデンウィークが大型連休だったこともあり、予算が分散したのかもしれません。

▼その他の調査内容
▼すべての調査結果(データグラフ集)は、以下URLから無料ダウンロードいただけます。
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▼調査概要
調査主体:マクロミル
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:全国20歳~59歳の会社員(マクロミルモニタ会員)
割付方法:総務省 平成28年 労働力調査 雇用形態別雇用者数による、
性年代別の正規雇用者の構成比にあわせて割付/合計1,000サンプル
調査期間:2019年6月14日(金)~2019年6月17日(月)
※ 本文の数値は四捨五入した整数で表記しています。
※ 百分率表示は四捨五入の丸め計算をおこなっており、合計が100%とならない場合があります。
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