お年玉の平均額は?子どもの年齢別金額や親世代の悩みも/いこーよ総研ユーザーアンケート
いこーよユーザーアンケートをもとに年齢別のお年玉金額や使い道について調査・分析
国内最大級の子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」を運営するアクトインディ株式会社(東京都港区 代表取締役:下元敬道 以下、アクトインディ)は、全国のお出かけ施設やレジャー施設に向けた課題解決メディア「いこーよ総研( https://research.iko-yo.net/ )」にて、年齢別のお年玉金額や使い道などについて、ユーザーアンケートをもとに調査・分析し、結果を公開いたしました。
<トピックス>
▶年齢とともに定着するお年玉文化
▶祖父母からのお年玉をもらう子どもが90%
▶合計袋数は「4袋以上」が半数越え
▶一袋当たりの金額は年齢とともに増加
▶小学生以上では総額1万円越えが多数派に
▶お年玉の使い道「貯蓄」が6割以上
▶子どもが使う場合は「おもちゃ」や「ゲーム」が人気
▶親が生活費や教育費に使う場合の多くは「子ども用品」
▶お年玉は楽しみのひとつである一方、金額などの悩みも多々
▶まとめ
(本リリースは、「2024年お年玉についての調査レポート」を一部抜粋して作成しています。全文はこちら)
年齢とともに定着するお年玉文化
まず、お子さんはお年玉をもらっているかを聞きました。
「もらっている」が88%で、圧倒的多数。「お年玉」という日本の文化が、今なお脈々と受け継がれていることがわかります。
年齢別に見てみましょう。
「0~2歳」では「もらっている」が65%で、「もらっていない」という割合が他年齢層に比べて高い結果となっています。まだ子どもが幼く、お年玉を渡す習慣が定着していない家庭や、渡す側がまだお金をあげるには早いという判断があることなどが理由として考えられます。
そして3歳以上では、どの年齢層ももらう割合が90%以上となりました。子どもが成長した13歳以上でも、「お年玉」という文化は変わらずに続いていることがわかります。
祖父母からのお年玉をもらう子どもが90%
では、「もらっている」という人は、誰からお年玉をもらうことが多いのでしょうか。
「祖父母」という回答が90%で、最多でした。お年玉という習慣は、「祖父母と孫」という世代間のつながりを象徴する役割にもなっていると考えられます。
次に多かったのは「親」で、70%という結果でした。親から渡されるケースも多い一方で、全ての家庭で親からお年玉を渡しているわけではないこともわかります。
また、「叔父叔母(伯父伯母)」という回答も半数以上見られました。
合計袋数は「4袋以上」が半数越え
つぎに、子ども一人当たり「合計何袋」くらいお年玉をもらっているかを尋ねました。
最も多かったのは、「3袋」で25%でした。そして、「6袋以上(22%)」という回答も多く見られました。
4袋以上という回答は合わせて半数を超え、「祖父母」や「親」以外の近しい親族以外からお年玉をもらっている子どもが少なくないことがわかります。
一袋当たりの金額は年齢とともに増加
つぎに、お年玉「一袋当たり」どのくらいの金額かを聞きました。
子どもの年齢が高くなるにつれて金額も高くなる傾向が見られます。
「一袋当たり3千円以上」の割合を見ると、小学校高学年にあたる9~12歳以上では6割以上で、13歳以上では9割近くにも及びました。
また、「一袋当たり5千円以上」は、小学校高学年では3割近く、13歳以上では半数以上まで増加しています。
年齢別の一袋当たりの平均額は以下のようになりました。
0~2歳:2,897円
3~5歳:3,197円
6~8歳:3,195円
9~12歳:4,212円
13歳以上:6,535円
小学生以上では総額1万円越えが多数派に
では、子ども一人当たりの総額はどのくらいなのでしょうか。
総額に大きな差はなく金額にはばらつきがありましたが、その中で最も多かった回答は「1万~1万5千円」でした。全体の平均額は12,341円となっています。
年齢別に見てみましょう。
総額についても、やはり年齢があがるにつれ金額が高くなる傾向が見て取れます。
0~2歳では6千円未満が過半数を占めていましたが、3~5歳になると8千円以上もらっているという子どもが半数を超えています。
6~8歳になると、1万円以上の割合が50%を超え、特に1万~1万5千円の範囲が19%と最も高くなっています。9~12歳になると、さらに金額が上昇し、1万5千円以上お年玉をもらう子どもが42%に達します。
13歳以上では、さらにお年玉の総額が増加し、1万5千円以上が75%を占めています。特に、3万円以上のお年玉を受け取る割合が25%と高くなっていることも注目されます。
お年玉の使い道「貯蓄」が6割以上
では、もらったお年玉はどのように使っているのでしょうか。
65%の家庭が「使わないでためている」と答えており、貯蓄を重視する家庭が多数でした。
つぎに、「子どもと相談して何を買うかを決めて使っている(23%)」が続いています。親子のコミュニケーションを大切にし、子どもに選択肢を与えることで、金銭感覚や判断力を育む様子が伺えます。さらに、「どう使うかは子どもに任せている」が19%で、自主性を尊重する家庭も見られました。
子どもが使う場合は「おもちゃ」や「ゲーム」が人気
「使い道は子どもに任せている」「子どもと相談して決めている」という方に、昨年は何に使ったか尋ねました。
詳細は「2024年お年玉についての調査レポート」をご覧ください。
親が生活費や教育費に使う場合の多くは「子ども用品」
つぎに、「お年玉は親が生活費や教育費などに使っている」という方に、どのように使ったかを尋ねました。
68%の多くの家庭が、「子どもの衣類などの子ども用品」という回答でした。子どもの成長に伴う衣服や必需品の購入に、お年玉を有効活用している様子が見られます。
次に多かったのは「子どもの学校の費用など教育費(29%)」で、教育関連の支出に充てている家庭もありました。
このように、お年玉を生活費や教育費に使っているという家庭の多くは、子どもに直接関連する支出が多いことが特徴的でした。
お年玉は楽しみのひとつである一方、金額などの悩みも多々
最後に、お年玉について思うことや、お年玉についてのエピソードを自由回答で聞きました。
詳細は「2024年お年玉についての調査レポート」をご覧ください。
まとめ
今回の調査から、お年玉は子どもたちにとって楽しみな文化であり、日本の伝統として定着していることがわかりました。特に祖父母や親族とのつながりを象徴する文化としても親しまれています。
金額や袋数は年齢や家庭の状況に応じてさまざま。一袋当たりの金額や総額は、年齢が上がるにつれ金額も増加する傾向が見られました。特に、小学生以上になると総額が1万円を超えるケースが多数となっています。
使い道については、「貯蓄」が最も多い一方で、子ども自身が「おもちゃ」や「ゲーム」などの欲しいものを購入する例や、親が生活費や教育費に充てるケースも見られます。お年玉は、子どもの金銭感覚やマネー教育の一環として活用される場面も多く、家庭ごとの工夫も見られました。
お年玉について思うことを聞いてみると、金額や袋数をめぐる悩みも少なくなく、特に親戚間での金額設定や出費の負担感といった課題もあります。それでも、お年玉を楽しみにしている子どもの姿や、喜びの思い出エピソードもとても多く寄せられました。
お年玉は、金銭的な贈り物以上に、子どもたちの成長や家庭のつながりを感じさせる貴重な習慣です。これからも時代の変化に合わせた形で、それぞれの家庭が無理なくお年玉文化を楽しみ、大切に受け継がれていくことを願っています。
■いこーよ施設アンケートの調査概要査方法
調査方法/インターネットアンケート
調査地域/全国
調査対象/いこーよ及びいこーよアプリを利用したユーザー
調査期間/2024年12月2日~12月20日
サンプル数/328サンプル
調査分析/いこーよ総研
■「2024年お年玉についての調査レポート」全文はこちら
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【会社概要】
会社名:アクトインディ株式会社
所在地:東京都港区三田1-4-28 三田国際ビル23階
代表取締役:下元敬道(しももと たかみち)
設立:2003年6月
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