ブラザー製フォークリフト用フロンレススポットクーラー「PureDrive-FL」が「第5回エコプロアワード」で優秀賞を受賞
ブラザー工業株式会社(社長:佐々木一郎、以下 ブラザー)が開発したフォークリフト用フロンレススポットクーラー「PureDrive-FL」が、一般社団法人サステナブル経営推進機構主催の「第5回エコプロアワード」において、優秀賞を受賞した。株式会社ブラザーエンタープライズ(社長:吉田昌司)とトヨタ自動車株式会社(社長:豊田章男、以下 トヨタ)との共同受賞となる。
■ エコプロアワードとは
一般社団法人サステナブル経営推進機構が主催する表彰制度。経済のグローバル化やパリ協定の発効、SDGsの制定など社会経済を取り巻く状況の変化を視野に入れ、日本市場において事業者、消費者、投資家、さらには市場関係者に評価が高く、具体的に優れた環境配慮が組み込まれた製品、サービス、技術、ソリューション、ビジネスモデルといった案件を表彰することによって、これらのさらなる開発・普及の促進を図り、持続可能な社会づくりに寄与することを目的としている。
■ 受賞についての選評
・ フロンレス、排熱レスのフォークリフト用スポットクーラーの開発により、従来、フォークリフトが稼働する工場・施設内全体での空調が必要であったものが、個別空調の導入により、大幅なエネルギー消費量の削減を実現した点を高く評価したい。また、国内でも多くのフォークリフトが稼働していることを踏まえると、今後の普及にも大いに期待できる点を評価したい。
・ 環境側面における、全体空調をパーソナル空調にすることで、省エネに貢献するという発想と、社会側面における、倉庫内作業における作業員の熱中症対策を同時に行える点が、他にはない技術であること、かつモノづくり企業の協業により開発された点を評価したい。
■ フォークリフト用フロンレススポットクーラー「PureDrive-FL」
PureDrive-FLは、暑熱対策と省エネの両立を実現した、環境に優しいフロンレス・排熱レスのフォークリフト用スポットクーラー。熱交換器と冷却エレメントを用いたブラザー独自の2段階冷却方式により、気化冷却でありながら高い冷却効果が得られ、暑熱対策に有効だ。また、本製品導入により物流ラインの個別空調化が可能となり、必要な箇所のみを冷やすことができるため、建物全体の空調の省エネに大きく寄与する。トヨタにおける評価試験では、従来物流ライン比で92%のエネルギー消費量の削減が可能だということもわかった。加えて、コンプレッサーを用いない冷却方式を採用したことで、PureDrive-FLの消費電力を60Wに抑えることができ、電動フォークリフトの稼働時間への影響をほとんど気にすることなく使うことができる高い省エネ性も兼ね備えている。
ブラザーは、中期戦略「CS B2024」において、事業ポートフォリオの変革を重点テーマの一つとしている。中でもPureDrive-FLを始めとする新規事業の分野では、「働く人々の生産性と創造性を支えるビジネス」、「地球の未来に貢献するビジネス」として、生産性向上、省人化・自動化、多様なビジネスの支援やCO2排出削減、省資源といったマテリアリティの解決につながる事業の創出を目指す。PureDrive-FLは、フォークリフトの作業者の暑熱対策とCO2排出削減の両立を実現すべく、これまでに培った熱流体解析技術や構造解析技術を活用することで、高い冷却性を保持しながら、小型化と低消費電力を実現した。
<PureDrive-FL製品ページ>https://www.brother-enterprise.co.jp/puredrive-fl/
<エコプロ・エコプロアワード>https://sumpo.or.jp/seminar/awards/index.html
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