アンプティサッカー「レオピン杯」で新しい試み
健常者もクラッチを持って一緒にプレー
5月13日、(株)エスエスケイ/hummel(ヒュンメル)がオフィシャルサプライヤーを務めるアンプティサッカーの全国大会「第八回レオピン杯Copa Amputee」(特別協賛 湧永製薬(株))が開幕。大阪市の鶴見緑地球技場で5試合が行われました。明日14日は10:00スタートで5試合が行われます。
■健常者スタッフも試合に参加
コロナ禍の影響を受け、3年ぶりに昨年規模を縮小して開催され、今年も参加チームや人数が限られたため、合同チームを含めた5チームでのリーグ戦に。さらに、各チームの健常者スタッフもノンアプティ選手として参加し、片足を上げたままプレー。全国大会では初めての試みとなった。
関西セッチエストレーラスの代表を務める増田勇樹さんは、「一緒にプレーしたいと、10年前くらいからクラッチを持って選手たちと練習してきましたが、全国大会への参加はもちろん初めて。健常者も一緒にプレーすることで、巻き込む人が多くなって、アンプティサッカーを広げていくことができればいいですね」と話しました。
初日は、FCアウボラーダが連勝、関西セッチエストレーラスとAC Milan BBee千葉の合同チームであるセッチ・ミランBBeeが1勝1分で2 位につけている。明日14日も各チーム2試合を行う。第1試合は10:00にスタートし、閉会式が16:00から。雨天決行、入場無料。
■大会概要
「第八回レオピン杯Copa Amputee」
日時:2023年5月13日(土)11:00~、5月14日(日)10:00~
会場:花博記念公園 鶴見緑地球技場
住所:大阪府鶴見区浜1-1-37
最寄駅:地下鉄長堀鶴見緑地線「鶴見緑地」下車南へ徒歩5分
電話:06-6915-4712
■試合結果
セッチ・ミランBBee 7-0 A-pfeile広島AFC
FCアウボラーダ 2-0 FC TS ONE 2023
A-pfeile広島AFC 0-6 ガネーシャ静岡AFC
FC TS ONE 2023 0-0 セッチ・ミランBBee
ガネーシャ静岡AFC 1-2 FCアウボラーダ
■アンプティサッカーについて
30年以上前にアメリカの負傷兵が松葉杖をついてプレーするサッカーを、リハビリテーションとして始めたのが競技のきっかけ。フィールドプレイヤーは下肢の切断者で、日常生活でも使われる松葉杖(ロフストランド・クラッチ)をついてプレーし、GKは主に上肢を切断しており、片腕でプレー。フィールドプレイヤー6名とGK1名の7人制サッカー。日本には2010年に導入され、日本代表は2018年メキシコワールドカップで過去最高の10位、2022年トルコW杯では11位になるなど、近年実力を伸ばしている。
【OFFICIAL SITE】http://j-afa.jp/
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