【相模原市】「リニア駅周辺まちづくりイノベーション戦略」を策定しました
「研究開発都市への進化」、「広域的なプロダクトイノベーションハブの形成」を目指して

近い将来リニア中央新幹線の神奈川県駅(仮称)が設置される相模原市では、同駅が設置される橋本駅南口周辺地区における新たなまちづくりの動きを捉え、リニア駅のまちづくりにより実現する産業の姿とその方法を描いた産業ビジョンとして、「リニア駅周辺まちづくりイノベーション戦略(以下、本戦略)」を策定しました。
1. 戦略策定の背景
相模原市では、JR線と京王相模原線が接続する橋本駅南口周辺地区において、リニア中央新幹線神奈川県駅(仮称)の設置並びに新たなまちづくりが進んでいます。また、リニア開業に伴う、東京圏・名古屋圏の圏域、中間駅を中心とした新たなエリアネットワーク、イノベーション創出の場の形成が国からも期待されています。
近年は、令和5年11月に「まちの将来像」及び「まちづくりの誘導方針」などを定める「相模原市リニア駅周辺まちづくりガイドライン」の策定、リニア工事ヤードを活用した「さがみはらリニアフェスタ」の開催、令和7年9月25日にUR都市機構が進めている「橋本駅南口地区土地区画整理事業」が国土交通大臣より事業認可を受けるなど、まちづくりの準備が進んでいます。
これまで本市では、令和5年度から開始しているイノベーション創出の取組や、今年度から新たに開始した広域的なベンチャー支援ネットワークの形成事業など、リニア駅周辺のまちづくりの機会を捉えた産業振興施策に取り組んできました。そこで、リニア駅周辺のまちづくりと連動した産業振興施策を更に推し進め、研究開発都市への進化を目指すため、本戦略を策定しました。
<参考:イノベーション創出の取組、広域的なベンチャー支援ネットワークの形成事業>



2. 本戦略の概要
(1)ビジョン
本市及び神奈川県央地域、東京都多摩地域における多様な企業の研究開発拠点、大学、研究機関、高度人材の集積や、リニア中央新幹線の開業による、都心・関西方面とのアクセシビリティを活かした、日本中央回廊と首都圏を繋ぐ「人や企業の広域的なハブ」を目指すため、以下のビジョンを定めます。
ビジョン:プロダクトイノベーションを生み出すハブ拠点とイノベーションエコシステムを形成し、テクノロジーの社会実装によりワクワクするまちを作り、日本中央回廊・首都圏を繋ぐ「イノベーション・リンク」を形成する。



(2)目標・戦略
ビジョンを実現するために、6つの目標、10の戦略を定め、リニア駅・橋本駅を中心とした、「広域的なイノベーションバレーの形成」、「デジタル、ロボット、モビリティに関する研究開発の促進」等の戦略に紐づく様々な施策の展開を検討します。

(3)施策
現在も官民による様々なプロジェクトが進行中です。今後、市は、既に実施している「イノベーション創出促進事業」や「ロボット産業施策」に加え、ものづくり産業交流ゾーンへの、公共(県市連携)による研究開発拠点の整備の検討・可能性調査や民間開発事業者のオフィス等の業務施設の整備・設置や、立地に対する支援の検討等を行います。
<参考:現在進行中の官民による様々なプロジェクト 一部抜粋>






3. 今後について
相模原市は本戦略を通して、リニア駅周辺のまちづくりや、本市産業に関わる様々な方との連携により、産官学の共創によるイノベーションの創出を推進し、「一歩先の未来」の実現を目指します。
4. 参考
⓵ リニア駅周辺まちづくりイノベーション戦略【本編】【詳細版】について
https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/sangyo/sangyo/1026665/1003397.html
⓶ 相模原市リニア駅周辺まちづくりガイドラインについて
⓷ 橋本駅南口エリアのまちづくりが始動!橋本駅南口地区土地区画整理事業(UR施行)の
事業計画認可のお知らせ
https://www.ur-net.go.jp/toshisaisei/press/rquj5t0000004hk0-att/20250925_hasimoto.pdf
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
