チェック・ポイント、自律型ネットワークセキュリティ管理を実現する「Agentic Network Security Orchestration Platform」を発表

「ルールベース」から「インテントベース」へエンタープライズネットワークの人的管理が限界に近づく中、従来のネットワークセキュリティ管理からの脱却を推進

チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社

サイバーセキュリティソリューションのパイオニアであり、世界的リーダーであるチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ(Check Point® Software Technologies Ltd.、NASDAQ: CHKP、以下チェック・ポイント)は、米国時間5月19日、自律型エージェントのための専用アーキテクチャである「Agentic Network Security Orchestration Platform」の提供開始を発表しました。このアーキテクチャにより、人による継続的な介入を必要とせずに、エンタープライズ環境全体にわたるネットワークセキュリティオペレーションを実行できるようになります。今回の発表は、ファイアウォール黎明期以来ほとんど変化していないエンタープライズネットワークセキュリティの管理方法を根本から変革するというチェック・ポイントの取り組みを、さらに前進させるものです。従来のネットワークセキュリティ管理からの脱却を推進し、「ルールベース」から「インテントベース」へ、「固定的な制御」から「動的な防止」へ、「分散コンソール」から「統合オーケストレーション」への転換を実現します。

企業ネットワークは、人の手で管理できる規模を超えて拡大しています。ハイブリッドクラウドの導入、M&Aに伴う環境の分断化、接続デバイス数の爆発的な増加、さらにはインフラ全体におけるAIエージェントの急速な普及により、人間のチームでは対応しきれないほど大規模かつ複雑な環境が生まれています。1件の変更リクエストに対し、分析、セキュリティレビュー、ポリシー依存関係の確認に2週間から4週間を要することがあり、結果として別の問題が発生して同じサイクルを繰り返すケースも少なくありません。ネットワークセグメンテーションの施策は何年にもわたって計画段階にとどまり、運用に至らないこともあります。さらに、ワークロードの変化速度に運用チームが追いつけないため、ポリシーの一貫性も失われていきます。その結果は容易に予測できる通り、ゼロトラスト施策は停滞し、ポリシー強化も完了せず、組織は脆弱な状態のままリスクにさらされ続けることになります。

チェック・ポイントのプラットフォームは、数十年にわたりネットワークセキュリティ管理のあり方を規定してきた3つの領域に変革をもたらすことで、こうした課題に対処します。具体的には、数千もの静的ルールからインテントベースのポリシーへの移行、固定化された脅威防止プロファイルからエクスポージャーベースの動的制御への移行、そして、分断されたベンダー管理コンソールからネットワーク全体を統合する単一のオーケストレーションレイヤーへの移行です。セキュリティチームはビジネスインテントを定義し、その下位レイヤーの実行は、エージェントがすべてを担います。

チェック・ポイントの最高技術責任者であるジョナサン・ザンガー(Jonathan Zanger)は、次のように述べています。
「セキュリティチームは初めて、ビジネスインテントのレベルで運用を行えるようになります。Agentic Network Security Orchestrationを使用する場合、チームは保護すべき対象と、ポリシーで達成すべき目標を定義します。それだけで、その下位レイヤーのプロセスすべて、すなわちルール作成、ポリシー強化、仮想パッチ適用などの作業は、事前に定義されたガードレールの範囲内かつ人間による継続的な監督のもと、AIエージェントによる自律的な処理に任せることができます。これにより、従来は数カ月を要していたプロジェクトを、数日単位で、かつ監査可能な形で実行できるようになります」

IDCのセキュリティおよびトラスト担当グループバイスプレジデントであるフランク・ディクソン(Frank Dickson)氏は、次のように述べています。
「エンタープライズネットワークセキュリティは、現在大きな転換点を迎えています。現代のハイブリッド環境の上にAIエージェント層を置くことで、人間が手動で管理できる能力を上回るレベルの複雑性が生じています。その結果、ゼロトラストやマイクロセグメンテーションといった重要なセキュリティ施策が、煩雑な運用・管理業務によって停滞し、価値を生み出す前に頓挫しています。チェック・ポイントのようなエージェント型アプローチは、実際のネットワーク環境をリアルタイムに把握したうえで自律的な実行を行うものであり、組織が複雑化した環境と人の手による運用とのギャップを構造的に解消するための、重要なアーキテクチャ上の転換をもたらします」

このプラットフォームの中核を担うのは、チェック・ポイント独自のNetwork Knowledge Graphです。これは、お客様の実環境をリアルタイムで反映するリレーショナルモデルであり、トポロジー、トラフィックフロー、アセット間の依存関係、リアルタイムの構成データによって継続的に更新されます。これこそが、チェック・ポイントのAIエージェントと、汎用AIをセキュリティ課題へと応用するアプローチとの決定的な違いです。AIエージェントは、静的な学習データに基づいて推論を行うのではなく、実際のネットワークがリアルタイムでどのような状況にあるかに基づいて推論を行い、お客様固有の環境に即してあらゆる意思決定を行います。

このプラットフォームのセマンティックインテリジェンスレイヤーは、さらに一歩進んで、既存のファイアウォールポリシーの構文だけでなく、その背後にあるビジネスインテントまで解釈します。これには、数年、あるいは数十年前に作成されたルールも含まれます。インテントを理解すると、エージェントは以下の4つの中核機能を通じて自律的に動作します。

  • Intent-to-Policy translate(インテントからポリシーへ変換):自然言語で記述されたビジネス要件を、マルチベンダー環境全体に適用可能な、堅牢かつリスク検証済みのファイアウォールルールへと変換します。

  • Zero Trust and Policy Tightening(ゼロトラストおよびポリシー強化):アクティブなトラフィックを継続的に分析し、シャドーアクセスや過剰な権限設定を特定するとともに、通信切断のリスクを伴うことなく、検証済みのポリシー強化推奨を自律的に適用します。

  • Autonomous Troubleshooting(自律型トラブルシューティング):トポロジー、ポリシー履歴、ログを横断して多段階推論を行い、障害を自律的に診断することで、平均解決時間を数時間から数分に短縮します。

  • Continuous Compliance(継続型コンプライアンス順守):すべてのルールおよび構成変更を、DORA、PCI-DSS、NISTにリアルタイムでマッピングし、年次監査前の煩雑な対応業務を、継続的かつ自動化されたコンプライアンス運用へと置き換えます。

セキュリティチームはインテントレベルで統制権を保持し、影響の大きな変更については実行前に承認を行うとともに、完全な実行トレースを通じて、各エージェントの動作について完全な可視性を確保できます。このプラットフォームの基盤となっているエージェントスキルは、30年以上にわたり10万以上の組織を保護してきた運用ノウハウをもとに最適化されており、汎用モデルでは経験したことのないエッジケースや複雑な構成にも対応します。

 

ロードマップ推進を加速:Deepchecks社のチームおよび知的財産権を取得

Agentic Network Security Orchestrationロードマップの実現に向けた取り組みの一環として、チェック・ポイントは、Deepchecks社のチームおよび知的財産権を取得する最終契約を締結しました。Deepchecks社は、評価、可観測性、テスト、モニタリングを統合した本番環境対応のプラットフォームであり、本番環境でエージェントを信頼して運用するために必要な可視性と制御機能を提供します。Deepchecks社のチームは、イスラエルの名門技術エリート育成プログラム「タルピオット(Talpiot)」の卒業生で構成されたLLMの専門家集団です。Deepchecks社の人材および知的財産によって、Agentic Network Security Orchestrationロードマップの実行が大幅に加速することが期待されます。

チェック・ポイントのAIテクノロジー担当バイスプレジデントであるオフィール・コルゼニャク(Ofir Korzenyak)は、次のように述べています。
「あらゆるマルチエージェントシステムには、継続的な測定、調整、改善を可能にする、堅牢な評価レイヤーが不可欠です。Deepchecks社のチームは、まさにこの領域において最先端の技術力を持っており、チェック・ポイントが継続的に改善し、お客様固有のニーズに合わせて最適化可能なエージェントを提供する能力をさらに強化します」

ご提供開始時期

チェック・ポイントのAgentic Security Managementについて次の機能は、現在ご利用いただけます。Policy Auditorはポリシードリフトを防止し、Policy Insightsはゼロトラストポリシーの強化を促進、AI Assistは日常的な管理タスクを効率化します。また、Playblocks Agentsは、チェック・ポイントの早期提供プログラムを通じてご利用可能です。2026年下半期には、さらに多くのエージェント、スキル、マルチベンダー対応機能を追加した、より幅広いお客様向けのプレビュー版の提供を予定しています。詳細およびアクセスリクエストは、こちらをご覧ください。

本プレスリリースは、米国時間2026年5月19日に発表されたプレスリリース(英語)をもとに作成しています。


チェック・ポイントについて
チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ(www.checkpoint.com)は、世界各国の10万を超える組織を保護するグローバルなサイバーセキュリティのリーダー企業です。チェック・ポイントは、企業の安全なAIトランスフォーメーションの保護をミッションとして掲げています。防止優先のアプローチとオープンエコシステムアーキテクチャを基盤に、組織がリスクを低減し、業務を簡素化して、自信を持ってイノベーションを推進できるよう支援します。チェック・ポイントの統合セキュリティアーキテクチャは、進化する脅威や拡大するAI攻撃対象領域に継続的に適応し、ハイブリッドネットワーク、クラウド環境、デジタルワークスペース、AIシステムを保護します。4つの戦略的柱であるハイブリッドメッシュネットワークセキュリティ、ワークスペースセキュリティ、エクスポージャー管理、AIセキュリティを軸に、チェック・ポイントは複雑なマルチベンダー環境全体にわたり、一貫した保護と可視性を提供します。チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズの全額出資日本法人、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社(https://www.checkpoint.com/jp/)は、1997年10月1日設立、東京都港区に拠点を置いています。


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業種
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本社所在地
東京都港区虎ノ門1-2-8 虎ノ門琴平タワー25F
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代表者名
佐賀 文宣
上場
未上場
資本金
2000万円
設立
1997年10月