オンライン診療のさらなる活用に向けた実証を仙台市で開始(2月22日(水)報道機関向け公開実証も開催)
一般社団法人仙台市医師会(会長:安藤 健二郎、以下仙台市医師会)、仙台市(市長:郡 和子)、国立大学法人東北大学大学院工学研究科(大学院工学研究科長:湯上 浩雄)と東日本電信電話株式会社 宮城事業部(執行役員宮城事業部長:滝澤 正宏、以下NTT東日本)は、オンライン診療のさらなる活用に向けた実証を開始しました。
実証開始にあたり、2月22日(水)に報道機関向けに実証環境を公開いたしますので併せてご案内いたします。
実証開始にあたり、2月22日(水)に報道機関向けに実証環境を公開いたしますので併せてご案内いたします。
1.背景・目的
医療のDX(デジタルトランスフォーメーション)に伴い、遠隔地のオンライン診療が実用化され、特に新型コロナウイルス感染者の非接触的診療に活用されています。オンライン診療にはさまざまな可能性がありますが、東北地方の医師不足が将来進むことを考慮し、オンライン診療の積極的な応用を早期に検討していくことが必要です。
そうした中で、医師の定期訪問が困難な地域に居住する患者宅に、医療機器を搭載した車両とともに訪問看護師が訪れ、姿や表情のみならず、聴診音や心電図、さらには超音波画像などを遠隔地の医師に正確に伝える技術があれば、一定の医療の質を保つことができると想定しています。(DtoPwithN型※1)
また、2020年度に仙台市医師会、仙台市薬剤師会と仙台市は共同でオンライン診療の実証実験(DtoP型※2)を実施し、次の3つの結果が得られました。
● 初診や急性疾患への適用には課題はあるが、慢性疾患等には有効
● 対面診療と比べて質的な差があることから、聴診音の情報など機器の開発・導入が必要
● 通院の負担軽減、郊外地域での高齢者、高齢者施設、在宅医療での活用可能性
これらを踏まえ、本実証では、医療機器を搭載した車両を派遣し、環境が必ずしも良好でない地域から、各種の生体情報や画像がどの程度伝送可能かを技術的に評価し、改善に向けた検討を行います。
※1,※2 D:Doctor(医師)、P:Patient(患者)、N:Nurse(看護師)
DtoP型:情報通信機器を用いた医師対患者の診察
DtoPwithN型:情報通信機器を用いて医師対患者に加え、看護師が患者側で補助を行う診察
2.実証の概要
(1)実施期間 :2023年2月1日(水) ~2023年3月31日(金)
(2) 実施場所 :仙台市内
(3)実施内容 :以下の通り
3.実証参加団体と各団体の役割
4.今後の展望について
今回の技術検証によって医師の定期訪問が困難な地域におけるオンライン診療普及のための課題を抽出し、実装に向けたさらなる検討を各者と連携して推進してまいります。
また、各種機器操作を簡略化することで、患者側と医療側の双方にとって、より受け入れやすい簡便なオンライン診療システムの実現をめざします。
<参考>本実証で使用する診療カー
医療のDX(デジタルトランスフォーメーション)に伴い、遠隔地のオンライン診療が実用化され、特に新型コロナウイルス感染者の非接触的診療に活用されています。オンライン診療にはさまざまな可能性がありますが、東北地方の医師不足が将来進むことを考慮し、オンライン診療の積極的な応用を早期に検討していくことが必要です。
そうした中で、医師の定期訪問が困難な地域に居住する患者宅に、医療機器を搭載した車両とともに訪問看護師が訪れ、姿や表情のみならず、聴診音や心電図、さらには超音波画像などを遠隔地の医師に正確に伝える技術があれば、一定の医療の質を保つことができると想定しています。(DtoPwithN型※1)
また、2020年度に仙台市医師会、仙台市薬剤師会と仙台市は共同でオンライン診療の実証実験(DtoP型※2)を実施し、次の3つの結果が得られました。
● 初診や急性疾患への適用には課題はあるが、慢性疾患等には有効
● 対面診療と比べて質的な差があることから、聴診音の情報など機器の開発・導入が必要
● 通院の負担軽減、郊外地域での高齢者、高齢者施設、在宅医療での活用可能性
これらを踏まえ、本実証では、医療機器を搭載した車両を派遣し、環境が必ずしも良好でない地域から、各種の生体情報や画像がどの程度伝送可能かを技術的に評価し、改善に向けた検討を行います。
※1,※2 D:Doctor(医師)、P:Patient(患者)、N:Nurse(看護師)
DtoP型:情報通信機器を用いた医師対患者の診察
DtoPwithN型:情報通信機器を用いて医師対患者に加え、看護師が患者側で補助を行う診察
2.実証の概要
(1)実施期間 :2023年2月1日(水) ~2023年3月31日(金)
(2) 実施場所 :仙台市内
(3)実施内容 :以下の通り
仙台市内の郊外地域へ医療機器が搭載されている診療カーを移動させ、看護師が診療補助するオンライン診療モデル(DtoPwithN型)について、慢性心臓疾患患者や慢性呼吸器疾患患者を疑似的に想定した上で実証実験を行うこととし、無線環境における医療機器の通信品質等技術的評価に加え、実際に医師に使用していただくことで操作性等を評価します。
3.実証参加団体と各団体の役割
4.今後の展望について
今回の技術検証によって医師の定期訪問が困難な地域におけるオンライン診療普及のための課題を抽出し、実装に向けたさらなる検討を各者と連携して推進してまいります。
また、各種機器操作を簡略化することで、患者側と医療側の双方にとって、より受け入れやすい簡便なオンライン診療システムの実現をめざします。
<参考>本実証で使用する診療カー
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