認知症を防ぐ最大のカギは耳にあった!『「よく聞こえない」ときの耳の本』発売
慶応義塾大学教授・小川郁医師監修。耳の検査のいい病院全国666リストも掲載
朝日新聞出版は9月4日、週刊朝日ムック『「よく聞こえない」ときの耳の本』を刊行します。加齢によって起きる「聞こえ」の低下に対し、治療法を中心に解説する一冊となっています。独自調査による耳の検査のいい病院全国666リストも掲載しています。
年をとると、どんな人でも耳が遠くなります。加齢による難聴は65歳以上で急増し、65~69歳で男性の43.7%、女性の27.7%、70~74歳で男性の51.1%、女性の41.8%が難聴という調査結果が出ています。
しかし、それを「年だから仕方がない」とそのまま放置していると、思わぬリスクを招きます。最新の研究では、聞こえの低下が認知症と関係していることが明らかになってきており、2017年の国際アルツハイマー病会議でランセット国際委員会が「認知症のうち約35%は予防・修正が可能な要因によって起こると考えられる。予防可能なリスクは九つあり、なかでも難聴は認知症の原因の約9%を占める」と発表して注目されています。そのほか、うつ、社会的孤立、運転能力の低下など、その影響は数多く報告されています。聞こえの低下に対し、早めに対策を打つことが認知症予防にもつながると期待されています。
また、聞こえが悪くなることで家族との間にトラブルが起きていることも考えられます。「大きい声だとやさしく言えないため、ついケンカになってしまう」「聞こえないと無視されている、悪口を言われていると思い、険悪な雰囲気になる」「話す内容が必要事項だけになり、会話が楽しくなくなる。次第に孤立していく」などです。
本ムックは、慶応義塾大学医学部耳鼻咽喉科教授の小川郁医師が全面監修のもと、特集ごとに第一人者の医師が解説するつくりとなっています。「耳に関する素朴な疑問Q&A」「聞こえ・補聴器の5つの誤解」「耳にいい生活習慣」など、充実した特集内容となっています。
巻末には、補聴器適合検査ができる病院全国666リストを掲載しています。
◎主なラインナップは下記の通りです。
・音の刺激が脳を活性化する 認知症を防ぐ最大のカギは耳にあった!
・放置すると危険! うつ 孤立 認知機能の低下など 聞こえを改善したほうがいい理由
・耳に関する素朴な疑問Q&A
Q1 イヤホンやヘッドホンの使いすぎは聴力によくない?
Q2 大音量ライブは耳に危険?
Q3 耳かきのしすぎは耳(聴力)によくない?
Q4 難聴にはどんなものがある?
Q5 難聴予防に耳栓は有効?
Q6 飛行機やエレベーターなど気圧の変化は耳(聴力)に悪い?
Q7 工事現場や高架下など、騒音の多い場所で暮らしていると耳(聴力)は悪くなる?
Q8 ストレスによっても耳が聞こえなくなる?
Q9 耳鳴りは耳の異常のサイン? 耳鳴りの原因で考えられることは?
Q10 聞こえが悪くなるのはまず高音から? モスキート音(蚊が飛ぶ音)が高齢者は聞こえない?
Q11 高齢者も突然、耳が聞こえなくなることはある?
・それはあなたの思い込み?聞こえ・補聴器の5つの誤解
×聴力は60代以降に低下する
×加齢性難聴は治る病気
×補聴器は眼鏡店などで買えばいい
×補聴器をつければすぐに聞こえがよくなる
×補聴器は一度購入したら調整は必要ない
・補聴器&人工内耳装用者に聞く 聞こえを改善してよかったこと
・聞こえの低下を防ぐには?耳にいい生活習慣
・聞こえのチェックシート
・【独自調査】補聴器適合検査ができる病院全国666リスト
週刊朝日ムック『「よく聞こえない」ときの耳の本』
定価980円(税込)/A4判変型112ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/4022775475/
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