【防災も新しい形態へ】「避難所に避難する」ことだけが正しい選択肢ではない。災害時に役に立つ知識と技術、ツールの実践的な活用方法をわかりやすく解説します
『避難所に行かない 防災の教科書』9月1日発売
2019年の台風15号と19号による被害で、千葉県の広範囲で電気や水道などのライフラインが長期間途絶し、行政の支援も滞りました。本書では、その極限体験のなかで実際に役に立った知識と技術、ツールの実践的な活用方法をわかりやすく解説していきます。
2020年初頭からの新型コロナウィルスの流行、災害の大規模化によるライフライン途絶の長期化の恐れ、避難所の幼児やペット、高齢者の受け入れ態勢の不備といったことから、従来のように「避難所に避難する」ことだけが正しい選択肢ではなくなってきています。そのなかで自治体などから新たに推奨されはじめたのが、家屋が安全な場合に自宅に避難するという新しい避難の形です。
自宅の安全性の確認と向上は難しく費用がかかるように思えますが、DIYを交えることで安価に行うことができます。また、自宅の応急修理、ライフラインの自給、必要な食糧と日用品、衛生用品の備蓄、そして食のノウハウがあれば、より確実に自宅避難が行えるようになり、避難所よりもストレスの少ない避難生活を送ることも可能です。
▶︎DIYとアウトドアの達人が直面した被災生活とは?
著者は、2019年の台風15号と19号で、自宅の千葉県・富津市で、2週間にわたるライフラインの断絶を経験。電気などのライフラインを自給し、自身が被災者であるにも関わらず、周辺の家々を修理し、知人から集まった物資の配布、炊き出しや食料を配布するなどして、周囲の被災者を助けることができました。その経験で見えてきた、被災時に必要なノウハウや道具、備えを、誰にでも真似できる形に体系化したのが本書です。
▶︎被災体験で学んだ知識と、実践的なノウハウを幅広く網羅
- 逃げなくていい「立地」に暮らす
- 「養生テープ」だけでは窓ガラスは守れない
- 非常用電源は一家に一台
- 自宅の修理の前には必ず「写真撮影」を
- 災害時に役立つコンポストトイレは、自作できる
- 幼児や老人、ペットがいる家庭こそ自宅避難がお薦め
- 自宅避難に必要な強度・断熱性能向上はDIYでできる
- 自宅の強化・修理には「農業用資材」がいい
- ベランダ発電なら3万円でできる etc.
▶︎必要な技術を、基礎から応用までわかりやすく紹介
ベランダ発電所のつくりかたや雨漏りの補修などの応用的な内容も、写真や図解でわかりやすく紹介しています。
■著者プロフィール
西野弘章 (にしの・ひろあき)
1963年、千葉県生まれ。「自分で作れるものは何でも作る」がモットーのエディター兼ライター。新聞社、出版社などに勤務したのち、フリー編集者として独立し、「自給自足生活」を目指して千葉県・房総半島へ家族とともに移住。耐震&耐風仕様の自宅を含めて、これまでに大小10 棟の建物をセルフビルドしてきた。その房総半島で2019 年9 月、観測史上最大級の超大型台風に遭遇。自宅は無事だったものの、地域の復興がなかなか進まない現実を目の当たりにしたことで、「災害から家族を守ってくれる家」『逃げなくてもいい家』の重要性を痛感する。
■書誌情報
タイトル:『避難所に行かない 防災の教科書』
著者:西野弘章
発売日:2020年9月1日
判型:A5判
定価:本体1600円+税
ISBN:978-4-594-08557-5
■購入リンク
Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/4594085571
楽天ブックス
https://books.rakuten.co.jp/rb/16409263/
■本書の内容、取材などについては下記へお問い合わせください
株式会社扶桑社 宣伝部 PR担当
fusoshapr@fusosha.co.jp
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