新学期の不安は? 子どもたちが抱える“心配ごと”トップは先生との相性 /いこーよ総研ユーザーアンケート
いこーよユーザーアンケートをもとに子どもたちが感じる新学期の不安について調査・分析

国内最大級の子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」を運営するアクトインディ株式会社(東京都港区 代表取締役:下元敬道 以下、アクトインディ)は、全国のお出かけ施設やレジャー施設に向けた課題解決メディア「いこーよ総研( https://research.iko-yo.net/ )」にて、子どもたちが感じる新学期の不安について、ユーザーアンケートをもとに調査・分析し、結果を公開いたしました。
※この調査内容を各種メディアに掲載・引用される場合は、掲載前に弊社広報(pr@actindi.net)にご連絡いただき、掲載・引用先に「いこーよ総研調べ」のクレジットと記事のURL(https://research.iko-yo.net/solutions/research/12053.html)を記載ください。
トピックス
▶新学期に不安を感じる子どもは半数以上
▶マネー教育は「小学校低学年までには」と考える保護者が7割近く
▶不安上位は教師や友人などの人間関係
▶年齢によって不安の要素の違いがみられる
▶心配ごとは、友だち関係、担任の先生との相性のほか、勉強や登園・登校のことも
▶まとめ
(本リリースは、「子どもたちが感じる新学期の不安についての調査レポート」を一部抜粋して作成しています。全文はこちら)
新学期に不安を感じる子どもは半数以上
まず、新しいクラスになることや学年があがること、入園・入学することに関して、お子さんがどの程度不安を感じていると思うかを保護者に尋ねました。
「とても不安を感じている」が16%、「少し不安を感じている」が41%で、半数以上の約57%の子どもが新学期に何らかの不安を抱えていることがわかりました。

年齢が上がるにつれて不安を感じる割合が増加、9歳以上では7割以上に
年齢別に見ると、子どもの不安の感じ方に明確な傾向が見られます。
特に、「とても感じている」「少し感じている」を合わせた割合は、年齢が上がるにつれて増加しています。
まず、0〜2歳では「とても感じている」割合が20%と高いものの、「少し感じている」は11%と低め。これはまだ入園・入学前の子どもも多く、生活変化を実感しづらい年齢であることが影響していると考えられます。
一方、3〜5歳では「とても感じている」が6%に減少し、「少し感じている」が39%。この時期は、生活リズムや集団生活に少しずつ慣れてきたころといえるかもしれません。
しかし6歳を超えると、不安を感じる子どもの割合が再び大きく増加します。
6〜8歳では「とても感じている」17%、「少し感じている」46%で、6割以上の子どもが不安を感じている結果となりました。 小学校入学などの大きな環境の変化が影響していると見られます。
さらに、小学校高学年の9〜12歳では「とても感じている」(21%)と「少し感じている」(53%)を合わせて74%、13歳以上でも同様に73%と高い水準が続きます。
この時期の子どもたちは、思春期に入り、友だち関係や学習面でのプレッシャー、中学・高校進学など将来への不安も加わってくると考えられます。

不安上位は教師や友人などの人間関係
どのようなことに不安を感じているのかを保護者に尋ねたところ、最も多かった回答は「担任の先生との相性」(46%)でした。
続いて、「どんな同級生が同じクラスになるか」(42%)、「仲の良い友だちとクラスが分かれるかもしれないこと」(37%)、「新しく仲のいい友だちができるか」(35%)といった、人間関係に関する不安が上位を占める結果となりました。
「勉強」に関することも「新しく勉強する科目があること、勉強がスタートすること」(24%)、「勉強の難易度があがること」(20%)と一定数見られます。しかし、子どもたちにとってはまず「誰とどんな関係を築くか」が一番の心配事であることがわかります。
クラス替えや進級は、学びの内容が変わるだけでなく、「人」が変わる大きな節目です。信頼できる先生に出会えるか、気の合う友だちができるかといった要素は、子どもの園生活、学校生活全体に大きく影響しているようです。

※n数は不安の程度を聞いた質問で「とても感じている・少し感じている」と回答した割合より算出
年齢によって不安の要素の違いがみられる
子どもたちが感じる「新学期の不安」は、年齢が上がるにつれてその内容や傾向に違いがあることもわかりました。
詳細は「子どもたちが感じる新学期の不安についての調査レポート」をご覧ください。
心配ごとは、友だち関係、担任の先生との相性のほか、勉強や登園・登校のことも
自由回答では、子どもが新学期を迎えるにあたって感じているさまざまな不安や悩みが、多くの保護者の声として寄せられました。詳細は「子どもたちが感じる新学期の不安についての調査レポート」をご覧ください。
まとめ
今回のアンケート結果では、半数以上の子どもが新学期に対して何らかの不安を感じていることがわかりました。
年齢を問わず多くの子どもが気にしていたのが、「担任の先生との相性」でした。
新学期にどんな先生と出会うかは、子どもにとって安心して園や学校での生活を送るうえでとても大きな要素であると考えられます。
不安の内容も年齢によってさまざまで、未就学児は保護者との距離や生活リズムの変化、小学生以降は友だち関係や勉強、中高生になると人間関係への不安が大きくなる傾向が見られました。
自由回答からも、保護者が日々子どもの気持ちに寄り添いながら、さまざまなサポートを試みている様子が伺えました。
子どもたちが安心して新しい一歩を踏み出せるように、大人が「不安」に気づき、受け止め、寄り添う姿勢が大切なのかもしれません。
■いこーよユーザーアンケート調査概要
調査方法/インターネットアンケート
調査地域/全国
調査対象/いこーよ及びいこーよアプリを利用したユーザー
調査期間/2025年3月3日~3月18日
サンプル数/324サンプル
調査分析/いこーよ総研
※この調査内容を各種メディアに掲載・引用される場合は、掲載前に弊社広報(pr@actindi.net)にご連絡いただき、掲載・引用先に「いこーよ総研調べ」のクレジットと記事のURL(https://research.iko-yo.net/solutions/research/12053.html)を記載ください。
■「子どもたちが感じる新学期の不安についての調査レポート」全文はこちら)
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