【女児向け雑誌に「デパコス」掲載。子どもへの影響をどう思う?】Surfvoteで意見を募集中
ライターの安藤エヌ氏がSurfvoteでみんなの意見を募集。【どちらかといえば懸念、否定してしまう】を選択した人が回答者の約半数だった。「親が買うかどうかはその家庭次第」との声も。
SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするソーシャルスタートアップPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)は6月17日に投票終了予定のイシュー【女児向け雑誌に「デパコス」掲載。子どもへの影響をどう思う?
】の途中結果をお知らせします。
Surfvoteでは社会のあらゆる課題や困りごと、「イシュー」を専門家や大学の先生が執筆し、毎日掲載。Surfvoteに訪れればさまざまな社会課題をだれでも簡単に学び考えることができます。アカウント登録をすると選択肢のなかから自分の意見に近いものを選んで投票したり、コメントを書いたりすることができます。社会の分断や対立を助長するのではなく、さまざまな意見を持つひとが共通する価値観を見つけることができるようサービスの開発を日々進めています。

このイシューの背景
小学生向け雑誌「ちゃお」に高額な“デパコス”が特集されたことがSNSで話題となり、親からは困惑の声が上がっています。月1000円前後のお小遣いでは到底手が届かない価格帯のため、誕生日などの特別な機会を除けば現実的ではなく、日常使いを望まれると親の負担も大きくなります。また、SNSの影響で「持っていないと恥ずかしい」といった同調圧力の懸念も。子どもの価値観形成にどのような影響があるでしょうか。皆さんはどう考えますか?
投票の詳細
URL:https://surfvote.com/issues/x39k1q1prui0
調査主体:社会デザインプラットフォーム Surfvote(Webサービス、アプリ)
調査対象:Surfvote上でアカウントを持つユーザー
調査方法:Surfvote上でアカウントを持つユーザーが投票
投票期間:2024年4月17日〜6月17日
有効票数:20票(5月22日時点)
投票結果とコメントの紹介(一部抜粋・原文ママ)

(当該記事の内容や子どもへの影響を)受容、肯定できる10%
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ラインナップも数千円程度の物のようであるし、子供らに大人の気分を味わってもらうにはちょうどよいくらいであると考えている。お小遣いで買おうと家の手伝いにも精を出すであろう。クリスマスのプレゼントもデパコスで済めばよい方である。早く大人になりたいと子供らが思うように仕向けるのも我々大人達の仕事のうちであって、格好のよい化粧道具に憧れるなどまことに健全極まりないと考えている。
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デパコスに憧れるのって別に悪いことじゃないし、おしゃれに興味持つのは自然なこと。だから親が買うかどうかはその家庭次第でいいと思う。
(〃)どちらかといえば受容、肯定できる10%
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高額なコスメを紹介すること自体が悪いとは思わない。実際に買うかどうかは家庭の判断でいいし、子どもが本物に触れるきっかけになるのは良い経験だと思います。
(〃)どちらかといえば懸念、否定してしまう45%
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子供がデパコスを使ったり持つことは、ただのマウントのためだと思ってしまう。対象者のニーズに合わせて掲載したとすると、今の小学生たちの環境は少し怖いなと思います。
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子供への影響がポジティブになるのかネガティブに走るのかは想像できないけれど、そもそも女児向け雑誌にまったくターゲットではないはずのデパコス商材の広告?掲載?を載せる意図があまり理解できない。
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女の子が母親の化粧道具を拝借してこっそりメイクしてみるなんて昔からある光景だし、デパコスの特集なんかすごくワクワクするだろうなと思う。ただ、子どもの健全な成長を考えるとどうかなあって感じ。女性は外見を飾らなきゃいけないっていう価値観を抱いたり、自分の見た目を周りと過度に比較しちゃってコンプレックスを感じたり、そういうことが起きそう。あんまり見た目のことは気にせずに無邪気な子ども時代を過ごしてほしいから、若干気になるかな。
(〃)まったく理解できないほど懸念、否定してしまう15%
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もしも自身の子が子供向け雑誌を購読していて、覗き込んだところデパコスの広告を見つけたら確かにギョッとするでしょう。広告とは購買欲を刺激するために巧妙にデザインされたものであり、立派な大人であっても抗うことは難しいはずです。まして子供にとって不相応に高価なものをチラつかせるのは悪影響であり、慎まれるべきだと思います。
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子ども用コスメならまだしも、デパコスは子どもが必要なものではないし、成分等も配慮されたものを掲載しているわけではないと思うので、度合が超えていると思います。
その他15%
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特に肯定も否定もしない。社会的に言っていくものでもないと思う。各雑誌、各ブランド、各個人の自由。買える人は買えばいい。憧れのものとして鑑賞用の扱いで見るのもいい。自由に選べる価値観の一種に過ぎない。媒体自体にもそのあたりの社会的責任もない。
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反社会的な内容や暴力,ポルノなどが掲載されたなら問題だが、この程度は遊び心,あるいは編集マンのアイデアとして評価したい。気に入らないなら買わなければいいだけで、出版社も読者に媚びる必要はない。仮に女児がデパートコスメに興味を持ったとして、それをどう処理するかは家庭ごとの教育方針で構わない。一つや二つ買い与えてもいいだろうし、大人になるまで我慢だよと伝えるのもいいだろう。個人的には好奇心の芽を摘んでしまいたくはない。
わからない5%
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憧れとして開催されることに対しては何も思わないが、ブランド品を持つことが当たり前という価値観になってしまうことがよくないと思う。世代にあったものの中で自分に合うものは何か好きなものは何かを選択できるようになってほしい。
このイシューを執筆した 安藤エヌ氏
日本大学芸術学部文芸学科卒。フリーランスライターとして2019年から活動。現在は主に映画ジャンルでの執筆を行っている。 これまでの掲載先は Real sound、rockin'on、マイナビウーマン、ダ・ヴィンチ、主婦と生活社など。 セクシャルマイノリティ/ジェンダー分野に興味を持ち、クィア映画を積極的に鑑賞し、自費出版でオリジナルクィア小説を発行するなど、常に多角的な視点を持ち自分の言葉で発信することを信条としている。
Polimill株式会社
Polimill株式会社は社会デザインプラットフォーム【Surfvote】を運営・提供するICTスタートアップ企業です。
Surfvoteは現在、一般社会についての社会課題と各地方自治体の抱える社会課題(Surfvoteローカル)を掲載。ひろくみんなが意見を言える場を提供しています。
あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させたいと考えています。

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