約6割が今の職場を「ブラックだと思う」。ブラック企業で働いたことがある人は7割。低賃金、ハラスメントの横行をブラックと判断/『女の転職type』が働く女性にアンケート【第74回】
正社員で長く働きたい女性のための転職サイト『女の転職type』は、女性のリアルな仕事観を調査する【データで知る「女性と仕事」】を定期的に行い、女性の働く環境の実態を公開しています。
▼詳しくはこちらからご覧ください。
https://woman-type.jp/academia/discover-career/data/vol-74/
■調査結果抜粋
★約6割が今の職場を「ブラックだと思う」
★7割がブラック企業で働いたことが「ある」
★ブラック企業では、低賃金、ハラスメント・いじめ、長時間労働を経験
★ブラック企業で働いた結果、半数が退職
★ブラック企業に転職しないためには、「口コミサイトで評判を調べる」が1位
【Q.1 今の職場はブラック企業だと思う?】
『女の転職type』会員に今の職場はブラック企業だと思うかを尋ねたところ、「ブラックとは思わない」が最も多く37.7%でした。次いで「ややブラックだと思う」37.1%、「かなりブラックだと思う」21.0%、「わからない」4.2%と続きました。
「かなりブラックだと思う」「ややブラックだと思う」を合わせると58.1%となり、半数以上の人が今の職場をブラックだと感じているという結果になりました。
【Q.2 今まで、ブラック企業で働いたことある?】
今までブラック企業で働いたことはあるかどうかを尋ねると、70%が「はい」、30%が「いいえ」との回答でした。年代別に見ると、ブラック企業で働いたことがある人の割合は40代以上が最も多く76.7%となっており、年代が上がるにつれてブラック企業で働いたことがある人が増える傾向がありました。
【Q.3 どんな点がブラックだった?】
※「ブラック企業で働いたことがある」人のみ
※複数回答あり
Q2で「ブラック企業で働いたことがある」と答えた人に、どのような点がブラックだったのかを尋ねると、1位「仕事に見合わない低賃金」61.3%、2位「ハラスメント、いじめが横行」53.6%、3位「長時間労働を強いる」51.2%となりました。
【Q.4 ブラックな状況を誰に相談した?】
※「ブラック企業で働いたことがある」人のみ
ブラック企業で働いていた時に、その状況について誰かに相談したかどうかを尋ねると、「友人・知人」が51.8%で最も多く、次いで「家族」が44.7%と、仕事関係以外の人に相談する傾向がありました。
また、約2割の人が「誰にも相談していない」こともわかりました。
その他の回答としては、「医者」「ハローワーク」「派遣元の担当者」などがありました。
【Q.5 ブラック企業で働いて、結果どうした?】
※「ブラック企業で働いたことがある」人のみ
※複数回答あり
ブラック企業で働いた結果について尋ねると、半数以上となる55.3%が「退職した」と回答。次いで「体調を崩した」35.9%、「精神を病んだ」31.1%となり、3割以上の人が心身に影響が出ていることがわかります。
一方で、17.1%の人が「我慢してまだ働いている」と回答しており、「転職活動中」20.7%と同程度となっていることから、現職にとどまりながら転職活動に取り組んでいる人がいる様子が推察される結果となりました。
【Q.6 ブラック企業に転職しないためにすべきことは?】
※複数回答あり
ブラック企業に転職しないためにすべきだと思うことを尋ねると、最も多かったのは「口コミサイトで評判を調べる」66.1%でした。次いで「離職率を確認する」65.1%、「残業時間、残業代を確認する」59.6%となっています。入社前に具体的な労働環境を確認することが大切だと感じている方が多いようです。
その他の回答としては、「面接時に怪しいと感じることは勇気を持って聞く」「職場見学」「正式入社の前にお試しで働く」などがありました。一方で、「入ってみないとわからない」という回答も多く見られました。
▼フリーコメントなど詳しくはこちらからご覧ください。
https://woman-type.jp/academia/discover-career/data/vol-74/
※調査データ(グラフ)は、小数点第2位以下は四捨五入しているため、合計しても100にならない場合があります。
★今回のアンケート考察★
女の転職type編集長 小林佳代子
7割が「ブラックだと思う」企業で働いた経験があるということで、非常に多い結果でした。今の職場についてもブラックだと思う人の方が約6割と多数派で、労働環境に悩みを抱える人が多いことが伺えます。いざという時は公的機関やNPO、専門家等に積極的に支援を求めてくださいね。
極端な長時間労働やノルマの強要、パワハラの横行、賃金未払いなど法に抵触するような環境は働き先として避けるべきですが、そもそもブラック企業に明確な定義はありません。入社してみて「思っていたのと違った」とならないためには、ネット上の情報だけでなく、面接での確認が重要になってくると思います。転職で自分が叶えたいと思っていることをしっかり伝え、それが叶えられそうか確認しましょう。上司になる人との面談や職場見学などもおすすめですよ。待遇については書面でしっかり取り交わしましょう。選考はあなたが企業を選ぶ貴重な機会でもありますので、ぜひ自分に合う・合わないをチェックしてくださいね。
■調査内容:第74回「ブラック企業について」 / データで知る「女性と仕事」
・調査期間:2023年2023年8月21日~8月30日
・有効回答数:661名
・調査対象:『女の転職type』会員
・調査方法: Web上でのアンケート
■データで知る「女性と仕事」一覧
働く女性を取り巻く環境や課題について定期的にアンケートを実施しており、さまざまな調査結果をご覧になれます。
https://woman-type.jp/academia/discover-career/data/
■『女の転職type』とは
正社員で長く働きたい女性のための転職サイトです。未経験から正社員になれる求人、プライベートも充実できる残業が少ない求人、仕事と育児を両立できる求人など、女性に人気の求人を多数掲載。充実したマッチング機能で、自分に合った仕事を見つけることも簡単です。
https://woman-type.jp/
■株式会社キャリアデザインセンター 会社概要
代表者 :代表取締役社長兼会長 多田 弘實
本社所在地:〒107-0052 東京都港区赤坂 3-21-20 赤坂ロングビーチビル
資本金 :5億5866万円
設立 :1993年7月8日
従業員数 :695名(2022年9月30日現在)
事業内容 :
1.キャリア転職の専門情報サイト『type』『女の転職type』等の運営
2.転職フェアの開催
3.人材紹介事業(厚生労働大臣許可 13-ユ-040429)
4.質の高い就職活動を情報誌、イベント、情報サイト、人材紹介で支援する『type就活』サービス
5.パンフレット、ノベルティー採用・HP作成などのアウトソーシング事業
6.IT業界に特化した人材派遣サービス『type IT派遣』(厚生労働大臣許可 派13-315344)
7.Webマガジン『エンジニアtype』『Woman type』『20’s type』の企画・編集・運営
など、企業の採用活動をサポートする総合的なソリューションサービスを提供
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像