「Kyoto Art for Tomorrow 2021 -京都府新鋭選抜展-」受賞者決定展覧会は1月23日(土)から開催
京都府は、京都の地で新しい芸術の創造に取り組む新進の若手作家を紹介する展覧会「Kyoto Art for Tomorrow 2021 -京都府新鋭選抜展-」を1月23日(土)から開催します。
一般公開に先立ち、本展に選抜された作家40名による出品作品の中から、次のとおり受賞作品を決定しましたのでお知らせします。
なお、本年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、授賞式及び出品作家によるギャラリートークは行いません。
記者内覧会は、一般公開前日の1月22日(金)に受賞作家(最優秀賞、優秀賞)および報道関係者のみで開催します。
一般公開に先立ち、本展に選抜された作家40名による出品作品の中から、次のとおり受賞作品を決定しましたのでお知らせします。
なお、本年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、授賞式及び出品作家によるギャラリートークは行いません。
記者内覧会は、一般公開前日の1月22日(金)に受賞作家(最優秀賞、優秀賞)および報道関係者のみで開催します。
- 最優秀賞および優秀賞 受賞作品
(講評)
手作りアニメーションで、個人史というプライベートなストーリーをわかりやすく展開する映像作品。ロマンチックなアニメーションと、ロシア語(英語と日本語の字幕)による民族的な個人史がうまく組み合わされて、不思議な空間を作り出している。京都という古い伝統のある日本的な心情が濃厚な場所で、アイデンティティ、文化的ダイバーシティ、自身の経験をアニメーションと、ロシア語の心地よい響きによって、リアリティをもって語られており、説得力がある。
【優秀賞/ 「Null Island」】
(講評)
作品のモチーフとなっているヌル島は、実際には存在しないにもかかわらず、インターネット上では、不都合な情報、エラーの出る情報の発信場所として使われてきた架空の島である。近年では現実世界よりも、端末の中のインターネットの世界のほうが、存在価値、現実感を持ちつつある。存在するものと存在しないものが錯綜し、存在しないのに在ると信じられてしまい、増幅されていく。着想、作品自体の面白さに惹かれる。
- 各賞受賞者一覧
賞名 | 氏名 (年齢) 作品名 |
住所地 |
最優秀賞 | ジダーノワ・アリーナ(年齢非公表) 「バーブシュカ」 |
京都市 |
優 秀 賞 1点【賞状、副賞金10万円】
賞名 | 氏名 (年齢) 作品名 |
住所地 |
優秀賞 | 肥後 亮祐(25歳) 「Null Island」 |
京都市西京区 |
メディア賞 7点【賞状】
賞名 | 氏名 (年齢) 作品名 |
住所地 |
京都新聞賞 | 中山 明日香(34歳) 「Rebellion」 |
兵庫県川西市 |
朝日新聞社賞 | 加納 俊輔(37歳) 「Pink Shadow_35/ Pink Shadow_36」 |
京都市西京区 |
毎日新聞社賞 | 嶋 春香(31歳) 「“蒐集”シリーズ<2020.4.7-2021.1.4>」 |
京都市伏見区 |
読売新聞社賞 | 勝木 有香(24歳) 「渦の中のリズム」 |
大阪府枚方市 |
産経新聞社賞 | 栗棟 美里(32歳) 「あなたはこの世界にいるかもしれない。もしくはいないかもしれない。」 |
兵庫県神戸市 |
日本経済新聞社京都支社賞 | 井上 康子(33歳) 「耕境」 |
神奈川県川崎市 |
NHK京都放送局賞 | 今井 完眞(31歳) 「Macaw」 |
京都市右京区 |
国際賞 2点【賞状】
賞名 | 氏名 (年齢) 作品名 |
住所地 |
アンスティチュ・フランセ関西賞 | 長沢 優希 (31歳) 「Komorebi」 |
京都市右京区 |
ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川国際交流賞 | ジダーノワ・アリーナ(年齢非公表) 「バーブシュカ」 |
京都市 |
※年齢は令和3年1月23日現在
- 全出品作品数
- 記者内覧会
令和3年1月22日(金) 15時~16時
(2)会場
京都文化博物館 4階展示室
(3)内容
審査員講評・受賞作家による作品紹介
- 展覧会概要
令和3年1月23日(土)~2月7日(日)10時~18時
※4F展示室は金曜19時30分まで(入室は各30分前まで)
※別館は毎日19時30分まで
※月曜休館
(2)会場
京都文化博物館 4階展示室、別館ホール(京都市中京区三条高倉)
※入場料 一般500円、大学生400円、高校生以下無料
※別館は無料
(3)内容
京都を活動の拠点とする40才以下の若手美術作家40名の新作を展示。また、優秀な作品を顕彰する。
特別出品作家として高嶺格氏が出品。
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