新天地・J3アスルクラロ沼津でゴールを演出する期待の星!【藤井建悟選手/サッカー】
小・中学生時代、松戸市のサッカークラブに所属した藤井建悟(ふじい けんご)選手が、J3アスルクラロ沼津に入団し、2月15日(土)開幕のJ3リーグに挑みます。開幕を目前に控えた藤井選手に、単独インタビューしました。
※この記事の情報は、2025年2月13日 現在のものです。
待ちに待った夢の舞台!J3アスルクラロ沼津、藤井建悟選手
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小学生の時に「まつひだいSC」、中学生の時に「FCクラッキス松戸」と松戸市のサッカークラブに所属し、その後八千代松陰高等学校、東京農業大学を経て、J3アスルクラロ沼津への入団を決めた藤井建悟選手。まもなく開幕する2025明治安田J3リーグに向けて、意気込みを語ってくれました。
アスルクラロ沼津は昨シーズン、J3リーグ20チーム中10位でシーズンを終了し、オフには複数の主力選手が移籍。一方で、藤井選手を含む10人が新たに加入し、現在は中山雅史(まさし)監督を中心に新しいチームを構築中で、今シーズンの躍進が期待されています。
藤井選手は6歳上の兄の影響でサッカーを始め、小学5年生の時に、「皆が楽しくサッカーをしている雰囲気が良く、そんなチームカラーに惹かれた(藤井選手)」という「まつひだいSC」に入団しました。
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「小・中学校と同じコーチ陣が指導してくれるところも魅力だった(藤井選手)」という「まつひだいSC」。そこでは「挨拶や道具の使い方など、『当たり前のことを当たり前にやる』ことや『サッカーを楽しむ』というマインドの部分を学び、今でも大切にしています」と教えてくれました。また、小学4年の時、松戸市トレセン(※トレーニングセンターの略で地域の選抜チーム)メンバーにフォワードで選出され千葉県内の大会で優勝したことや、小学6年の時に参加したSHIMIZU CUP(公益財団法人日本サッカー協会主催、サッカーが盛んな静岡県清水市に全国からチームが集う年1回の草サッカー大会)で25得点を挙げたことが印象に残っているそうです。
藤井選手の持ち味であるチャンスメイク、得点に絡むプレーの原点は、ここにあるのかもしれません。
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「腐らずにやるべきことをやり続ける」
中学1年に所属した「FCクラッキス松戸(同スポーツクラブ運営)」では、出場機会に恵まれず、悔しい思いをしました。当時、チームには1年生だけで34人が所属。1年時は途中交代も含め公式戦に一度も出場できませんでしたが、2年生になって最初の試合で活躍し、そこでプレーをみていた指導者に評価されたことをきっかけに、徐々に出場機会が与えられるようになりました。「腐らずにやるべきことをやり続けた」と、藤井選手は当時を振り返ります。
また、サッカー選手としての基礎を培った小・中学校時代、「江戸川河川敷の主水(もんど)サッカー場(松戸市)や、JR北松戸駅前の元祖おかず系ラーメン『肉玉そば おとど』にはよく通っていたので、いい思い出です」と松戸での思い出を笑顔で教えてくれました。
得点に関与する役割が求められる
その後、スポーツ推薦で文武両道の八千代松陰高等学校に進学し、大学はプロサッカー選手を輩出している東京農業大学に進学しました。「高校・大学では、大きな怪我もなくプレーすることができました。プロを目指していたこともあり、大学進学に際しては最もプロに近く、自分が成長できる東京農業大学を選びました」。
大学4年の時、監督からの指名で主将に就任し、「ピッチ内では、言葉というよりプレーで仲間を引っ張っていくタイプだった」と自身について分析する藤井選手。大学最終学年で臨んだ関東大学サッカーリーグ3部では、22試合に出場し、リーグ3位の10得点を記録。アシストはリーグ最多10を記録し、アシスト王、ベストイレブンを受賞し、この活躍がプロに進むきっかけとなります。
さらに2024年最終節の東京経済大学との一戦では、接戦を制し、7年ぶりの2部昇格を決めます。「最終節では、得点はしなかったもののチャンスメイクし、結果的に昇格につながったので達成感がありました。当時、チームの熱気はすごかったです」と安堵の表情を浮かべて話す藤井選手が印象的でした。
東京農業大学サッカー部の児玉監督は藤井選手について、「4年間で全体的な技術・フィジカルが伸びた。自分のことだけでなく、チーム全体のことを考えられるようになったことが一番の成長」と総括しています。藤井選手自身も、得点・アシストが求められる立場として、「数字につながらないと結局期待されない」と自身を追い込み、プレーしていたそうです。その献身的なプレーが、結果として自身の、そしてチームの成長へとつながり、2部昇格へと導きました。
これまでのサッカー人生を振り返り、藤井選手は「部活動では色んな面で仲間に助けられたので、感謝しかありません。実家から通った4年間、家族には金銭面・食事面など、常にサポートしてもらいました。プロになって喜んでくれた半面、少し心配そうでした(笑)。しっかりとアスルクラロ沼津で結果を出して、家族を喜ばせたいです。」と語り、オフの過ごし方については、「沼津ではチームの寮には入らず一人暮らしをしているので、栄養を考えて料理をしたり、ドライブに行ったりして気分転換しています」と笑顔で話してくれました。
プロでの活躍を誓う
藤井選手に憧れる選手を聞くと、三苫薫(みとま かおる)選手(イングランド:ブライトンFC所属)とネイマール選手(ブラジル:サントスFC所属)を挙げてくれました。そんな憧れの選手と同じプロの世界に挑む藤井選手。「小さい頃から攻撃面での活躍を期待されてきましたし、運動量にも自信があるので、試合では得点に絡むプレーやハードワークでチームに貢献するプレーに注目してください。沼津では左サイドのミッドフィルダーを担っており、攻撃を仕掛けて得点への関与や攻撃のアイデアが求められます。日頃から集中して練習に取り組み、もっとプレーの精度を上げていきたいと思います」と力強く意気込みを語ってくれました。
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最後に、サッカー選手を目指す子どもたちと松戸市民の皆さんにメッセージをいただきました。
「(子どもたちへ)夢や目標に向かって、楽しんで取り組んでください。どのスポーツでも、スポーツ以外でも、目標に向かって真剣に取り組むことで、きっと自ら成長できると思います。(松戸市の皆さんへ)自分がもっと練習して、技術面、そして人間的にも成長し、プロとして活躍することで、松戸市を盛り上げられるように頑張りますので、熱い応援をよろしくお願いします!」
藤井選手の、長く熱いJリーグでの挑戦が、いよいよスタートします。
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≪ 藤井建悟 選手 プロフィール ≫
千葉県市川市出身、2002年11月21日生まれ(22歳) 身長172cm、体重68kg、ポジション:MF、アスルクラロ沼津所属(背番号17)
【出身チーム】まつひだいSC - FCクラッキス松戸 - 八千代松陰高等学校 - 東京農業大学
【セールスポイント】スピード。特に初速
【好きな言葉】心想事成
≪ 「アスルクラロ沼津」 チーム紹介 ≫
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アスルクラロ沼津は1990年に発足し、地域リーグ、JFLを戦い抜き、2017シーズンよりJリーグに加盟しました。沼津市をホームタウンとし、静岡県東部地区で活動しているプロサッカーチームです。チーム名はスペイン語の青(Azul)と明るい(Claro)から由来しており、クラブカラーの明るい青を表しています。2025シーズンは、中山雅史監督の下、チーム一丸となってJ2昇格を目指します。
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