【高畑充希・平 祐奈】舞台『奇跡の人』2022年5月再演決定!実話を基にした、アニー・サリヴァンとヘレン・ケラーの闘いと絆【イメージビジュアル・コメントあり】

株式会社ホリプロ

高畑充希主演舞台『奇跡の人』が2022年5月より、東京、大阪で上演されることが決定した。ヘレン・ケラー役には平 祐奈。森 新太郎は本作3度目の演出を務める。
公式HP=https://horipro-stage.jp/stage/kisekinohito2022/
公式Twitter=https://twitter.com/butai_m_worker #奇跡の人

左)アニー・サリヴァン役 高畑充希、ヘレン・ケラー役 平 祐奈左)アニー・サリヴァン役 高畑充希、ヘレン・ケラー役 平 祐奈


家庭教師アニー・サリヴァンと三重苦の少女ヘレン・ケラーを題材にした『奇跡の人』。各国で翻訳されたこの戯曲は、世界中で上演され、60年経った現在も観客を感動の渦に巻き込んでいる。

本作は日本でも再演を重ね、名だたる女優たちが名演を重ねてきた。前回2019年公演ではアニー・サリヴァン役を高畑充希、ヘレン・ケラー役を鈴木梨央、演出を森 新太郎が務め、連日超満員の大盛況な作品であった。

『奇跡の人』舞台写真(2019年)/左より:高畑充希、鈴木梨央、撮影:渡部孝弘『奇跡の人』舞台写真(2019年)/左より:高畑充希、鈴木梨央、撮影:渡部孝弘

主演の高畑が『奇跡の人』に挑むのは、ヘレン・ケラー役で出演した2011年、2014年、そしてアニー・サリヴァン役で出演した2019年と続いて今回が4度目となり、正に高畑のライフワークと言える作品となっている。

『奇跡の人』はヘレン・ケラーではなく、「奇跡を起こした人 英題The Miracle Worker」ヘレンの先生、アニー・サリヴァンを意味し、見えない、聞こえない、喋れない三重苦を抱えたヘレン・ケラーに関する、単なる道徳的な話ではなく、アニー・サリヴァンの、諦めず戦い続ける様が描かれている。

ヘレンが「Water」という言葉を、知るのではなく理解する、悟るシーンは勿論、ヘレンだけでなくその家族一人一人も、アニー・サリヴァンとの関わりを通して、自分自身の価値観等と戦う様には誰もが感情移入出来る作品である。アニーがヘレンに食事の作法を教えるシーンは女優達が身体全てを使った迫真の演技バトルで、時にはミュージカルの歌終わりのようにお客様から拍手が起きる。

今回ヘレン・ケラー役を演じる平 祐奈は、若手ながら映画やドラマ、バラエティに数多く出演しているが、舞台は今回が初出演。「見えない、聞こえない、喋れない」三重苦という難役に挑む。

演出には、2014年読売演劇大賞を受賞した森 新太郎。古典から現代劇、近年では『パレード』や『ピーターパン』などのミュージカルの演出を手掛けているが、同じ作品を3度演出するのは『奇跡の人』が初となる。高畑充希との3度目のタッグにより、互いの信頼感は円熟を迎え、今回更なる作品の深みへの到達が期待される。
 

上段左より)高畑充希、平 祐奈 下段左より)村川絵梨、井上祐貴、山野 海、森山大輔、佐藤 誓、増子倭文江、池田成志   上段左より)高畑充希、平 祐奈 下段左より)村川絵梨、井上祐貴、山野 海、森山大輔、佐藤 誓、増子倭文江、池田成志

他にもヘレンの父アーサー・ケラー役に池田成志、母ケイト・ケラー役に村川絵梨、兄ジェイムズ役に井上祐貴、さらに山野 海、森山大輔、佐藤 誓、増子倭文江等、ベテランから若手まで幅広いキャストが集結。

東京公演は東京芸術劇場プレイハウスにて2022年5月18日(水)~6月5日(日)、6月に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演予定。チケット発売情報は12月中旬発表予定。

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―あらすじ
アラバマのケラー家。アーサー・ケラー大尉(池田成志)とその妻ケイト(村川絵梨)がベビー・ベッドを心配そうに覗き込んでいる。1歳半の娘ヘレン・ケラー(平 祐奈)が熱を出したのだ。やっと熱が下がり安心したのも束の間、ヘレンは音にも光にも全く反応しなくなっていた……。
それから5年。それ以降、ヘレンは見えない、聞こえない、しゃべれない世界を生きている。そして、それゆえ甘やかされて育てられたヘレンは、わがまま放題。まるで暴君のように振る舞うヘレンを、家族はどうすることもできない。そんな折、ボストン・パーキンス盲学校の生徒アニー・サリヴァン(高畑充希)の元に、ヘレンの家庭教師の話が舞い込んでくる。誰もがお手上げの仕事ではあったが、孤独で貧しい環境を20才まで生きてきたアニーは、自立という人生の目標を達成するため、初めて得た仕事に果敢に挑戦しようとする。
はるばる汽車を乗り継いでケラー家にたどり着いたアニー。アーサー、そしてヘレンの義兄ジェイムズ(井上祐貴)は、余りにも若い家庭教師に疑念を抱くが、ケイトだけはアニーに望みを掛ける。そして、アニーとヘレンの初対面の時。ヘレンはアニーに近づき、その全身を手で探る。それはふたりの闘いのはじまりだった……


―演出家・キャストコメント
■演出 森 新太郎

三度目の『奇跡の人』になります。三度目であるにもかかわらず、あらためて戯曲を読み返してみて、やはり身震いしてしまいました。これほどまでに「人と人とが繋がること」の喜びを熱く謳いあげた作品が他にあるでしょうか。
前回、高畑充希が演じたアニー・サリヴァンは本当に素晴らしいものでした。若々しいエネルギーに満ち、そこには世界一あきらめない不屈の少女が確かに立っていました。で私は欲深くなってしまいまして(笑)。これをさらに熟成させたら、今度は果たしてどんなアニー・サリヴァンに出会えるのだろうと。どんな人生の重み、どんな煌めきを高畑充希は新たに獲得するのだろうと。きっとまた、私の想像をはるかに超えてくることでしょう。
一方の平 祐奈さんには「透き通っている人」という印象があり、それがヘレン・ケラーと重なりました。言うまでもなく難しい役です。あまりに純粋であるがゆえに、天使のようにも悪魔のようにも見える女の子ですが、平 祐奈さんでしたら真っ直ぐに彼女を演じられるはず。高畑サリヴァンとの魂のぶつかり合い、そしてその先に待つ“奇跡”の瞬間が、今から待ち遠しくてなりません。
孤独が蔓延するこんな時代だからこそ、ぜひ観ていただきたい作品です。

■アニー・サリヴァン役 高畑充希


この『奇跡の人』のヘレンを演じたいと思ったのが、役者の仕事を始める大きなきっかけでした。ヘレンを演じた時から数えると13年間もこの作品に携わっていて、こんなにも長く関われるとは思っていませんでした。
演出の森さんとは三度目ですが、熱量が凄まじく、突き詰めて色々なパターンを試す方で、演目への愛情も深いです。前回森さんが、「もう一度アニーを演じたらまた新しい発見があるから」と仰っていて、どんだけストイックなんだ(笑)と思いましたが、新たな発見を楽しみに、森さんの叱咤激励についていきます。
祐奈とは初共演ですが、プライベートで偶然知り合ってもう4年の付き合いです。親戚のような距離感でしたので、彼女の初舞台に一緒に挑戦できることは非常に嬉しいことですし、森さん演出で初舞台を踏むというのは、羨ましいくらい素晴らしいことです。舞台が好きだと思ってほしいし、力を合わせて楽しんでいけたらと思います。
コロナ禍で舞台に出た時、お客様の熱量を感じ、こんなにもエンタメを心の栄養として生活しているのだと実感して、今までとは違った心持ちで舞台に立てました。
『奇跡の人』は、こんなに良い脚本は無い!と思うくらい大好きな作品です。アニーとヘレンでがむしゃらに、泥まみれになりながら最後に光を掴めるような作品で、お客様もきっと勇気を貰えると思いますし、明日からも頑張る為のガソリンになれば嬉しいです。私と祐奈は、頑張ります。

■ヘレン・ケラー役 平 祐奈


諸先輩方からも、舞台は力もつくし色々変わったものが見えてくるから、一度は経験すべきと言われていたので、ついにこの時が来たか!というワクワクな気持ちもあります。が、三重苦という、こんな難役を頂いたので今から緊張していて、ヘレンの書籍なども読み漁りながら、しっかりと研究していきたいと思います。
森さんが演出をされた、『ジュリアス・シーザー』を拝見しましたが、演出も格好良く、作品を丁寧に描かれていて、キャストの皆さんで色んな感情をぶつけ合っていて、その熱量が客席迄伝わってきました。森さんはストイックな方なようですので、沢山追い込まれたいと思います!
充希さんも役に対してストイックですし、充希さんにしか出来ないような色にされるという印象があり、いつも私も、素晴らしい女優さんだと思っています。
普段は気さくで優しいお姉さんで安心感があるし、初共演できると聞いて凄く嬉しかったです。色々と教えて頂きながら背中を見て頑張りたいです。
自分がどんなヘレンに染まっていけるか、不安でいっぱいですが、緊張や不安を友達にして本番迎えられたらと思います。
お客様も不安な状況であると思いますが、舞台はライブ感満載で一公演一公演でしか味わえないものが魅力だと思いますし、この作品は色んな希望も見えてくると思います。
少しでも勇気を与えられるように、頑張りたいと思います。

【公演概要】
『奇跡の人』

<キャスト>
高畑充希:アニー・サリヴァン
平 祐奈:ヘレン・ケラー

村川絵梨:ケイト・ケラー
井上祐貴:ジェイムズ・ケラー
山野 海:ヴァイニー
森山大輔:アナグノス/召使い
佐藤 誓:医師/ハウ博士
増子倭文江:エヴ伯母
池田成志:アーサー・ケラー

倉澤雅美、 中野 歩、 秋山みり

<スタッフ>
作: ウィリアム・ギブソン
翻訳: 常田景子
演出: 森 新太郎
美術:二村周作
照明:小笠原純 佐々木真喜子
音響:藤田赤目
衣裳:緒方規矩子
ヘアメイク:鎌田直樹
アクション:渥美 博
演出助手:坂本聖子
舞台監督:髙橋大輔


<東京公演>
期間:2022年5月18日(水)~6月5日(日)

会場:東京芸術劇場プレイハウス
主催:ホリプロ
企画制作:ホリプロ

<大阪公演>
期間:6月

会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
主催:梅田芸術劇場

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設立
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