「2023年度TopEyeフォトコンテスト」約1,300点の応募作品の中から最高賞である「TopEye賞」が決定
TopEye賞:『生命』 堀 陽月 氏 (帝塚山学院中学校高等学校 高校3年)
「TopEye」では、1979年より写真部で活動する中学、高校生の皆さまの写真生活応援マガジン「TopEye」を発行しています。創刊当時から中学・高校生の皆さまを対象に年に1回、「TopEyeフォトコンテスト」を行っており、「2023年度TopEyeフォトコンテスト」には、全国の中学・高校生から約1,300点の応募が寄せられ、写真家の秋山華子氏と熊切大輔氏による厳正なる審査によって、「TopEye賞」および「入賞作品」を決定しました。
「TopEye賞」に選ばれた堀 陽月氏には、「Z f 40mm f/2(SE)レンズキット」および賞状が贈呈されます。
<「2023年度TopEyeフォトコンテスト」受賞結果>
●審査員の写真家、秋山華子氏、熊切大輔氏の総評
(秋山華子氏)
「テーマを「言語化」して突き詰めてみよう」
初めて本コンテストの審査に臨み、作品の幅の広さに驚きました。自分の好きなものや興味を個性的に捉えており、身近にない対象に目を向けた作品や、アグレッシブな表現に挑戦した作品も数多くありました。演出などの工夫も見られ、普段から多様な作品に触れている様子がうかがえます。中には、撮影のテーマをもう少し突き詰めればさらに良くなる、と感じた作品もありました。おすすめしたいのが、まず自分の思いや撮りたいものを言語化してみること。そこから撮り方やセレクトの方向が見えることもあるので、ぜひ実践してみてください。
(熊切大輔氏)
「学生ならではの多様な表現に今後も期待」
審査を担当して6年目になります。同じ中高生でも、時代によって作風が変わってゆく様子を興味深く感じています。今回はコロナ後を思わせる距離感の作品が増えた一方、学生離れした重厚な作品も多く、幅広い表現に出合えました。ただ、スポーツや学園祭など学生らしいモチーフの作品や、10代の感性で作り込んで仕掛けるタイプの作品も、もっと観たい気がします。どんな時代でも、現場でどこまで考え、被写体に向き合うかが大事です。絵面の面白さだけでない物語性を意識し、セレクト、プリントまで気を抜かず取り組んでほしいと思います。
「2023年度TopEyeフォトコンテスト」全ての入賞作品はウェブサイトよりご覧いただけます。
URL:https://www.nikon-image.com/activity/topeye/198/index.html
また、ニコンイメージングジャパンが運営する写真展会場「THE GALLERY」で、「2023年度TopEyeフォトコンテスト」入賞作品展を開催します。
●「2023年度TopEyeフォトコンテスト」入賞作品展
会 場:ニコンプラザ東京 THE GALLERY ・ ニコンプラザ大阪 THE GALLERY
展示期間:東京 2024年3月19日(火)~4月1日(月)
大阪 2024年4月11日(木)~4月24日(水)
開館時間:10時30分~18時30分※(日曜休館/最終日は15時まで)
※状況により変更される場合がございます。最新情報につきましてはホームページをご確認ください。
https://www.nikon-image.com/activity/exhibition/
●「TopEye」とは
1979年よりニコンイメージングジャパンが発行している、中学・高校生写真生活応援マガジンです。中高生を対象にしたフォトコンテストの開催や各地の写真部の紹介、プロ写真家によるアドバイスなど、全国の中学校・高等学校の写真部活動を支援しています。
ニコンイメージングジャパンでは、今後も様々な側面から写真文化活動をサポートしていきます。
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