オーストラリア連邦西オーストラリア州政府と包括的・戦略的パートナーシップに係る覚書を締結
JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:細野 哲弘)は2020年2月6日、レベッカ・ブラウン オーストラリア連邦西オーストラリア州雇用・観光・科学・イノベーション省長官と、金属鉱物資源分野全般における関係強化を目的とした「包括的・戦略的パートナーシップに係る覚書」(Memorandum of Understanding、以下「MOU」)を締結しました。
JOGMECは、オーストラリア連邦西オーストラリア州(以下、「WA州」)政府とMOUを締結し、今後、WA州における金属鉱物資源に係る情報・見解を積極的に交換し、日本への鉱物資源の安定供給とWA州への日本からの投資促進を図ることに合意しました。
WA州は、ベースメタルやクリティカルミネラル(重要鉱物)のポテンシャルを有し、長年、日本に対しては鉄鉱石、ニッケル鉱石やレアアースなどの鉱物資源を供給するなど、WA州と日本は緊密な関係を築いてきました。また、近年は、日本企業が同州の金属資源プロジェクトに積極的に参画するなど投資促進の動きが活発化しています。
JOGMECはWA州において、日本企業の参画する資源プロジェクトを合計5件支援(鉄鉱石、鉛、レアアース等)しており(注1)、WA州による資源政策等に関する情報提供、及び金属分野における新規案件組成により、投資を推進していく方針です。特に、今後需要拡大が想定されるレアアースを生産しているマウントウェルド鉱山については、引き続き日本の安定的な調達に向けて、WA州政府と連携して参ります。
(注1)オーストラリア・WA州におけるJOGMEC支援プロジェクト
②アブラ(鉛、探鉱融資で支援)
③マウントウェルド(レアアース、出融資で支援)
④バレカップサウス(チタン・ジルコン、海外地質構造調査を実施)⑤ウィートストーン(LNG、出資・債務保証で支援)
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http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_08_000078.html?mid=pr_200219
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