船橋洋一著『宿命の子 安倍晋三政権クロニクル』上下巻 10月22日(火)刊行&10月11日(金)電子書籍版先行配信!
生身の人間の政治ドラマを活写した第一級の調査報道ノンフィクション
株式会社文藝春秋(社長:飯窪成幸 本社:東京都千代田区)は、船橋洋一氏(国際文化会館グローバル・カウンシル・チェアマン、元朝日新聞社主筆)が安倍晋三政権の政策決定過程の舞台裏を描いた『宿命の子 安倍晋三政権クロニクル』上下巻を10月22日に刊行します。
また、紙書籍版の発売前、10月11日からは電子書籍版を先行配信いたします(電子書店により配信開始日が異なる場合があります)。
本書は、安倍元首相が退陣したあとから死の1カ月前となる2022年6月までに行った計19回のロングインタビューを軸にして、主要閣僚、官邸官僚ら安倍政権のキーマンの肉声をもとに、権力中枢のあり様を活写した生身の人間の政治ドラマです。
筆者の船橋さんは、憲政史上最長となった第2次安倍政権の特徴を「リアリズムの政治だった」と指摘していますが、本書は政治が実際にどのように決められていくのか、オモテからは見えない対立や、土壇場の妥協があますことなく描かれています。
自民党総裁選に、衆院解散総選挙――。混迷を深める政治の季節に、安倍政権とはいかなる体制だったのか、改めて振り返ることができる第一級の調査報道ノンフィクションです。
〈船橋洋一さんのコメント〉
私はこの本で、第2次安倍政権の権力中枢の政策決定過程の舞台裏のドラマを検証することを試みた。調査報道と銘打った次第である。調査報道とは、独立した立場から、当事者の間に埋もれ、表に出ない核心の事実を掘り起こし、社会にとって重要な課題を提起する検証ジャーナリズムであると私は考えている。同時に、安倍首相をはじめとするこの政権の主要人物の思想と行動に密着し、彼らの肉声を取り出し、政治と政策の現場を写生し、再現することを心掛けた。ノンフィクションと名乗った所以である。ノンフィクションとは現場の写生と再現であり、当事者に肉声で真実を語らせる肉声ジャーナリズムであると私は思っている。(あとがきより抜粋)
〈担当編集・前島篤志のコメント〉
本書の読みどころのひとつは、アベノミクス、平和安全法制、天皇退位と改元などの重要政策が決められていく過程が、当事者の肉声によって、克明に描かれていること。そのカギとなるのは、人事です。安倍政権で多用された抜擢人事が、どのような意味を持ち、いかに実現されていったかが、安倍氏、閣僚、官僚たち、それぞれの視点で立体的に描かれていきます。そして、この長期政権がいかに終焉を迎えたかも、政権内部の目から詳しく語られます。
安倍氏が凶弾に斃れてから2年。そこから今の政治状況はすべて始まっています。これからの日本政治を占ううえでも、安倍政権がいかなるテーマに立ち向かい、どのような課題を残したかを知ることは不可欠です。本書はそのための最良の一冊です。
■書誌情報
書 名:『宿命の子 上 安倍晋三政権クロニクル』
著 者:船橋洋一
定 価:2475円(税込)
出版社:株式会社文藝春秋
判 型:四六判・並製・560ページ
発売日:2024年10月22日
ISBN: 978-4-16-391910-2
URL:https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163919102
書 名:『宿命の子 下 安倍晋三政権クロニクル』
著 者:船橋洋一
定 価:2585円(税込)
出版社:株式会社文藝春秋
判 型:四六判・並製・640ページ
発売日:2024年10月22日
ISBN: 978-4-16-391911-9
URL:https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163919119
■電子書籍版情報
価 格:上下巻とも各2400円(税込)
配信開始日:10月11日より順次配信(電子書店により配信開始日が異なる場合があります)
配信電子書店:Kindleストア、Apple Books、楽天Kobo、ReaderStore、紀伊國屋書店Kinoppy、BookLive!、honto他、電子書籍を配信している主要書店
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