「MONEX個人投資家サーベイ 2025年3月調査」
~日米セクター別業況DIとエヌビディアの株価動向予想等について~
マネックス証券株式会社(本社:東京都港区、取締役社長執行役員:清明祐子、以下「マネックス証券」)は、2025年3月7日から3月10日までインターネットを通じて、マネックス証券に口座をお持ちのお客様向けにアンケート調査(回答数1,080件)を実施しました。
今回、定例調査である個人投資家の相場観の調査に加え、特集として「日米セクター別業況DIとエヌビディアの株価動向予想」等について調査しました。
<調査結果概要>
1. 2025年日経平均株価およびダウ平均株価の高値・安値予想
個人投資家の相場観の調査として、2025年の日経平均株価およびダウ平均株価の高値・安値予想を調査しました。
(1-1)2025年の日経平均株価の高値予想は「41,000円未満」が最多、安値予想は「34,000円未満」が最多
【参考 調査開始日(3月7日)の日経平均株価終値:36,887.17円】

(1-2)2025年のダウ平均株価の高値予想は「46,000ドル未満」が最多、安値予想は「39,000ドル以上40,000ドル未満」が最多
【参考 調査開始日(現地時間3月6日)のダウ平均株価の終値:42,381.56ドル】

2025年の日経平均株価の高値予想は「41,000円未満」と回答した方の割合が58.1%と最も多く、6割近くを占めています。続いて「41,000円以上42,000円未満」が23.5%となっています。安値予想は「34,000円未満」と回答した方の割合が27.9%で僅差で最多となりました。
ダウ平均株価の高値予想は「46,000ドル未満」と回答した方の割合が38.7%と最も多く、続いて「46,000ドル以上47,000ドル未満」が30.8%となっています。安値予想は「39,000ドル以上40,000ドル未満」と回答した方の割合が37.8%で最多、続いて「39,000ドル未満」が28.9%となりました。
2025年に入ってから日経平均株価が終値ベースで4万円を超えたのは1月7日のみでアンケート調査前には1,000円超下落する日も見られ、ダウ平均株価も軟調に推移するなか、悲観的な見方が多い結果となりました。
2.日米セクター別業況DI
日本と米国の各セクターについて、それぞれ今後3か月程度で「上昇すると思う」「変わらないと思う」「下落すると思う」のいずれになるかをたずね、「上昇すると思う」と回答した割合(%)から「下落すると思う」と回答した割合(%)を引いたポイントを業況DIとして集計しました。
(2-1)日本のセクター別業況DIは「銀行」が最高、「自動車・輸送機」が最低

(2-2)米国のセクター別業況DIは「エネルギー」が最高、「不動産」が最低

今後3か月程度の日本のセクター別業況DIは「銀行」が40.5で最高、「自動車・輸送機」が-36.2で最低でした。「電機・精密」や「機械」の数値もマイナスとなっています。
米国のセクター別業況DIは「エネルギー」が26.1で最高、「不動産」が-13.3で最低となりました。「一般消費財」や「公共事業」の数値もマイナスとなっています。
なお、日本のセクターは株価指数TOPIX-17の分類を、米国のセクターは世界産業分類基準(GICS)の分類をそれぞれ参考としています。
3. エヌビディアの株価動向予想
今後3か月程度でエヌビディア(NVDA)の株価がどう変化すると思うかをたずねました。

「変わらないと思う」と回答した方の割合が37.3%と最も多く、続いて「下落すると思う」が33.7%となっています。
4. NISA口座の利用状況
2024年からスタートした新しいNISA制度(以降「NISA」といいます)について、NISA口座の利用状況や投資金額を調査しました。
(4-1) NISA口座の開設状況と利用状況について
NISA口座の開設状況と利用状況について調査しました。

9割以上の方がNISA口座を開設していることが分かりました。利用状況は前回2024年9月の調査時とほぼ同じ割合となりました。
(4-2) 今年の成長投資枠での投資予定金額とすでに投資した金額について
「成長投資枠とつみたて投資枠の両方を利用して投資した(している)」または「成長投資枠のみを利用して投資した(している)」と回答された方に今年の成長投資枠で投資する予定の金額とすでに投資した金額をたずねました。

投資予定金額については、成長投資枠の上限を含む「200万円以上」と回答した方の割合が39.0%で最多となりました。すでに投資した金額については「10万円以上100万円未満」と回答した方の割合が44.7%で最多となり、続いて「200万円以上」が22.7%となりました。
(4-3) 成長投資枠で保有している銘柄の保有方針について
「成長投資枠とつみたて投資枠の両方を利用して投資した(している)」または「成長投資枠のみを利用して投資した(している)」と回答された方に成長投資枠で保有している銘柄の保有方針をたずねました。

4割以上の方が10年以上保有する方針であり、1年以内あるいはそれより短期間のうちに売却する方針である方の割合はわずか数%程度であることが分かりました。
(4-4)NISA口座を開設していない理由について
「NISA口座を開設していない」あるいはNISA口座は開設しているが「NISA口座を利用した投資はしていない」と回答された方にその理由をたずねました。

NISA口座を開設していない理由としては「利用するメリットが分からないから」という回答が最多となりました。
5.日本、米国、中国の株式市場に対する見通しについて
個人投資家の相場観の調査として、今後3ヶ月程度の各国(日本、米国、中国)の株式市場に対する見通しを調査しました。

今後3ヶ月程度の各国の株式市場に対する個人投資家の見通しは、日本と米国は前回調査(2024年12月)から悪化、中国はわずかに改善しました。調査開始日の前後で日米の相場が不安定だったこともあり、慎重な見方が増えたようです。
【日本株DI】(2024年12月) 16 → (2025年3月)-32(前回比 -48ポイント)
【米国株DI】(2024年12月) 56 → (2025年3月)-25(前回比 -81ポイント)
【中国株DI】(2024年12月)-43 → (2025年3月)-40(前回比 +4ポイント)
※ DI:DIとは、相場が「上昇すると思う」と回答した割合(%)から「下落すると思う」と回答した割合(%)を引いたポイントです。DIがプラスとは、「上昇すると思う」と回答した割合が高く、DIがマイナスとは、下落すると思うと回答した割合が高いことを示します。
6. 為替相場について
個人投資家の相場観の調査として、今後3ヶ月程度の米ドル/円相場に対する見通しを調査しました。

今後3ヶ月程度の米ドル/円相場に対する個人投資家の見通しは、「円高になると思う」が前回比+32%と大きく増加して65%となりました。一方で「円安になると思う」の割合は前回比-22%と大きく減少しました。
【円安になると思う】(2024年12月)39% →(2025年3月)17%(前回比-22%)
【変わらないと思う】(2024年12月)28% →(2025年3月)17%(前回比-11%)
【円高になると思う】(2024年12月)33% →(2025年3月)65%(前回比+32%)
以 上
添付:MONEX個人投資家サーベイ 2025年3月調査
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【マネックス証券株式会社について】
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第165号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、
一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 日本暗号資産等取引業協会、
一般社団法人 日本投資顧問業協会
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