【飲食店店長約100名へ調査】約半数が「大学生アルバイトの応募数がコロナ前と比較して減少」と回答
店舗運営に課題をもつ店長は約9割。スタッフの補充やタスクの抜け漏れ等、様々な課題がある現状が浮き彫りに
調査サマリ―
・約半数が「コロナ前と比較して、現在の大学生アルバイトの応募数が減少した」と回答
・約9割が「店舗運営に課題がある」と回答
・半数以上が「スタッフの補充が難しい」や「タスクの抜け漏れ」に課題を抱えている
調査概要
調査概要:飲食店店長の「店舗運営」に関する実態調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年6月9日〜6月20日
有効回答:複数業態かつ20店舗以上の飲食店を運営している店長105名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
▼調査レポートのダウンロードはこちら
https://lp.infomart.co.jp/v-manage_document_report01
約半数が「コロナ前と比較して、現在の大学生アルバイトの応募数が減少した」と回答
「Q.あなたの勤め先では、飲食店の休業や時間短縮等の制限がかからなかった「コロナ前」と比較して、現在の大学生アルバイトの応募数はどのように変化したと思いますか。」(n=105)と質問したところ、「かなり減少した」が19.0%、「やや減少した」が29.5%という回答で、約半数が学生アルバイトの飲食店離れを実感している結果となりました。
アルバイトの応募数が減少した要因、「飲食業界のコロナ打撃を目撃し、業界の行き先に不安を覚えている」が52.9%で最多
前問「Q.あなたの勤め先では、飲食店の休業や時間短縮等の制限がかからなかった「コロナ前」と比較して、現在の大学生アルバイトの応募数はどのように変化したと思いますか。」で「かなり減少した」「やや減少した」と回答した方に、「Q.「コロナ前」と比較して、現在の大学生アルバイトの応募数が減少した要因として考えられることを教えてください。(複数回答)」(n=51)と質問したところ、「飲食業界のコロナ打撃を目撃し、業界の行き先に不安を覚えている」が52.9%、「学生の労働環境や待遇への意識の高まりに応えることができていない」が37.3%、「より自由に働けるテレワークに注目が集まっている」が25.5%という回答となりました。
「他業種に乗り換える人が増えた」や「サービス業をやりたがらない」等の要因も
前問「Q.「コロナ前」と比較して、現在の大学生のアルバイトの応募数が減少した要因として考えられることを教えてください。(複数回答)」で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q.前問で回答した以外に、現在の大学生アルバイトの応募数が減少した要因として考えられることがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=48)と質問したところ、「他業種に乗り換える人が増えた」や「サービス業をやりたがらない」等、30件の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・43歳:雇い止め、休職させたことで退職者が増え、他業種に乗り換える人が増えた。
・31歳:時短や休業の心配が無い業種で働く人が増えたと思う。
・52歳:選ぶことや応募の手軽さ。仕事への責任感が欠けていて、すぐ辞めたり、時給の良い場所に転職したり、
面接にも来ない。生活環境が変わったことで意識が仕事に向いていないと思うため。
・41歳:近年の学生はお金を常に必要としていない。都合のいいときに稼げるバイトを好む。
・44歳:選択肢が増えた。
・54歳:サービス業をやりたがらない。
・48歳:迷惑な客の対応が嫌な事。
約9割が「店舗運営に課題がある」と回答
「Q.あなたは現在、店舗運営に課題はあると思いますか。」(n=105)と質問したところ、「非常にそう思う」が30.5%、「ややそう思う」が56.1%という回答となり、店長の約9割が「店舗運営に課題がある」と感じていることが分かりました。
現在抱えている店舗運営の課題、「スタッフの補充が難しい」や「タスクの抜け漏れが生じている」等
前問「Q.あなたは現在、店舗運営に課題はあると思いますか。」で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に、「Q.あなたが現在抱えている、店舗運営における課題を教えてください。(複数回答)」(n=91)と質問したところ、「急にスタッフが必要になった時に補充が難しい」が59.3%、「やるべきことが多く、抜け漏れが生じている」が57.1%、「どんな時にでも誰にでも一定の品質を保つことができていない」が31.9%という回答となりました。
「労働時間の管理が計画通りに行えない」や「教育をマニュアルに頼りすぎ」等の課題も
前問で挙げた課題以外に、店舗運営における課題を自由回答形式で聞いたところ(n=91)、「労働時間の管理が計画通りに行えない」や「教育をマニュアルに頼りすぎ」等、58件の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・42歳:スタッフ個々のスキルが不十分で、労働時間の管理が計画通りに行えない。クオリティの高い接客が行え
ない。
・52歳:特に経費の問題が課題で、仕入れの値上げや人件費の問題、その他電気やもろもろの費用がかかり、
利益の確保が容易でない。必要な経費もかけることができないので、顧客や従業員の満足度を上げるのが
難しい。
・43歳:教える側の人が出来ていない事があるので、社外のプロの方を呼んで研修等するべき。
・55歳:新しい取り組みになかなか着手できない。
・52歳:お客様のニーズが多様化しすぎている。
・61歳:教育をマニュアルに頼りすぎ。
・37歳:オートメーション化の時代に会社がついていけてない。マンパワーの運営になっている。
まとめ
今回は、複数業態かつ20店舗以上の飲食店を運営している店長105名を対象に、「店舗運営」に関する実態調査を実施しました。
飲食店店長の約9割が「店舗運営に課題がある」と回答し、「急なスタッフ補充」や「やるべきことの抜け漏れ」、「品質の保全」等に頭を悩ませていることが分かりました。加えて、大学生のアルバイトの応募数に関しては、約半数が「減少した」と回答しており、学生アルバイトの飲食店離れを実感していることが伝わってくる内容となりました。
今年5月に新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけがインフルエンザと同様の5類に移行し、生活者の制限も大きく緩和され、飲食店や繁華街もかつての活気を取り戻しつつあります。
しかし、昨今の深刻な人手不足により、スタッフの育成等に力を入れたくても入れる余裕が無い実態が明らかとなりました。学生アルバイトは、飲食店以外のアルバイトに興味を持つケースも少なくないようで、今後も人材不足は深刻化することが予想されます。限られたリソースでも円滑に店舗運営ができるよう、運営の見直しを図れるかどうかが、今後の生き残りにおける大きな鍵になるといえるでしょう。
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【主な機能】
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■ 会社概要
1998年の創業以来、企業間取引における請求・受発注等の業務効率化を実現するクラウドサービスを提供・運営しています。主力サービスの「BtoBプラットフォーム」は、93万社以上が利用。プラットフォーム内の総流通金額は年間30兆円以上。
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代表者:代表取締役社長 中島 健
本社所在地:東京都港区海岸1-2-3 汐留芝離宮ビルディング13階
設立:1998年2月13日
資本金:32億1,251万円
事業内容:BtoB(企業間電子商取引)プラットフォームの運営
従業員数:767名(2023年6月末現在)
URL:https://corp.infomart.co.jp/
■ タグライン「しごと、スマート。インフォマート」について
インフォマートは2023年、創業25周年を機にコーポレートブランドを刷新しました。インフォマートの新しいタグライン「しごと、スマート。インフォマート」には、デジタル化による効率化やコストカットの先にある、働くひとが自分らしく、新しい価値を創造していく社会を支えていきたいという想いがこめられています。
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