【神奈川県 BAK 共創事例】脱炭素などの推進に向けてベンチャーと大企業が連携を目指す実証事業を開始。
神奈川県×eiicon「ビジネスアクセラレーターかながわ」BAK INCUBATION PROGRAM 2023 採択によるプロジェクト。
https://bak.eiicon.net/incubationprogram2023
取組の概要(その1)
連携企業 株式会社ヘミセルロース、株式会社小田急SCディベロップメント(下線がベンチャー企業)
プロジェクト名 商業施設で廃棄される野菜や果物の端材等をアップサイクルした植物由来プラスチック製品の開発
概要
・「ヘミセルロース」は、植物(主に樹木)に含まれている天然成分で、これまで活用が進んでいませんでしたが、株式会社ヘミセルロースは、これを原料にしてバイオプラスチック樹脂を製造する技術を有しています。
・一方、株式会社小田急SCディベロップメントが運営する商業施設「新百合ヶ丘エルミロード」では、廃棄物の見える化と分別の徹底を目指しています。
・今回のBAKのプロジェクトで、両社が連携し、焼却予定だった約30種類の野菜を原料としてバイオプラスチック製品を製造する実証事業を実施しているところですが、この実証事業の一環として、同施設の廃棄野菜を原料としたバイオプラスチック製品を活用し、脱炭素推進に向けた普及啓発イベントを実施します。
普及啓発イベントの概要
日時:令和6年2月4日(日曜日)10時から18時
場所:新百合ヶ丘エルミロード1階 吹き抜け広場
(川崎市麻生区上麻生1-4-1(小田急線新百合ヶ丘駅徒歩1分))
主な内容:
・廃棄野菜を原料にしたプラスチック製品の展示
(3Dプリンターで製造した、川崎市麻生区禅寺丸柿キャラクター「かきまるくん」や有隣堂公式YouTubeチャンネルのMC「R.B.ブッコロー」のプラスチックフィギュアなどを予定)
・ワークショップ「廃棄野菜から作られたプラスチック板を使ったオリジナルストラップの製作」
(開始時間は10時30分、11時30分、13時、14時、15時、16時)
・環境問題クイズに答えるクイズラリー
※本イベントは、株式会社明治の協力のもと実施し、同社のサステナブルな取組として、カカオ豆を原料にしたアップサイクル製品なども展示されます。
詳細ページ https://www.odakyu-sc.com/l-mylord/event/#2505
【参考1】株式会社ヘミセルロース
住所:神奈川県川崎市幸区新川崎7-7 AIRBIC A05
設立:平成21年4月1日
代表:代表取締役 茄子川仁
事業内容:天然糖類による樹脂材料等の開発・製造
URL:https://hemicellulose.jp/
取組の概要(その2)
連携企業 スカイファーム株式会社、東急株式会社(下線がベンチャー企業)
プロジェクト名 オンラインとオフラインを掛け合わせたポップアップストアを起点とする循環型コミュニティの創出
概要
・飲食店営業や食品販売において、モバイルオーダー(スマートフォンからの事前注文)やオンライン販売に取り組む場合、システム構築や維持運営費用等の課題があります。
・また、新たな地域で店舗販売を開始する際には、店舗の設置や運営に多くの費用が必要となります。
・こうした課題を解決するために、スカイファーム株式会社が運営するモバイルオーダーシステム「NEW PORT」と、東急株式会社が運営するシェアキッチン併設型スペースを連携させることで、様々な飲食店等が対面販売とオンライン販売の両方を簡単に実施できる仕組みを構築し、デジタルを活用したポップアップストアの実証事業を行います。
・飲食店等は1日単位で気軽に出店してテストマーケティングができるようになり、来店者に対し、モバイルオーダーやオンライン販売の取組を紹介することもできます。
・また、地域住民は、モバイルオーダー等による事前注文で、商品をスムーズに受け取ることができるほか、また、気に入った商品を後日オンラインで購入可能となるなど、利便性が向上し、地域の店舗との繋がりが深まるなど、地域の活性化が期待されます。
実施時期 令和6年1月19日(金曜日)から2月29日(木曜日)
実施場所 シェアキッチン併設型スペース「grow up commons」
横浜市青葉区美しが丘2-17-5(東急田園都市線たまプラーザ駅から徒歩5分)
出店店舗
「アスむすび」、「ICHI-GO-CAN®」、「今日も、ゼリー日和。」、「くまの農園」、「タケノとおはぎ」、「ふうっと」、「パンとお菓子 あかねベーカリー」
(今後、出店店舗は追加される可能性があります。出店店舗の概要と、最新情報は詳細ページを御覧ください。)
今後の展開
本実証で得られた出店店舗や利用者の声を踏まえてサービスを改善し、様々な地域スペースにおいて、「NEW PORT」を活用した地域住民と地域飲食店の交流促進と施設の有効活用による地域活性化を目指します。
詳細ページ https://grow-up-commons.new-port.jp/
【参考2】スカイファーム株式会社
住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1横浜ランドマークタワー7F NANA Lv.(ナナレベル)
設立:平成27年7月27日
代表:代表取締役 木村拓也
事業内容:デリバリー・モバイルオーダーのシステム開発及びオーダープラットフォーム運営
URL:https://sky-farm.co.jp/
取組の概要(その3)
連携企業 株式会社トーチス、ウェルネスダイニング株式会社(下線がベンチャー企業)
プロジェクト名 腎臓病の方に向けたアプリ及び宅配食による食事療法の実践サポート事業
概要
・腎機能の低下が進行すると、塩分摂取量などを制限する食事療法に取り組む必要がありますが、摂取エネルギー・成分等の制約が多く、調理に手間がかかるなど、継続が課題となっています。
・そこで、株式会社トーチスが開発した、日々の食事の栄養計算が簡単にできるアプリ「栄養ビジョン」等から、ウェルネスダイニング株式会社の腎臓病患者向け宅配食を簡単に購入できる機能を追加し、1月16日に公開しました。
・宅配食が日々の食事の選択肢の一つとなることで、腎臓病の方の食事準備の負担を軽減し、食事療法の実践をサポートします。
今後の展開
・デジタルを活用し、アプリに蓄積された食事データなどに基づく、新たな宅配食メニューの開発に取り組みます。
・さらに、アプリの活用に協力いただける医療機関を募集し、本アプリの普及を目指します。
詳細ページ
宅配食購入ページ https://www.torches.tech/wd
腎臓病の方向け栄養計算アプリ「栄養ビジョン」 https://www.torches.tech/vision
腎臓病の方向け血液・尿検査記録アプリ「じんぞうグラフ」 https://www.torches.tech/graph
【参考3】株式会社トーチス
住所:神奈川県鎌倉市長谷2丁目1番7号2-B
設立:令和3年12月2日
代表:代表取締役 松岡大輔
事業内容:腎臓病患者の食事療法サポート事業
URL:https://www.torches.tech/
その他の採択プロジェクトについても、県の「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)」の支援のもと、年度内に実証事業を行い、事業化を目指します。
■「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)」について
神奈川県では、県内に拠点を持つ大企業と質の高いベンチャー企業による連携プロジェクトを創出するとともに、オープンイノベーションに向けたコミュニティ形成を目的として、大企業・ベンチャー企業・研究機関・支援機関等が参画する協議会「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)」を運営しています(参加企業575社:2023年10月時点)。BAKでは、企業が抱える課題や実現したいテーマに基づき、大企業等とベンチャー企業のマッチングを行い、事業化に向けた支援を行っています。これまで、県内に拠点を置くパートナー企業や、連携して事業に取り組む意欲のある企業を公募し、共創による新たなプロジェクトの実現、早期の事業化に向け取り組んでいます。 https://www.pref.kanagawa.jp/docs/sr4/cnt/f537611/bak01.html
eiiconは、今年度「BAK」運用業務を令和3年度より3年連続で受託。今年度も、神奈川県内企業の共創による新たなプロジェクトの実現、早期の事業化に向け、企画・設計・運用からPR戦略まで、本プログラムの運営全般を強力にサポートしております。
現在BAKでは、オープンイノベーション促進のためのプログラム「BAK PARTNERS CONNECT 2023」にて、神奈川県に拠点を持つ企業との共創に繋がる機会を提供。神奈川県や事務局(eiicon)がプロジェクトの実現をサポートしています。
「BAK PARTNERS CONNECT 2023」参画企業
アマノ株式会社、株式会社エバラビジネス・マネジメント、株式会社小田急SCディベロップメント、株式会社小田急百貨店、株式会社川崎フロンターレ、京セラ株式会社、株式会社グリーンハウス、京浜急行電鉄株式会社、コニカミノルタジャパン株式会社、株式会社JTB、株式会社鈴廣蒲鉾本店、サンフロンティア不動産株式会社、株式会社デンソー、東急株式会社、日産自動車株式会社、富士工業株式会社、株式会社フジタ、富士フイルムビジネスイノベーション株式会社、株式会社マクニカ、株式会社横浜エクセレンス
(社名50音順 2024年1月16日現在)
神奈川県 × AUBA「BAK PARTNERS CONNECT 2023」 https://bak.eiicon.net/partners2023
参考:
【神奈川県ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK) × AUBA】ベンチャー企業× 大企業等が連携して取り組む15のプロジェクトを採択!(2023年10月12日プレスリリース)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000480.000037194.html
■eiicon 会社概要 https://corp.eiicon.net/
会社名:株式会社eiicon
本社所在地:東京都港区虎ノ門二丁目2番1号 住友不動産虎ノ門タワー5階
代表者:代表取締役社長 中村 亜由子
設立日:2023年4月3日
事業内容:オープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」の運営、イベント企画・支援サービス、ソーシングサービスなど
株式会社eiiconは、日本最大級のオープンイノベーションプラットフォームとオープンイノベーションに特化したハンズオンコンサルティングで、企業の事業フェーズに合わせたOIの支援にて事業化をサポートしています。
オープンイノベーションとは
2003年(米)ヘンリー W. チェスブロウが提唱した「企業内部と外部メディア・技術を組み合わせることで、革新的な新しい価値を創り出す」イノベーション方法論。社内の資源に頼るばかりでなく、社外との連携を積極的に取り入れるべきであるという主張の方法です。
eiiconが展開するサービス
日本最大級オープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」
累計登録社数30,000社を越えた日本最大級のオープンイノベーションに特化したWEBプラットフォーム。事業創出≒非連続な成長・事業存続を実現させる仕組みをALL IN ONEで提供。AUBAは、意図的にイノベーションを創出するためのサービス。
完全伴走支援サービス「AUBA Enterprise」
社内新規事業・オープンイノベーションプロジェクト含め、弊社の事業創出支援経験豊富なコンサルタントが企業ごとのお悩み・ニーズに応じフルカスタマイズで支援を設計。事業戦略の支援から実際のパートナー共創にむけた具体的な出会いの場の創出・チームアップ支援、新規事業創出支援まで企業のフェーズに合わせた支援にて事業化をサポート。
https://corp.eiicon.net/service/enterprise
事業を活性化するメディア「TOMORUBA」
事業を創るビジネスパーソンのための“事業を活性化するメディア”。全国各地あらゆる業界のスタートアップ・中小企業・大手企業から地方自治体・大学まで、資金調達・資金提供・共同研究などの様々な情報や事業を創るためのノウハウ情報などを配信。
主な受賞歴
2022年12月、革新的で優れたサービスとして「第4回 日本サービス大賞」優秀賞を受賞。
https://service-award.jp/result04.html
2023年2月、アクセラレーションプログラムを通じた全国のスポーツチーム/団体とパートナー企業とのマッチング・共創創出など一連のオープンイノベーションへの取組により「第5回 日本オープンイノベーション大賞」スポーツ庁長官賞を受賞。
https://www8.cao.go.jp/cstp/stmain/20230120oip.html
※掲載の情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像