【神奈川県ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK) × AUBA】ベンチャー企業× 大企業等が連携して取り組む脱炭素推進などを含む15のプロジェクトを採択!

神奈川県 「BAK2023」。新たな製品・サービスの開発・実証に向け、開発・実証費用最大500万円(脱炭素推進プロジェクトは750万円)、コンサルタント伴走など支援。事業化を目指します。

株式会社eiicon

 株式会社eiicon(本社所在地:東京都港区虎ノ門、代表取締役社長:中村 亜由子、以下 eiicon)が運営する日本最大級のオープンイノベーションプラットフォームAUBA(アウバ、以下 AUBA)は、神奈川県が主催し、2023年5月30日より公募を行った、ベンチャー企業と大企業等によるオープンイノベーション促進のためのプログラム「BAK2023」(以下、本プログラム)において応募のあったプロジェクト提案の中から、脱炭素推進に資する3プロジェクト(「脱炭素推進枠」)を含む15のプロジェクトを採択したことを発表いたします。

「BAK 2023」 https://bak.eiicon.net/incubationprogram2023

 eiiconは、今年度「BAK」運用業務を令和3年度より3年連続で受託。今年度も、神奈川県内企業の共創による新たなプロジェクトの実現、早期の事業化に向け、企画・設計・運用からPR戦略まで、本プログラムの運営全般を強力にサポートしております。

神奈川県 × AUBA「BAK 2023」神奈川県 × AUBA「BAK 2023」


■神奈川県 × AUBA「BAK 2023」採択結果

①「大企業提示テーマ型」:募集期間 2023年5月30日~6月30日、応募数256件

県内に拠点を持つ企業が示した各テーマに対する連携プロジェクトの提案をベンチャー企業から募集。

②「ベンチャー発自由提案型」:募集期間 2023年5月30日~7月28日、応募数71件

自社の技術やアイデアに基づき、大企業等と連携して実施するプロジェクトの提案をベンチャー企業から募集。採択後、県(BAK)が大企業等とのマッチングを支援。


 ①②計327件の応募の中から、書類選考・プレゼンテーションなど厳正なる審査の結果、15のプロジェクト(脱炭素推進に資する3プロジェクト「脱炭素推進枠」含む)を採択いたしました。



□「脱炭素推進枠」採択 3プロジェクト(採択社五十音順)

AI画像認識によるゴミ箱の内容物データの分析を通じた食品ロスの可視化と店舗運営の改善

採択社:株式会社CALCU(東京都渋谷区) 連携企業:株式会社グリーンハウス(東京都新宿区)

概要:グリーンハウスの運営する飲食店舗や社員食堂に、CALCUが有するAI画像認識機能付きのIoTゴミ箱を設置し、廃棄される食材のデータ分析を行う。これにより、管理者向けのダッシュボード機能による食品ロスの可視化や、分析結果に基づいた改善点の提案をすることで、飲食店舗や社員食堂等における食品ロス発生の根本解決を目指す。


油煙や排熱が少ない「クールフライヤー」を組み合わせた循環型厨房システムの開発

採択社:クールフライヤー株式会社(横浜市泉区) 連携企業:富士工業株式会社(相模原市中央区)

概要:クールフライヤーが開発した、油煙・排熱等を大幅削減したフライヤー(揚げ物調理器)と、富士工業が有する空調エネルギーロスを大幅削減できるダクトレス調理油煙回収ユニットを掛け合わせ、CO2削減効果や低コスト・省資源・省エネルギー効果の定量的エビデンスの獲得に向けた実証を行う。これにより、両社が連携した省エネ厨房システムをコンビニエンスストアや飲食店舗等に提供し、店舗設計を「脱炭素型・省コスト」に一新することを目指す。


商業施設で廃棄される野菜や果物の端材等をアップサイクルした植物由来プラスチック製品の開発

採択社:株式会社ヘミセルロース(川崎市幸区) 連携企業:株式会社小田急SCディベロップメント(東京都新宿区)

概要:ヘミセルロースが開発した、植物・樹木等に含まれる天然成分から植物由来プラスチック材料を製造する技術を用いて、小田急SCディベロップメントが運営する商業施設の食品売場・飲食店で排出される野菜や果物の端材等が混在した廃棄品から、植物由来プラスチック製品を開発する実証を行う。これにより、焼却処分する植物廃棄量の削減とともに、植物由来プラスチック製品に置き換えることで、商業施設全体としての脱炭素を促進し、商業施設における資源循環モデルとなることを目指す。


□通常採択 12プロジェクト(採択社五十音順)

水産養殖と水耕栽培を組み合わせた循環型栽培システム「アクアポニックス」×気流制御による生産性向上及び資源循環の促進

採択社:株式会社アクポニ(横浜市中区) 連携企業:富士工業株式会社(相模原市中央区)

概要:アクポニが提供する水産養殖と水耕栽培を掛け合わせた循環型栽培システム「アクアポニックス」に、富士工業による空気循環の最適化を組み合わせ、システムの生産性・資源利用効率の向上、エネルギー使用量の削減効果を検証する。これにより、資源循環を可視化できる数理モデルを開発し、環境負荷の低減効果の可視化を目指す。


介護業界の従業員の不調を未然に防ぐ「オンラインケア面談」の活用による人材定着と経営改善の実現

採択社:株式会社きゃりこん.com(茅ヶ崎市) 連携企業:株式会社ニチイケアパレス(東京都千代田区)

概要:きゃりこん.comが提供する、従業員の不調を未然に防ぐ、コンディション診断ツールに基づいた「オンラインケア面談」を活用し、ニチイケアパレスが運営する介護施設において人材定着率を上げるとともに、介護現場の共通課題を抽出・分析する取組を行う。これにより、各介護施設がそれぞれ組織的に経営改善に取り組めるようにし、介護業界に長く従事できる環境を整え、業界における人材の拡充を目指す。


オンラインとオフラインを掛け合わせたポップアップストアを起点とする循環型コミュニティの創出

採択社:スカイファーム株式会社(横浜市西区) 連携企業:東急株式会社(東京都渋谷区)

概要:スカイファーム㈱が提供する、デリバリーやモバイルオーダー、ECサイトなどの注文マネジメントシステム「NEW PORT」を活用し、東急が運営する次世代郊外まちづくり拠点「grow up commons」において、飲食店の開業を目指す方などの出店と、オンライン・オフラインの両方で購入ができる仕組みの実証を行う。これにより、開業のハードルを下げ、多様な地域事業者の出店を促し、地域住民と交流する循環型コミュニティの創出を目指す。


マンション大規模修繕工事における、スマートフォンを活用した新たな労務安全管理システムの活用と建設DXの加速

採択社:株式会社SHO-CASE(横浜市中区) 連携企業:株式会社富士防(横須賀市)

概要:SHO-CASEが提供する、スマートフォンを活用した労務安全管理システムを、富士防のマンション修繕工事現場へ導入する実証実験を行い、紙運用で生じている現場負担の軽減を図る。この取組を現場の労務管理業務の効率化の成功事例として業界内に広め、行政とともに建設DXの推進を目指す。


建築用大型3Dプリンターによる廃棄プラスチックのリサイクルを通じた資源循環型社会づくりの促進

採択社:株式会社DigitalArchi(鎌倉市) 連携企業:Hamee株式会社(小田原市)

概要:不要なプラスチック製品を「つかうプロダクト」へ生まれ変わらせる、Hameeが展開するリサイクルサービス「Parallel Plastics」と連携し、製造過程で発生する端材や型落ちのプラスチック製品を原料として、DigitalArchiが開発した建築用大型3Dプリンターを活用して什器や内装を試作する。この取組をもとに、将来的には建設現場の型枠を廃棄プラスチックから製作し、普及させていくことで、廃棄プラスチック問題の解決を目指す。


腎臓病の方向けアプリ及び宅配食による食事療法の実践サポート事業

採択社:株式会社トーチス(鎌倉市) 連携企業:ウェルネスダイニング株式会社(東京都江東区)

概要:腎臓病患者の方の日々の食事に関する悩みを解決するため、トーチスが提供する栄養計算アプリ等と、ウェルネスダイニングが提供する腎臓病向け宅配食事業を連携させ、アプリに蓄積された日々の食事データから新たなメニューを開発するとともに、アプリからの宅配食の購入を可能にする。これにより、腎臓病の食事療法を続けることをサポートし、腎機能を保存・維持する方の増加を目指す。


腸内細菌の個別最適化による健康寿命の延伸と一人ひとりの豊かさの創出

採択社:株式会社bacterico(大阪府大阪市) 連携企業:株式会社小田急百貨店(東京都新宿区)

概要:bactericoが提供する腸内細菌検査・パーソナル栄養指導サービスと、小田急百貨店の外商ネットワークにより、エビデンスに基づいた「提案型」の健康サポートサービスを新たに開発し、小田急百貨店の顧客に向けて提供する実証を行う。これにより、腸内細菌検査から栄養指導、自分に合った商品の日常的な購入という一貫した取組による健康改善を実現し、健康寿命の延伸を目指す。


MICE 業界の労働生産性の向上に向けた3D空間提案システムの開発

採択社:bestat株式会社(東京都文京区) 連携企業:株式会社JTB(東京都品川区)

概要:JTBが取り組む「Living Auberge(感動ホームパーティーコンシェルジュ)」事業をモデルケースとして、bestatが持つ3Dデジタルコンテンツの自動制作技術を用いて、顧客に対する3D空間提案システムを共同開発し、活用可能性を検証する。将来的にはMICE・ブライダル業界向けの業務支援ツールとしてサービス化し、業務フローのDXを進めることで、業界全体の生産性向上を目指す。


学習者に最適な環境を届ける「オンライン自習室」を活用したリスキリングの推進

採択社:株式会社Herazika(横浜市青葉区) 連携企業:TAC株式会社(東京都千代田区)

概要:Herazikaが提供する「オンライン自習室」サービスを活用し、資格試験受験者向けコンテンツを提供するTACの受講生に向けて、個人のやる気に頼らず、自己学習の習慣化を進める取組を実施し、その効果を検証する。この取組を普及させることで、多くの学習者に最適な環境を届け、リスキリングの推進を目指す。


電気自動車(EV)による災害時の給電救援サービス「Power Ranger」の開発

採択社:BellaDati合同会社(東京都港区) 連携企業:日産自動車株式会社(横浜市西区)

概要:日産自動車のEV車両から取得できるバッテリー残量やGPS位置情報等の情報と、BellaDatiが有するIoTデータ分析技術を活用し、災害時の避難所への給電救援派遣に向けてEVの所在や救援可否情報等を可視化するシステムを開発する。防災訓練等を通じて このシステムの効果検証を行い、将来的には事業化することでEVを活用した「災害に強い社会づくり」への貢献を目指す。


タイニーハウス等の「可動産」を活用した地域一体型の小田原観光事業の創出~小田原を「めくる」ナラティブツーリズム~

採択社:YADOKARI株式会社(横浜市中区) 連携企業:株式会社鈴廣蒲鉾本店(小田原市)

概要:タイニーハウスやキャンピングカーなど「可動産」を活用した施設・空間企画のノウハウを持つYADOKARIが、遊休地や店舗での食体験、地域とのネットワークなどの鈴廣蒲鉾本店が有するリソースを活用し、地域企業・住民を主役にした地域体験ツアーの開発に取り組む。これにより、地域の様々な企業や住民と一体となった小田原観光スタイルを推進し、観光ブランドの向上を目指す。


タクシー等の乗務社員のメンタルヘルスケアやホスピタリティドライビングで孤独の減少を目指す「アクティブリスニング」

採択社:株式会社Lively(藤沢市) 連携企業:国際自動車株式会社(東京都港区)

概要:国際自動車が運行するタクシーなどの乗務社員を対象に、Livelyが提供するオンライン会話プラットフォーム「LivelyTalk」を通じたアクティブリスニング(傾聴姿勢)の体験を提供することで、孤独を感じる社員へのメンタルヘルスケアの取組を実施する。さらに、将来的には社員がアクティブリスニングのスキルを学ぶことで、乗務中にお客様の話を傾聴するホスピタリティドライビングを実現し、社会から孤独を感じる人を減らし、社会全体が元気になることを目指す。


□採択されたベンチャー企業に対する県の支援内容

 開発・実証に係る費用を支援(1件あたり500万円:脱炭素推進に資するプロジェクトは1件あたり750万円)するとともに、コンサルタントが伴走し、プロトタイプの開発や実証実施、広報活動などを支援します。


■「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)」について

神奈川県 × AUBA「BAK 2023」神奈川県 × AUBA「BAK 2023」

神奈川県では、県内に拠点を持つ大企業と質の高いベンチャー企業による事業連携プロジェクトの創出と、オープンイノベーションに向けたコミュニティ形成を目的として、大企業・ベンチャー企業・研究機関・支援機関等に参画いただく協議会「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)」を主催しています(参加企業575社:2023年10月時点)。BAKでは、企業が抱える課題や実現したいテーマに基づき、大企業等とベンチャー企業のマッチングを行い、事業化に向けた支援を行っています。これまで、県内に拠点を置くパートナー企業や、連携して事業に取り組む意欲のある企業を公募し、共創による新たなプロジェクトの実現、早期の事業化に向け取り組んでいます。 https://www.pref.kanagawa.jp/docs/sr4/cnt/f537611/bak01.html


現在BAKでは、オープンイノベーション促進のためのプログラム

「BAK PARTNERS CONNECT 2023」にて、神奈川県に拠点を持つ企業との共創に繋がる機会を提供。神奈川県や事務局(eiicon)がプロジェクトの実現をサポートしています。


「BAK PARTNERS CONNECT 2023」参画企業

アマノ株式会社、株式会社エバラビジネス・マネジメント、株式会社小田急SCディベロップメント、株式会社小田急百貨店、株式会社川崎フロンターレ、京セラ株式会社、株式会社グリーンハウス、京浜急行電鉄株式会社、コニカミノルタジャパン株式会社、株式会社JTB、株式会社鈴廣蒲鉾本店、第一生命保険株式会社、株式会社デンソー、東急株式会社、日産自動車株式会社、富士工業株式会社、株式会社フジタ、富士フイルムビジネスイノベーション株式会社、株式会社マクニカ、株式会社横浜エクセレンス

(50音順 2023年10月12日現在)


 神奈川県 × AUBA「BAK PARTNERS CONNECT 2023」 https://bak.eiicon.net/partners2023


■eiicon 概要 https://corp.eiicon.net/

社名:株式会社eiicon

本社所在地:東京都港区虎ノ門二丁目2番1号 住友不動産虎ノ門タワー5階

代表者:代表取締役社長 中村 亜由子

事業内容:オープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」の運営、イベント企画・支援サービス、ソーシングサービスなど


株式会社eiiconは、日本最大級のオープンイノベーションプラットフォームとオープンイノベーションに特化したハンズオンコンサルティングで、企業の事業フェーズに合わせたOIの支援にて事業化をサポートしています。


・オープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」:https://auba.eiicon.net/ 

「価値ある出会いが未来を創る」をテーマに、オープンイノベーションのパートナーを探すことができる、ビジネスマッチングプラットフォーム。登録数28,000社。課題・事業成長に必要なリソースなど自社情報を登録、相互に発信し、企業の新たなつながりを実現・サポートします。

・AUBA Enterprise:

社内新規事業・オープンイノベーションプロジェクト含め、弊社の事業創出支援経験豊富なコンサルタントが企業ごとのお悩み・ニーズに応じフルカスタマイズで支援を設計。事業戦略の支援から実際のパートナー共創にむけた具体的な出会いの場の創出・チームアップ支援、新規事業創出支援まで企業のフェーズに合わせた支援にて事業化をサポートします。

・メディア「TOMORUBA」: https://tomoruba.eiicon.net/ 事業を創るビジネスパーソンのための“事業を活性化するメディア”。全国各地あらゆる業界のスタートアップ・中小企業・大手企業から地方自治体・大学まで、資金調達・資金提供・共同研究などの様々な情報や事業を創るためのノウハウ情報などを配信しています。


2022年12月、革新的で優れたサービスとして「第4回 日本サービス大賞」優秀賞を受賞。 https://service-award.jp/result04.html

2023年2月には、アクセラレーションプログラムを通じた全国のスポーツチーム/団体とパートナー企業とのマッチング、共創創出など、一連のオープンイノベーションへの取組により「第5回 日本オープンイノベーション大賞」スポーツ庁長官賞を受賞しました。 https://www8.cao.go.jp/cstp/stmain/20230120oip.html


※オープンイノベーション:

2003年(米)ヘンリー W. チェスブロウが提唱した、「企業内部と外部メディア・技術を組み合わせることで、革新的な新しい価値を創り出す」イノベーション方法論。社内の資源に頼るばかりでなく、社外との連携を積極的に取り入れるべきであるという主張の方法です。

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会社概要

株式会社eiicon

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URL
https://corp.eiicon.net/
業種
サービス業
本社所在地
東京都文京区後楽2-2-23 住友不動産飯田橋ビル2号館 3F
電話番号
03-6670-3273
代表者名
中村亜由子
上場
未上場
資本金
-
設立
2019年04月