【国立科学博物館】静岡大学・国立科学博物館共同企画展「テレビジョン技術のはじまりと発展」開催のお知らせ
【詳細URL:https://www.kahaku.go.jp/event/2022/12television/】
静岡大学・国立科学博物館共同企画展「テレビジョン技術のはじまりと発展」ポスター
「テレビジョン(television)」とは、情報通信技術を使って、離れた場所に映像と音声を送り、受像機で再現する放送設備のことで、日本で本格的な研究開発が始まってから、およそ1世紀が経ちました。戦後、実用化されると、広く「テレビ」と呼ばれるようになり、今や4K や8K といった超高精細映像が実現するなど、その研究開発は著しい進展を見せています。
本展では、技術の結晶とも言えるテレビについて、その原理から研究開発の歴史、先端研究の一例まで、関連資料とともに紹介します。
- 開催概要
静岡大学・国立科学博物館共同企画展「テレビジョン技術のはじまりと発展」
【会 場】国立科学博物館 (東京・上野公園) 地球館2階 常設展示室内
【会 期】2022(令和4)年12月13日(火)~2023(令和5)年2月5日(日)
【開館時間】午前9時~午後5時 ※入館は閉館時刻の30分前まで
【休 館 日】月曜日、12月28日(水)~1月1日(日・祝)、1月10日(火)
ただし1月2日(月・休)・9日(月・祝)は開館
※会期等は変更となることがあります。
【入 館 料】一般・大学生:630円(団体510円)(税込)、高校生以下及び65歳以上無料
※本展は常設展示入館料のみでご覧いただけます。団体は20名以上。
【お 願 い】入館前に検温、体調等の確認をし、発熱等がある場合は入館をお断りします。
詳細は、当館ホームページをご覧ください。
https://www.kahaku.go.jp/news/2020/reservation/reservation.html
【主 催】国立大学法人静岡大学、独立行政法人国立科学博物館
【協 力】環境省、公益財団法人高柳健次郎財団
【展示概要】本展チラシ参照
https://www.kahaku.go.jp/event/2022/12television/images/Television2022.pdf
- “日本のテレビの父” 高柳健次郎(1899~1990)
静岡県浜名郡和田村(現浜松市)に生まれる。1921年、東京高等工業学校(現東京工業大学)附設工業教員養成所を卒業。1924年、浜松高等工業学校(静岡大学工学部の前身)に赴任し、テレビジョン研究に着手する。1926年、雲母板上に書いた「イ」の字を、世界で初めてブラウン管上に電子的に表示することに成功した。1927年には真空管式の撮像管の特許出願を行うなど、その後は電子式テレビジョン放送の実現・発展に貢献した。
写真提供:国立大学法人静岡大学
- 展示紹介
【日本で最初の撮像に使われた「イ」の字】
1925年から1926年まで、撮像実験に使用された「イ」の字の雲母板。
所蔵:公益財団法人高柳健次郎財団
【”日本のテレビの父” 高柳健次郎直筆ノート】
1945年頃に高柳が使った実験ノート。技術を個別の要素に分けて几帳面に書かれていることが分かる。
所蔵:公益財団法人高柳健次郎財団、国立大学法人静岡大学高柳記念未来技術創造館
【高柳式テレビジョン装置の光電管】
光の明暗を電気信号に変換する真空管。1930年代前半に開発された高柳式テレビジョン装置で使用された。1936年から国立科学博物館の常設展示で展示されていた。
所蔵:国立科学博物館
【アイコノスコープ・テレビジョンカメラ】
アイコノスコープと呼ばれる、光を電気信号に変える特殊な真空管を使用したテレビジョンカメラ。1937年頃、日本放送協会技術研究所製。
所蔵:国立科学博物館
【ブラウン管受像機】
静電型の小型ブラウン管を使用した試作受像器。
所蔵:国立科学博物館
【ポータブルテレビ】
直視型では世界初と言われるオールトランジスター式テレビ。1960年、ソニー製。
所蔵:国立科学博物館
国立科学博物館ホームページ:https://www.kahaku.go.jp/
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