パキスタン性的虐待 被害者を守り、一刻も早いケアを 【プレスリリース】

ユニセフ南アジア地域事務所代表 声明

パキスタンの女の子。※本文との直接の関係はありません。© UNICEF_PAKA2011-00019_Pageパキスタンの女の子。※本文との直接の関係はありません。© UNICEF_PAKA2011-00019_Page

 

※本信は、ユニセフ本部の発信情報をもとに日本ユニセフ協会が作成・配信しています。
※原文は、http://www.unicef.org/media/media_82865.html からご覧いただけます。

【2015年8月11日 カトマンズ(ネパール)発】
パキスタン東北部パンジャブ州のカスール地区で、大勢の子どもを巻き込む性的虐待事件が明らかになったことを受け、ユニセフ南アジア地域事務所代表のフィリップ・コリは以下の声明を発表しました。

* * *

パキスタンのカスール地区で、数年間にわたって子どもへの性的虐待が行われていたという報告は、驚くべきものでした。ユニセフ(国連児童基金)はいま、この犯罪の全容を明らかにするべく、パキスタン政府と連絡を取り合っています。私たちは、被害者となった子どもたちの苦しみを思っています。更なる被害を防ぎ、心身を癒して回復への一歩を踏み出せるよう、被害者の子どもたちや家族には一刻も早いケアと保護が必要です。

子どもは決して、暴力や虐待、搾取に晒されてはなりません。カスールで起こった恐ろしい犯罪は、こうした虐待から子どもたちを守る努力がいかに足りないかを、私たちに突きつけています。

ユニセフはパキスタン政府と緊密に連携を取りながら、性的暴力や虐待のように子どもに被害をもたらす問題の発生を防ぎ、対応するために活動を続けています。パキスタン政府は、インターネット上の子どもの性的搾取の根絶を目指す「私たちは守ります(We Protect)」行動宣言に署名するなど、子どもの虐待をなくすための取り組みを行っており、ユニセフはこうした努力を歓迎しています。

子どもたちが二度とこのような恐ろしい犯罪の被害者とならないよう、ユニセフはパキスタン政府や地方自治体との連携拡大へ向けた準備ができています。

私たちはまた、パキスタン政府がこの事件の加害者の処罰に全力を尽くすことを望みます。
 

■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。(http://www.unicef.org/
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (http://www.unicef.or.jp/

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会社概要

公益財団法人日本ユニセフ協会

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URL
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業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都港区高輪4-6-12 ユニセフハウス
電話番号
03-5789-2016
代表者名
赤松良子
上場
未上場
資本金
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設立
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