阪神タイガース史上最大のミステリー。突然、「素人のおじいさん」が第8代監督に抜擢された、その真相を追うノンフィクション書籍、『虎の血 阪神タイガース、謎の老人監督』が集英社より2月5日に発売!
2023年シーズン、見事に日本一となった阪神タイガース。そのタイガースの長い歴史で「最大のミステリー」とされる人物がいた。第8代監督・岸一郎。1955年シーズン、プロ野球経験ゼロの還暦を過ぎた「おじいさん」が、突然、タイガースの一軍監督に大抜擢されてしまったのだ。
「なんでやねん?」 「じいさん、あんた誰やねん?」──困惑するメディア、ファンを尻目に、ニコニコ顔で就任会見に臨んだ老人は、一説には「私をタイガースの監督に使ってみませんか」と独自のチーム改革案を手紙に書いてオーナーに売り込んだともいわれる。
そんな奇っ怪な老人監督を待ち構えていたのは、策謀が渦巻くフロント陣と、ミスタータイガース・藤村富美男ら歴戦の猛虎たち。不穏な空気のなか、ペナントレース開幕からあっという間にタイガースは大混乱に陥っていく……。
熱烈なファンでも知る人の少ないこの出来事が、その後のタイガースの受難の始まりと言われるのはなぜなのか? そもそも「岸一郎」とは何者で、どこから現れ、どこへ消えていったのか? 大阪、満洲、敦賀に残るかすかな痕跡と、吉田義男、小山正明、広岡達朗ら当時を知る野球人たちへの執念の取材で、秘められた球史が次々と明かされるエンタメ・ノンフィクション。
著者プロフィール
村瀬秀信 (むらせ ひでのぶ)
1975年生まれ。ノンフィクション作家。神奈川県茅ヶ崎市出身。県立茅ケ崎西浜高校を卒業後、全国各地を放浪。2000年よりライターとしてスポーツ、カルチャー、食などをテーマに雑誌、ウェブで幅広く執筆。2017年から文春オンライン上で「文春野球コラムペナントレース」を主宰するほか、プロ野球関連イベントの司会・パネリストとしても出演多数。
著書に『4522敗の記憶』(双葉社)、『止めたバットでツーベース』(双葉社)、『気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている』シリーズ(講談社)などがある。
書籍情報
【書名】:『虎の血 阪神タイガース、謎の老人監督』
【著者】:村瀬秀信
【発売日】:2024年2月5日(月)
【定価】:1,980円(10%税込)
【ページ数】:320ページ
【ISBNコード】978-4-08-790149-8
https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-790149-8
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