パーソル・久留米工業大学・久留米市が「次世代モビリティ」エンジニアの育成に向けて連携
~21年8月サイバーセキュリティ領域を中心とした特別講座を実施~
総合人材サービスのパーソルグループにおいて人と技術の力を通じて世の中の生産性向上への貢献を目指すパーソルプロフェッショナルアウトソーシング株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:正木 慎二)と学校法人久留米工業大学(福岡県久留米市、学長:今泉 勝己、以下「久留米工業大学」)のインテリジェントモビリティ研究所および交通機械工学科は、「次世代モビリティ・サイバーセキュリティ領域」エンジニアの育成に向けて連携を開始しました。
最初の取り組みとして、2021年8月にパーソルの自動車・商用車開発などに関わるエンジニアが講師として務める特別講座を実施します。また、久留米市(市長:大久保 勉)は、“生活を技術で支える、未来のエンジニアを育成していく”本取り組みの考えに共感し協力する意向を表明しました。
今後、「企業(パーソルグループのIT・モノづくり領域)×大学(久留米工業大学)×地域(久留米市)」は、今回の特別講座をはじめに、さまざまな形で地域の研究・人材育成に向けた取り組みを推進してまいります。
最初の取り組みとして、2021年8月にパーソルの自動車・商用車開発などに関わるエンジニアが講師として務める特別講座を実施します。また、久留米市(市長:大久保 勉)は、“生活を技術で支える、未来のエンジニアを育成していく”本取り組みの考えに共感し協力する意向を表明しました。
今後、「企業(パーソルグループのIT・モノづくり領域)×大学(久留米工業大学)×地域(久留米市)」は、今回の特別講座をはじめに、さまざまな形で地域の研究・人材育成に向けた取り組みを推進してまいります。
久留米 市長:大久保勉様(左上)、久留米工業大学 学長:今泉 勝己様(右上)、同 インテリジェントモビリティ研究所長 東 大輔教授(左下)、パーソルプロフェッショナルアウトソーシング 代表取締役社長:正木 慎二(右下)
■背景:次世代モビリティ分野をリードする人材育成の必要性
2018年6月、政府は「Society 5.0」の実現に向けた「未来投資戦略2018」を閣議決定し、「次世代モビリティ・システムの構築」を重点プロジェクトの1つにするほか、国土交通省が発表した「生産性革命プロジェクト」でも「次世代モビリティの推進/スマートシティの推進」を強力に推進していく施策の1つとして紹介しています。
また、「MaaS/CASE」時代に向けた、次世代モビリティの技術革新は、新しい移動手段の変化だけに留まらず、私たちを取り巻く「生活」、「産業」そして「はたらく」ことにも大きな変化をもたらすと考えています。エンジニアに求められる技術要素も、「モノづくり」から、IoT、AI活用など先端技術も取り入れつつ、社会システムやサービスをどうデザインしていけるかという「コトづくり」への能力移行が注目されることもあり、自動車工学を基盤として先進ITスキルを身につけたエンジニアのニーズは、今後さらに高まることが予想されます。
そこで、福岡県の有数の工業地域に位置し地域の技術基盤として「実践に強い工学技術者」の育成を目指す久留米工業大学と、パーソルグループでITおよびモノづくり領域において専門性の高いエンジニア・技術力を保有しているパーソルプロフェッショナルアウトソーシングは、「次世代モビリティ分野をリードする人材育成」に向けて連携することとなり、久留米市も本取り組みの考えに賛同、協力することを表明いたしました。その最初の取り組みとして、2021年8月にパーソルの自動車・商用車開発などに関わるエンジニアが講師として参加する特別講座を実施します。
■概要:「サイバーセキュリティ領域」に特化した特別講座(計8講座)をパーソルが提供
自動車のソフトウェアコード数(開発行数)は劇的に増大中で、すでに「大型旅客機」や「パソコン」の開発コード数をはるかに上回る「1億行」を超える状態といわれています※。今後「電動化」や「自動運転」技術が進むと、2025年には現在(1億行)の6倍(6億行)にも増大するとの調査結果もあります。そのため、次世代モビリティ開発において、セキュリティ対策は欠かせない領域となることから、今回の特別講座は「サイバーセキュリティ領域」に特化したプログラムとなりました。
※出展:経済産業省、第四次産業革命スキル習得講座認定制度に関する検討会の資料より
https://www.meti.go.jp/shingikai/economy/daiyoji_sangyo_skill/pdf/005_04_00.pdf
【特別講座の詳細】
本特別講座は、パーソルプロフェッショナルアウトソーシングの傘下の4社にて、設計・開発・評価の最前線で活躍しているエンジニアが講師を務めます。
➤パーソルプロセス&テクノロジー株式会社 https://www.persol-pt.co.jp/
パーソルプロセス&テクノロジーは、お客様の事業課題に応じたコンサルティングやシステム開発、アウトソーシングほか、RPAやAIなどを駆使した最新のテクノロジーやサービスを提供し、人と組織の生産性向上を実現します。
➤パーソルR&D株式会社 https://www.persol-rd.co.jp/
パーソルR&Dは、自動車、航空宇宙、ロボット、家電などの領域で、機械、電気電子、制御ソフト、実験・認証、モデルベース開発の技術を駆使し、設計、研究開発から実験まで「ワンストップサービス」を提供しています。
➤パーソルテクノロジースタッフ株式会社 https://persol-tech-s.co.jp/corporate/
パーソルテクノロジースタッフは、IT・ものづくりエンジニアの人材派遣サービスを中心に、中小企業向けITアドバイザリーサービスやリモートワーク派遣といった、エンジニアのさまざまなはたらき方を支援するサービスを提供しています。
➤パーソルAVCテクノロジー株式会社 https://www.persol-avct.co.jp/
パーソルAVCテクノロジーは、映像音響機器や生活家電、モビリティなどの分野において、ソフトウェア・ハードウェアの開発や仕様・検証まで、お客様に最適な技術とソリューションを提供しています。
■今回の連携について
パーソルプロフェッショナルアウトソーシング株式会社 代表取締役社長 正木 慎二
MaaS/CASE時代に向けて「自動車も所有から共有利用」へ移行し「OEMを取りまく業界構造も大きく変わる」と言われます。
次世代の自動車開発には、従来の自動車開発技術を高めることに加えて、セキュリティ対策の重要性も高まっている状況。「IT・ものづくり」両者の専門性を併せ持つProfessional Outsourcing SBU※が、“未来のモビリティ開発”を担う、久留米工業大学の学生様に、開発現場のリアルな声とともに、知見を深めていただくきっかけをご提供できる事は大変喜ばしく思いますし、今後は、Professional Outsourcing SBU4社の技術を結集し、本講座開設のカリキュラム構築支援や、東教授が長らく推進していらっしゃる「対話型AI自動運転モビリティ」開発へも技術協業させていただく予定です。
この取り組みが、久留米市民の皆さまの将来の暮らしの利便性を高める一助になれば幸いです。
※パーソルグループのSBU体制について:https://www.persol-group.co.jp/corporate/group/
久留米工業大学 学長 今泉 勝己(左)
同 インテリジェントモビリティ研究所長 東 大輔 教授(右)
現在、久留米工業大学では”先端テクノロジーを活用した地域の活性化や、豊かで安全な生活に向けた地域に根差した研究・開発・実装” に向けて、研究開発を推進しています。
本連携は、人材教育領域だけでなく、久留米工業大学で研究開発中の対話型AI自動運転モビリティ、“パートナーモビリティ”の社会実装協力も見据えており、先進モビリティによる豊かで暮らしやすい地域の実現や、先端テクノロジーを活用した地域の活性化を目指し、久留米市、パーソルともに、一層協力連携を深めてまいります。
久留米市長 大久保 勉
パーソルプロフェッショナルアウトソーシング株式会社と久留米工業大学との連携の形として特別講座が設置されますこと心よりお慶び申し上げます。
パーソルグループは、2019年に久留米市へ進出されました。同社は業界大手として卓越したデジタル技術やノウハウを持たれており、それらが地域へ還元されることをかねてより期待していました。今回、まさに久留米工業大学が蓄積してきた「知」とビジネス第一線の「知」が融合することになります。
テーマの「サイバーセキュリティ」領域は、世界的にも高い関心を集めている分野です。本講座を通じて、次世代モビリティの開発者が多く生まれることは勿論、IoTやAIといった最先端のデジタル技術を駆使し、さまざまな社会課題に挑む次世代人材が「久留米から地域・世界」へ誕生することを心より望みます。
■久留米工業大学について<https://www.kurume-it.ac.jp/>
久留米工業大学は、1966年に設立された自動車工学を教育する短期大学を母体としており、これまでに数多くの自動車技術者を輩出してきました。自動車メーカーで開発を経験した教員も多く、実社会で役立つ自動車開発技術の教育を強みとしています。2015年には自動車業界がCASE、MaaSへのシフトすることを見据え、自動運転やAIなどの先進モビリティ技術と新たなモビリティサービスを研究する“インテリジェントモビリティ研究所”を発足。さらに交通機械工学科に先端交通機械コースを新設し、先進モビリティ技術の教育体制も整えて参りました。これらの取り組みが高く評価され、2018年の文部科学省 私立大学研究ブランディング事業をはじめ、複数の国家プロジェクト、自治体の政策事業などに採択されています。強みとする先進モビリティの教育と研究で、豊かで安全な社会の実現に貢献してまいります。
■インテリジェントモビリティ研究所について<http://www.12pt.org/azuma/iml/index.html>
久留米工業大学は「未来を感じる魅力的なモビリティ(乗り物)社会を研究する」ことを目的に、自動車システム工学専攻や交通機械工学科が中心となって「インテリジェントモビリティ研究所」を開設しました。
「乗りものに知性を。パートナーのような乗りものを創造する。」を研究所のスローガンに、今後、自動車技術をベースに、「自動運転」、「人工知能」、「IoT」などの先進技術を融合した「新たなモビリティ技術」で社会と地域の課題解決に取り組んでまいります。
■パーソルプロフェッショナルアウトソーシング株式会社について<https://www.persol-group.co.jp/professional_outsourcing/index.html>
パーソルプロフェッショナルアウトソーシング株式会社は、パーソルグループのProfessional Outsourcing SBUの中核会社(中間持株会社)として、2019年12月に発足。傘下にはパーソルプロセス&テクノロジー、パーソルR&D、パーソルテクノロジースタッフ、パーソルAVCテクノロジーをもち、IT・ものづくりエンジニアの人材派遣事業、ハード・ソフトウェアの設計開発や業務コンサルティングなど専門性の高い領域において事業展開をしています。パーソルグループの専門性を結集することで、IoT領域など、新たな事業領域への展開も加速してまいります。
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