ダッソー・システムズ、オートメーション技術の買収により工場バーチャルツイン戦略の実行を加速
※本メディアアラートは、仏ヴェリジー=ヴィラクブレーにて現地時間2025年 7月2日に発表したメディアアラートの日本語参考訳です。
ダッソー・システムズ(Euronext Paris: FR0014003TT8, DSY.PA、以下ダッソー・システムズ)は、本日、ソフトウェア定義型オートメーションシステムの開発企業であるアスコン・システムズ・ホールディングスGmbH社から、アスコン・キューブ技術を買収したことを発表しました。 この買収により、工場全体のバーチャルツインを設計、シミュレーション、最適化する高度な産業ソリューションの提供において、ダッソー・システムズのリーダーシップがさらに加速します。この進展により、オートメーション集約型産業の企業は、AIを活用した統合的な仕組みを通じて機械ごとに異なるソフトウェアをプログラミングし、生産工程を最適化することが可能になります。
アスコン・キューブ技術は、ソフトウェア定義型オートメーションのパイオニアであるアスコン・ホールディングスGmbH社によって開発され、工場のオートメーションシステムや、機械の最適化と管理において、新たな手法を提供してきました。特に、ハードコーディングされたPLCの非効率性や、柔軟性に欠ける異種混合の生産システムを克服することに焦点を当てたこのSaaS対応技術は、AIを活用し、モデルベースのソフトウェアプラットフォームを通じて設計、構築、制御を実現します。これにより、産業オートメーションプロセス全体で相互運用性と柔軟性が大幅に向上します。
生成経済において、急速に変化する需要や、新製品導入に合わせて生産ラインのオートメーションを適応・変更するのは非常に複雑です。各機械や装置には、それぞれ専用にプログラムされたソフトウェアが必要であり、何百台もの機械がある工場内では、ソフトウェアのプログラミングや再構成によって、生産品質、段取り替え、納品遅延が生じる可能性があります。ソフトウェア定義型オートメーション技術は、こうした課題を克服し、迅速な生産変更、品質向上、資産活用の最大化を支援します。
ダッソー・システムズは、このアスコン・キューブ技術を、3DEXPERIENCEプラットフォームの一部として展開されているDELMIAと統合します。これは、バーチャルツインの活用、AIエンジンの学習強化、顧客の知的財産保護を一体化した3D UNIV+RSESの展開を加速する上で、重要な一歩となります。
本技術は、機械レベルでのソフトウェア定義型オートメーションを基盤とし、新たな「Experience as a Service(XaaS)」の提供を可能にします。従来のPLCに代わり、生産工程の設計、検証、最適化、実行をかつてない精度で実現し、企業に対して迅速な意思決定、システムダウンタイムの削減、長期的な生産性向上、そして業務の柔軟性といった価値を企業に提供します。
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ダッソー・システムズについて
ダッソー・システムズは、人類の進歩を促進する役割を担う企業です。1981年の設立以来、同社はバーチャル世界を開拓し、消費者、患者、市民などすべての人々の現実世界をより良い方向へと導いてきました。ダッソー・システムズの3DEXPERIENCEプラットフォームを通じて、あらゆる規模、業界の37万のお客様が協力し、製品やサービスを創出、製造することで持続可能な革新を生み出し、社会に対して意義のある影響をもたらすことができます。より詳細な情報はホームページ、https://www.3ds.com/ja/(日本語)、https://www.3ds.com/(英語)をご参照ください。
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