探究学習教材「Surala My Story」2025年4月より提供開始
探究学習のカギ“問いづくり”を徹底サポート 自分だけの課題設定で探究心を引き出す
AIを活用したアダプティブな対話式 ICT 教材の開発と提供を行う株式会社すららネット(本社:東京都千代田区、代表取締役:湯野川孝彦)は、2025年4月に当社2つ目となる探究学習教材「Surala My Story」を開発、2025年4月より提供を開始いたします。
「Surala My Story」は、生徒と先生の双方にとって探究学習の最難関といわれる「問いづくり」に着目し、生徒一人ひとりが心から探究したいと思える課題設定に特化した教材です。一人ひとりの課題設定を丁寧にサポートすることで、生徒が主体的に取り組む探究学習を実現します。
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すららネット第2の探究学習教材 探究学習の最大の課題、「問いづくり」をゼロから学べる
すららネットでは、2023年に当社で初の探究学習ICT教材「Surala Satellyzer」の提供を開始しました。「Surala Satellyzer」は、探究学習に必要な基礎的な力を身につけることを目的とした教材です。宇宙をテーマにしており、設定された課題に対してグループで探究活動を進めます。
「Surala My Story」は、グループ活動も交えながら「個別の探究学習」を行うことを支援する教材です。生徒一人ひとりが主体的に探究学習を進めるためには、探究課題そのものが生徒自身にとって「やりたい」ことであり、「やる意味がある」ことが重要です。本教材では、一人ひとりの「関心ごと」と「実際の社会」を滑らかに繋ぐことに焦点を当て、心から探究したいと思える課題設定をサポートします。
自分だけの問いを探究していくことで未来のキャリアに繋がるような学びに出会ってほしい、そんな一人ひとりの「ストーリー」を紡ぐ一助になればという願いを込めて「Surala My Story」と名付けました。
自分だけの課題設定で探究心を引き出す「Surala My Story」の特長
「Surala My Story」は、探究学習の最難関である「問いづくり」の方法を体系化し、生徒が「自分だけの問い」を生み出せるよう設計された教材です。レクチャー動画やワークシートを活用し、個人・グループワークを組み合わせながら、探究スキルを効果的に習得できるよう構成しています。さらに、授業マニュアルやサポートツールを備え、先生の負担を軽減しつつ、生徒の主体的な探究を支援します。
【特長①】「自分だけのオリジナルの問い」をつくりだすスモールステップカリキュラム
「Surala My Story」は、一人ひとりの原体験やアイデンティティに基づき、心から探究したいと思える問いをつくりだすカリキュラムです。まずは、自分の興味や好きなこと、得意なことや強みを深掘りしながら、自分らしさを言語化するところからスタートします。そして、自分らしさと社会とのつながりを見出す中で、心を揺さぶられる疑問や課題感に出会い、それを「自分だけのオリジナルの問い」へと育てていきます。
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【特長②】インプットとアウトプットをバランスよく構成
各授業コマは、レクチャー動画によるインプットとワークシートを用いたアウトプットをバランスよく組み合わせた構成になっています。レクチャー動画では、ワークの進め方の説明に加え、情報収集に必要なリテラシー等の基礎知識や、探究を進める上でのマインドセットも扱っており、探究に必要な知識と技能をバランスよく体得することができます。また、個人ワークとグループワークを効果的に織り交ぜているため、個人ワークでの思考の行き詰まりを適宜解消しながら、他者の視点を取り入れ学びを深められる仕組みになっています。
こうしたプロセスを通じて、生徒の自己肯定感を育みながら心理的安全性を高め、探究学習に対する主体的な取り組みへと生徒を導くことができます。
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【特長③】個人探究ならではの先生の負担を軽減する充実したツール
授業を運営しながら、生徒一人ひとりの異なる興味や関心に対応し、「問いづくり」をサポートすることは容易ではなく、先生にとって大きな負担となります。そこで、「Surala My Story」では、授業コマごとに授業マニュアルを用意しました。授業の進行案やワークの意図、生徒の活動を見守る視点や声かけのポイントなどを詳しくまとめることで、先生の負担を軽減しながら、スムーズな授業運営をサポートします。
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<「Surala My Story」開発に込めた思い>
すららネットコンテンツグループの久保田愛理は、元教員の経験を活かし、本コンテンツの開発に携わりました。開発の経緯とプロダクトに込めた思いを次のように語ります。
「自分らしい問い」をつくる力こそ、人生を豊かにするカギ
~現場の課題から生まれた、開発ストーリー~
株式会社すららネット 企画開発本部 コンテンツグループ 久保田愛理
「Surala My Story」の開発は、当社のマーケティング本部 学校グループのメンバーが、担当高校における探究の課題感をコンテンツグループメンバーに相談したことがきっかけとなり、同校との共同研究としてスタートしました。同校の先生方や生徒の皆さんのご協力のもと、何度も学校へ足を運び、日々生徒一人ひとりに向き合う先生方だからこそ持つノウハウを吸収しながら、現場に寄り添ったカリキュラムとなるよう開発を進めてきました。
「Surala My Story」を通じて問いを生み出した生徒たちは、みなイキイキした表情で、自分の言葉で問いをつくってきたストーリーやこれから挑戦したいことを堂々と語ってくれます。その姿が印象的で、何よりも嬉しい瞬間でした。開発を通して「自分らしい問いをつくりだす力こそが、一人ひとりのやりたいことを実現し、人生をより豊かにする鍵になる」と改めて実感しました。
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AIの発展により、多くの課題に対しては「もっともらしい正解」が簡単に得られる時代になりました。しかし、自分らしい切り口で問いを設定し、解決に向かう力こそが、人間にしかない一人ひとりのクリエイティビティを発揮させる重要な力であり、探究だけでなく、教科学習や進路選択へと繋がる原動力になるはずです。
現在も、「Surala My Story」のさらなるアップデートに向けて、様々な導入校の先生方からお話を伺いながら、チーム一丸となって研究を進めています。この教材が、先生方とともに「より良い探究のあり方」を模索し、実現するためのプラットフォームとなることを目指し、引き続き開発を進めていきます。
<「Surala My Story」活用事例動画>
「Surala My Story」の共同開発を行った高校での活用事例を動画でご覧いただけます。
動画URL https://youtu.be/5ZU5R507mzo
<探究学習教材「Surala My Story」に関するお問い合わせ先>
すららネット 学校グループ:gakkou@surala.jp
■探究学習ICT教材「Surala Satellyzer」
探究学習で生徒自身に必要な基礎的な探究スキルとして、テーマに対する基本知識(課題への興味関心)、自分の考えを言語化してまとめる(論理力、語彙力)、メンバーと議論し内容を詰めていく(コミュニケーション力、思考フレームワーク)、この3点に着目しました。学習活動を行っていく中で、探究基礎スキルが自然に、確実に身につくプログラムの設計をしています。また先生に対しては、授業の事前準備の手間を省き、評価軸や評価方法の統一、探究学習で習得させるスキルの認識合わせができるよう指導マニュアルを完備しています。
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NECスペーステクノロジー株式会社と共同開発し、宇宙というテーマを通じて、遠い世界と実生活とのつながりなど幅広い視野を持つ機会を生徒に提供するICT教材です。
「Surala Satellyzer」公式WEBサイト http://surala.jp/school/service/satellyzer
■株式会社すららネット
すららネットは、「教育に変革を、子どもたちに生きる力を。」を企業理念に掲げ、AIを活用したアダプティブな対話式ICT教材「すらら」「すららドリル」などを開発・提供しています。現在、国内の2,600校以上の学校や学習塾で導入され、約25万人の児童生徒が利用しています。全国の公立学校や有名私立学校、大手塾での活用が広がる一方、不登校や発達障がい、経済的困難な状況の子どもたちにも学習機会を届けることで、教育課題の解決に取り組んでいます。2017年には、代表的な EdTech スタートアップ企業として東証マザーズ市場(現東証グロース市場)に上場しました。
・コーポレートサイト https://surala.co.jp/
・サービスサイト https://surala.jp/
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